食べチョクで注文していた、冷凍生食用牡蠣が届きました。
届いた箱を開けると、そこには殻付きの牡蠣。
しかも、大ぶり。
冷凍とはいえ、殻の迫力がすごいです。
これはもう、宅配便で届いたというより、台所に小さな港が開港したような気分です。
「本日の水揚げです」と言われたら、こちらも思わず長靴を探してしまうところでした。
履かなくて大丈夫です。
ここは台所です。
今回はこの大ぶりの冷凍生食用牡蠣を、冷水で解凍して、牡蠣と大葉のポモドーロにしました。
これが、激ウマ。
ポイントは、牡蠣を先に焼かないこと。
生のままトマトソースに入れて、1〜2分だけボイルすること。
すると、牡蠣の出汁がトマトソースに移って、ソースの旨みが一気に爆発します。
トマトの酸味。
牡蠣のミネラル。
大葉の香り。
これはもう、ポモドーロという顔をした、海のごちそうです。
食べチョクで届いた冷凍生食用牡蠣

今回使ったのは、食べチョクで購入した冷凍生食用の殻付き牡蠣です。
袋を開ける前から、すでに牡蠣の存在感がすごい。
殻付きなので、見た目にも迫力があります。
冷凍牡蠣というと、
「水っぽくならないかな?」
「解凍したら身が小さくならないかな?」
「加熱したら縮みそうだな」
と少し心配になります。
でも今回は、大ぶりの殻付き牡蠣。
これはもう、パスタにしたら絶対においしい。
料理人の頭の中では、この時点でもうトマトソースが温まっています。
実際のフライパンはまだ冷たいのに、脳内だけ先にランチ営業が始まっています。食べチョクで届いた冷凍生食用牡蠣。大ぶりで、解凍後も存在感がありました。冷凍牡蠣は「水っぽくならないかな?」と思っていましたが、これはトマトソースに入れた瞬間、牡蠣出汁が一気に広がるタイプでした。
【食べチョクリンク】食べチョクで大ぶり牡蠣を探す

冷凍牡蠣は冷水解凍がおすすめ

冷凍牡蠣は、冷水で解凍しました。
常温で長く置くのではなく、冷たい水でじんわり戻します。
温度を上げすぎず、牡蠣の状態を見ながら解凍するのがポイントです。
殻付き牡蠣の場合、解凍後に殻の表面や隙間を軽く確認して、汚れが気になるところはさっと洗います。
冷凍だからといって乱暴に扱うと、せっかくの牡蠣がかわいそうです。
牡蠣にも牡蠣の事情があります。
こちらの都合で急にぬるま湯につけられても困るわけです。
冷水でゆっくり。
ここは落ち着いていきます。
解凍後の牡蠣は大ぶりで存在感あり

冷水解凍した牡蠣がこちら。
大ぶりです。
これはうれしい。
牡蠣料理は、身の大きさで満足感がかなり変わります。
もちろん小さな牡蠣にも良さはありますが、パスタにするなら、大ぶりの牡蠣はやっぱり強い。
トマトソースの中に入れた時に、牡蠣の旨みがしっかり出ます。
そして食べた時に、ちゃんと「牡蠣を食べている」という満足感があります。
ここで大切なのは、火を入れすぎないこと。
大ぶり牡蠣だからこそ、縮ませたくない。
せっかく立派な牡蠣が届いたのに、火を入れすぎて小さくなったらもったいないです。
大ぶり牡蠣が小さくなると、ちょっと切ない。
まるで会議で勢いよく発言したのに、最後は「一旦持ち帰ります」で終わるようなものです。
牡蠣には、ちゃんと主役のまま皿に乗ってもらいます。
牡蠣と大葉のポモドーロのポイント
今回の最大のポイントはここです。
牡蠣は、生のままトマトソースに入れます。
先に焼かない。
炒めない。
トマトソースの中で、1〜2分だけ軽くボイルします。
すると、牡蠣の出汁がトマトソースに移ります。
この瞬間、ソースの旨みが一気に変わります。
普通のトマトソースが、牡蠣のミネラルと旨みをまとって、海のポモドーロになります。
ただし、ここで長く煮てはいけません。
牡蠣は火を入れすぎると縮みます。
なので、ソースの中で1〜2分だけ火を入れたら、いったん牡蠣を取り出します。
その後、牡蠣の出汁が移ったトマトソースにパスタを絡めます。
最後に牡蠣を戻して、大葉をのせて完成。
この流れです。
牡蠣の旨みはソースに移す。
でも牡蠣の身は縮ませない。
ここが、今回のポモドーロのいちばん大事なところです。
牡蠣と大葉のポモドーロの材料
| 材料 | 分量 | ポイント |
|---|---|---|
| パスタ | 1人前 | ソースと絡めるので、表示時間より少し短めに茹でるのがおすすめです。 |
| 冷凍生食用牡蠣 | 好みの量 | 大ぶりの牡蠣を使うと、満足感と出汁の強さが違います。 |
| トマトソース | 適量 | 市販でも自家製でも大丈夫です。牡蠣の旨みが入るので、味は濃くしすぎないのがおすすめです。 |
| にんにく | 少々 | 入れすぎず、香りを添えるくらいで十分です。 |
| オリーブオイル | 適量 | にんにくの香り出しに使います。 |
| 白ワイン | 少々 | あれば加えると、牡蠣の香りがきれいにまとまります。 |
| 大葉 | たっぷり | 仕上げにのせます。牡蠣とトマトの濃い旨みを軽くしてくれます。 |
| 塩 | 適量 | 牡蠣の塩気もあるので、最後に調整します。 |
| 黒胡椒 | 少々 | 仕上げにお好みで。 |
トマトソースは、市販のものでも、自家製でも大丈夫です。
牡蠣の旨みが入るので、ソースはあまり強くしすぎない方が良いです。
にんにくも入れすぎず、香りを少し添えるくらい。
主役は牡蠣です。
トマトソースは名脇役。
大葉は最後に現れて全部をまとめる、仕事のできる司会者です。
牡蠣と大葉のポモドーロの作り方
| 手順 | 作り方 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 冷凍生食用牡蠣を冷水で解凍します。 | 常温放置ではなく、冷水でじっくり戻します。殻の汚れが気になる場合は、解凍後に軽く洗います。 |
| 2 | 鍋に湯を沸かし、塩を入れてパスタを茹でます。 | ソースと絡める時間を考えて、表示時間より少し短めに茹でるのがおすすめです。 |
| 3 | フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、香りを出します。 | にんにくは焦がさないように、弱火でじっくり香りを移します。 |
| 4 | トマトソースを加えて温めます。 | ここでソースの味を決めすぎないのがポイント。あとから牡蠣の旨みと塩気が入ります。 |
| 5 | 解凍した牡蠣を、生のままトマトソースに入れます。 | 牡蠣を先に焼かず、トマトソースの中でボイルすることで、牡蠣の出汁がソースに移ります。 |
| 6 | 牡蠣をトマトソースの中で1〜2分ほど加熱します。 | 長く煮ると身が縮むので、火が入りすぎる前にいったん取り出します。 |
| 7 | 牡蠣を取り出したトマトソースに、茹で上げたパスタを入れて絡めます。 | 牡蠣の出汁が移ったトマトソースを、パスタにしっかり吸わせます。 |
| 8 | 最後に牡蠣を戻し、器に盛りつけます。 | 牡蠣は最後に戻すことで、大ぶりのふっくら感を残せます。 |
| 9 | 刻んだ大葉をたっぷりのせて完成です。 | 大葉の香りが、牡蠣とトマトの旨みを軽やかにまとめてくれます。 |

ここで煮すぎると、せっかくの大ぶり感がどこかへ旅立ちます。
戻ってきません。
牡蠣の旅立ちは、意外と早いです。
だから、ソースでボイルする時間は1〜2分。
牡蠣の出汁はソースへ。
牡蠣の身はふっくらのまま。
この二段構えでいきます。
牡蠣出汁がトマトソースに移ると、旨みが爆発する
食べてみると、まずトマトの酸味がきます。
そこに牡蠣の旨みとミネラルが重なります。
これはおいしい。
牡蠣を生のままソースに入れたことで、牡蠣の出汁がトマトに移っています。
だからソースの味が平面的ではなく、奥に海の旨みがあります。
そして大葉。
この大葉がとても良いです。
牡蠣とトマトだけだと、旨みが濃くなります。
そこに大葉の青い香りが入ることで、後味が軽くなります。
濃いのに重くない。
旨いのにしつこくない。
イタリアンの顔をしているけれど、どこか日本の食卓にも寄り添う味です。
これは、ポモドーロ界の帰国子女です。
トマトソースの発音は良いけれど、最後は大葉でごはんにも寄せてくるタイプです。
余った牡蠣はコンフィに

今回、牡蠣の一部はコンフィにしました。
作り方はシンプルです。
牡蠣を1分ほど牡蠣出汁醤油でボイルしてから、太白胡麻油に漬けます。| 材料 | 分量 | ポイント |
|---|---|---|
| 牡蠣 | 好みの量 | 大ぶりの牡蠣がおすすめです。 |
| 牡蠣出汁醤油 | 牡蠣が軽く浸かる程度 | 牡蠣を1分ほどボイルするために使います。 |
| 太白胡麻油 | 牡蠣が浸かる程度 | 香りが穏やかなので、牡蠣の旨みを邪魔しません。 |
| 手順 | 作り方 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 牡蠣出汁醤油を温めます。 | 沸騰させすぎず、牡蠣にやさしく火を入れるイメージです。 |
| 2 | 牡蠣を入れて、1分ほどボイルします。 | 火を入れすぎると身が縮むので、短時間で引き上げます。 |
| 3 | 清潔な容器に牡蠣を入れます。 | 保存する場合は、容器を清潔にしておきます。 |
| 4 | 太白胡麻油を注ぎます。 | 牡蠣が油に浸かるようにします。 |
| 5 | 冷蔵庫で保存します。 | そのまま食べても、パスタやサラダに使ってもおいしいです。 |
これがまた良い。
火を入れすぎず、牡蠣のふっくら感を残したまま、油に漬ける。
太白胡麻油は香りが穏やかなので、牡蠣の味を邪魔しません。
冷蔵庫にこれがあると、かなり心強いです。
そのまま食べてもいい。
パスタにしてもいい。
サラダにのせてもいい。
お酒のつまみにもいい。
冷蔵庫を開けた時に、牡蠣コンフィがある。
それだけで、少し人生に余裕が出ます。
大げさではありません。
牡蠣のオイル漬けには、そういう力があります。
牡蠣のオイル漬けについては、こちらの記事にも書いています。牡蠣のオイル漬けの詳しい作り方はこちら
https://kunnogohan.jp/?p=3597

ソムリエのひとこと
牡蠣と大葉のポモドーロには、ミネラル感のある白ワインがよく合います。
おすすめは、ヴェルメンティーノ、グリッロ、ソアーヴェ、アルバリーニョあたり。
牡蠣のミネラル。
トマトの酸味。
大葉の青い香り。
この3つを、白ワインの酸とミネラルがきれいにつないでくれます。
特にヴェルメンティーノは相性が良いです。
海のニュアンスがあり、トマトの酸にも寄り添いやすい。
牡蠣の旨みを重たくせず、すっと持ち上げてくれます。
もう少し華やかにするなら、冷やしたロゼもありです。
トマトソースの赤みに、ロゼの果実味。
牡蠣の旨みに、ロゼの酸。
これは休日の昼に飲んだら最高です。
もちろん、休日でなくても大丈夫です。
ワインに曜日の概念はありません。
まとめ
食べチョクで届いた大ぶりの冷凍生食用牡蠣。
今回は冷水解凍して、牡蠣と大葉のポモドーロにしました。
ポイントは、牡蠣を生のままトマトソースに入れること。
1〜2分だけソースの中でボイルして、牡蠣の出汁をトマトソースに移します。
そして、身が縮む前にいったん取り出す。
最後に、牡蠣の旨みが移ったソースにパスタを絡め、牡蠣を戻して大葉をのせる。
これだけで、ポモドーロが一気にごちそうになります。
冷凍牡蠣、正直かなり使えます。
届いたら冷水解凍。
ポモドーロにしてもいい。
コンフィにしてもいい。
冷凍庫にあるだけで、食卓の戦闘力が上がります。
いや、戦闘力どころではありません。
冷凍庫に牡蠣がある日は、こちらの気持ちが少し強気になります。
「今日は何もない」ではなく、
「今日は牡蠣がある」。
この差は大きいです。
牡蠣とトマトと大葉。
これはまた作ります。
白ワインを冷やしてから。

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