ひとくちメッセージ
自家製サルシッチャを焼き、ズッキーニを香ばしく焼き、太白胡麻油で作ったチーズなしジェノベーゼをごはんに合わせる。
そこにオイスターソースの旨み、赤ピーマンの甘み、半熟目玉焼きの黄身。
仕上げに花山椒をふわり。
ジェノベーゼなのに、白米に合う。
リゾットなのに、どこか中華。
そして目玉焼きがのると、急に全員が仲良くなる。
そんな、くん流の中華風ジェノベーゼリゾットです。
今日の料理
サルシッチャとズッキーニの中華風ジェノベーゼリゾット
半熟目玉焼きと花山椒の香り
自家製サルシッチャには、フェンネル、セージ、にんにく、白胡椒、黒胡椒。
イタリアンの香りをまとった豚肉に、オイスターソースと太白胡麻油ジェノベーゼを合わせました。
チーズを使わないジェノベーゼなので重くならず、ごはんとの相性も抜群。
最後に花山椒をかけることで、バジルの香りと豚の旨みがすっと締まります。
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 自家製サルシッチャ | 2本分ほど |
| ズッキーニ | 1本 |
| 玉ねぎ | 1/4個 |
| 赤ピーマン | 1個 |
| 青菜の茎など | あれば少々 |
| ごはん | 茶碗1杯分 |
| 鶏ガラスープまたは水 | 150〜200ml |
| 太白胡麻油ジェノベーゼ | 大さじ1〜2 |
| オイスターソース | 小さじ1〜2 |
| 紹興酒または酒 | 大さじ1 |
| 醤油 | 少々 |
| 黒胡椒 | 少々 |
| 花山椒 | 仕上げに少々 |
| 卵 | 1個 |
| 太白胡麻油 | 適量 |
※ジェノベーゼは、太白胡麻油ベース・チーズなしのものを使用しています。
チーズ入りの一般的なジェノベーゼを使う場合は、量を少し控えめにすると重くなりにくいです。
太白胡麻油で作るチーズなしジェノベーゼ
今回のジェノベーゼは、オリーブオイルではなく九鬼の太白純正胡麻油で作りました。
太白胡麻油は香りが強すぎず、素材の風味を邪魔しにくい油です。バジルやにんにくの香りを生かしながら、チーズなしでも軽やかな香味だれのように使えます。
だから今回のように、ごはん、オイスターソース、サルシッチャ、ズッキーニと合わせても重くなりすぎません。ジェノベーゼなのに白米に合う。その理由のひとつが、この太白胡麻油です。
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自家製調味料が好きな方には、食べる辣油や黒豆麹味噌のアレンジもおすすめです。香りと旨みを仕込んでおくと、いつものごはんが少しだけ事件になります。
| くんの自家製サルシッチャ材料 | 分量 |
|---|---|
| 豚挽き肉 | 250g |
| 塩 | 3g |
| にんにく | 少々・すりおろし |
| セージ | 1.5g |
| フェンネル | 5g |
| 白胡椒 | 少々 |
| 粗挽き黒胡椒 | 少々 |
豚挽き肉に塩、にんにく、セージ、フェンネル、白胡椒、黒胡椒を混ぜて、棒状に成形します。
腸詰めしなくても大丈夫。
いわば、くんの台所式“腸詰めしないサルシッチャ”です。
サルシッチャらしい香りを出すなら、フェンネルはぜひ入れたいところです。豚肉の脂に甘く爽やかな香りが重なり、ただの肉だねから一気に“イタリアの顔”になります。

| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1 | 玉ねぎ、赤ピーマン、青菜の茎を太白胡麻油で炒める。玉ねぎがしんなりするまで炒め、甘みを出す。 |
| 2 | ズッキーニは厚めの輪切りにし、別で両面に焼き色をつける。炒めるというより、焼く。 |
| 3 | 自家製サルシッチャを加え、表面を香ばしく焼く。崩しすぎず、肉の存在感を残す。 |
| 4 | 鶏ガラスープまたは水を加え、オイスターソース、紹興酒、醤油少々で味を整える。 |
| 5 | 焼いたズッキーニ、炒めた野菜を戻し、ごはんを加える。 |
| 6 | 中火で水分を飛ばしながら混ぜ、ごはんの周りにソースをまとわせる。 |
| 7 | 火を弱め、太白胡麻油ジェノベーゼを加える。香りを飛ばさないよう、最後に加えるのがポイント。 |
| 8 | 器に盛り、焼いたサルシッチャとズッキーニを見えるようにのせる。 |
| 9 | 半熟目玉焼きをのせ、仕上げに花山椒と黒胡椒をふる。 |
おいしく作るコツ
ズッキーニは先に焼く
ズッキーニはリゾットにそのまま入れると、水分が出てやわらかくなりすぎます。
先に焼き色をつけておくと、香ばしさと甘みが出ます。
このひと手間で、ズッキーニが「具材」から「主役級の具材」に昇格します。
昇進辞令、発令です。
ジェノベーゼは最後に入れる
ジェノベーゼは最初から煮込まない方が良いです。
バジルの香りが飛び、色もくすみます。
今回のように太白胡麻油ベースでチーズなしのジェノベーゼは、香味だれのように使うのが正解。
仕上げに加えることで、バジルの香りがしっかり残ります。
花山椒も最後にかける
花山椒は最後にかけます。
煮込むと香りが強く出すぎたり、バジルやフェンネルの香りとぶつかることがあります。
仕上げに少しだけかけると、柑橘のような香りと軽いしびれが残り、後味がきれいに締まります。
今回の花山椒は、主役ではなく余韻担当。
でも食後に「あれ、最後に誰かいい仕事したな」と思わせる存在です。
目玉焼きは半熟がおすすめ
チーズなしジェノベーゼは軽く仕上がる分、卵黄を合わせるとコクが出ます。
半熟の黄身を崩すと、バジル、オイスターソース、豚の旨みが一気にまとまります。
黄身は、味の会計係。
バラバラに見える香りと旨みを、最後にきっちり帳尻合わせしてくれます。
味わい
ひと口目は、サルシッチャの豚の旨み。
そこにフェンネルとセージの香りがふわっと広がります。
ズッキーニは焼き目が香ばしく、中はじゅわっと甘い。
赤ピーマンの甘みと青菜の食感が入り、リゾット全体に軽さが出ます。
太白胡麻油ジェノベーゼは、チーズなしなので重たくありません。
バジルの香りがごはんに寄り添い、オイスターソースの旨みが白米側へ引き寄せます。
そして最後に花山椒。
ピリピリではなく、ふわっと香る。
中華でもイタリアンでもない、くんのごはんらしい一皿になりました。
味の決め手はオイスターソースと花山椒
今回使ったオイスターソースは、石渡商店の「気仙沼完熟牡蠣のミルキーオイスターソース」です。牡蠣の旨みが濃く、少量でも料理全体に深みが出ます。
チーズなしジェノベーゼだけだと香りは軽やかですが、ここにオイスターソースを少し加えることで、ごはんに合う旨みが生まれます。入れすぎると全体が重くなるので、小さじ1〜2くらいがちょうど良いです。
仕上げに花山椒をかけると、サルシッチャのフェンネル、バジル、牡蠣の旨みがすっと締まります。
ソムリエのひとこと
この料理に合わせるなら、白ワインなら ソーヴィニヨン・ブラン。
バジル、ズッキーニ、花山椒の青く爽やかな香りと相性が良いです。
もう少し丸く合わせるなら、ヴェルメンティーノ。
太白胡麻油とサルシッチャの脂を受け止めつつ、後味を軽くしてくれます。
赤なら、軽めの ピノ・ノワール。
ただし花山椒を効かせているので、重たい赤よりも、軽やかで酸のあるタイプがおすすめです。
まとめ
太白胡麻油で作るチーズなしジェノベーゼは、パスタだけでなくごはんにもよく合います。
自家製サルシッチャの香草の香り、ズッキーニの甘み、オイスターソースの旨み。
そこに半熟目玉焼きと花山椒を合わせることで、イタリアンでも中華でもない、くん流のごはん料理になりました。
ジェノベーゼなのに白米に合う。
リゾットなのにオイスターソースがいる。
サルシッチャなのに花山椒が香る。
国籍欄は少し迷いますが、食べれば納得。
おいしいものは、だいたい途中で仲良くなります。
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