くんのジェノベーゼまとめ|バジル・ケール・大葉・山椒・花椒で作る万能ソースとアレンジレシピ

パスタレシピ

ジェノベーゼ。

この言葉を聞くと、普通はバジル、松の実にんにくチーズオリーブオイルを思い浮かべます。

いわゆる、イタリア・リグーリア生まれの緑の名作。

ところが、くんの台所では、そこから少しずつ話が広がりました。

バジルだけでなく、ケール。

ケールは食べチョクのマスダケールさんのが美味しいです

松の実だけでなく、ありがとうナッツのくるみアーモンド

オリーブオイルだけでなく、太白胡麻油

塩だけでなく、透明醤油

そして、生山椒、花椒、大葉、イカ墨スパゲッティーニエシレバター

気づけばジェノベーゼが、かなり多国籍になっていました。

もはや台所の中で、緑色の国際会議が開かれております。

議題はもちろん、

「ジェノベーゼはどこまで自由になれるのか」

結論から言うと、かなり自由です。

ただし、自由には方向性が必要です。自由すぎると、冷蔵庫の中で迷子になります。大葉が泣きます。バジルも少し困ります。

そこで今回は、これまで作ってきたくんのジェノベーゼ記事をまとめて、

  • どのジェノベーゼがどんな味なのか
  • どんな料理に合うのか
  • パスタ以外にどう使えるのか
  • どんなワインやお酒に合うのか

を、わかりやすくまとめてみました。

名づけて、

くんのジェノベーゼ図鑑。

図鑑と言いながら、途中でかなりお腹が空く仕様になっております。

くんのジェノベーゼとは?

くんのジェノベーゼは、いわゆる王道のジェノベーゼだけではありません。

もちろん、バジルとナッツで作る基本のソースもあります。

でも、そこから少しずつ、くんの台所らしく変化していきます。

たとえば、バジルの代わりにケール。

オリーブオイルの代わりに太白胡麻油。

松の実の代わりに、くるみやアーモンド。

塩だけでなく、透明醤油で旨みを足す。

さらに、生山椒や花椒で、爽やかなしびれを加える。

つまり、くんのジェノベーゼは、

イタリアの基本を大事にしながら、和と中華の香りを少しずつ重ねた万能ソースです。

これがかなり使いやすい。

パスタはもちろん、魚、肉、野菜、リゾット、カルパッチョ、ごはんにも合います。

ジェノベーゼというより、もはや緑の調味料。

冷蔵庫にあると、食卓の雰囲気が急に整います。

ネクタイを締めたバジルです。

くんのジェノベーゼ早見表

ジェノベーゼ主な材料味の特徴おすすめの使い方
基本のバジルジェノベーゼバジル、ナッツ、チーズ、オリーブオイル王道。香りが鮮やかで万能パスタ、魚介、鶏肉、冷製パスタ
ケールジェノベーゼケール、くるみ、アーモンド、パルミジャーノ青さは穏やか。コクがしっかりパスタ、肉料理、野菜料理
太白胡麻油と花椒ジェノベーゼバジル、くるみ、太白胡麻油、透明醤油、花椒和中寄り。軽くて魚介に合うカルパッチョ、フェデリーニ、青菜
生山椒とバジルのアーモンドジェノベーゼバジル、生山椒、アーモンド、アンチョビ、太白胡麻油青い香りと爽やかなしびれ真鯛カマ焼き、エビ小松菜フジッリ、じゃがいも
山椒ジェノベーゼ・リングイネ山椒ジェノベーゼ、サルシッチャ、焼きズッキーニ肉の旨みと山椒の香りが合うしっかり食べたいパスタ
チーズなしジェノベーゼリゾットチーズなしジェノベーゼ、サルシッチャ、ズッキーニ、ごはんごはんに合う和中リゾットリゾット、炒めごはん、目玉焼きのせ
大葉ジェノベーゼとイカ墨パスタ大葉、花椒、イカ墨スパゲッティーニ、エシレバター爽やかで上品。海の香りとバターのコク大人のパスタ、白ワインのお供

こうして並べてみると、同じジェノベーゼでも、かなり性格が違います。

同じ名字だけど、兄弟全員まったく違う仕事をしている家族です。

まずは基本|バジルとナッツの緑の魔法

最初に押さえておきたいのが、基本のジェノベーゼソースです。

バジル、ナッツ、にんにく、チーズ、オリーブオイル。

これがジェノベーゼの土台です。

くんの基本レシピでは、黒くならない、苦くならない、青臭くならない作り方を大事にしています。

ポイントは、長く回しすぎないこと。

そして、塩を入れるタイミング。

バジルは繊細です。

強く回しすぎたり、熱が入ったりすると、せっかくの青い香りが弱くなります。

バジルは意外とデリケートです。

見た目は葉っぱですが、心は若手俳優くらい繊細です。

基本のジェノベーゼは、パスタはもちろん、魚介のグリル、鶏肉、じゃがいも、冷製パスタにもよく合います。

まずはここを作っておくと、くん流ジェノベーゼの世界に入りやすいです。

基本のジェノベーゼはこちら

バジルとナッツで作る、くんの基本ジェノベーゼ。黒くならない、苦くならない、青臭くならない作り方をまとめています。

ジェノベーゼソース|バジルとナッツの緑の魔法

🌿ジェノベーゼソース|バジルとナッツの緑の魔法
ひとくちメッセージ黒くならない。苦くならない。青臭くならない。“乳化のさせ方”と“塩の入れどき”を覚えれば、お店のような美しい緑に。香りをそのまま閉じ込めた、生命力あふれるソースです。🥣 材料(作りやすい分量)材料分量バジルの葉(摘みたてが...

バジルなしで作る|ケールのジェノベーゼ

次はケールのジェノベーゼです。

ケールというと、サラダや健康食のイメージが強いかもしれません。

「栄養あります」

「意識高いです」

「朝からスムージーです」

という顔をしている野菜です。

でも、ジェノベーゼにすると、これがかなり美味しい。

バジルよりも青さが穏やかで、ナッツとチーズのコクが前に出ます。

火を入れても香りが残りやすいので、パスタにしても存在感があります。

バジルが香りで勝負するなら、ケールはコクで勝負。

派手な登場はしませんが、食べ終わったあとに、

「あれ、ケール良かったね」

となります。

こういうタイプ、長く愛されます。

ケールジェノベーゼに合う料理

  • ショートパスタ
  • ロングパスタ
  • 豚肉や鶏肉のソテー
  • じゃがいも
  • 温野菜
  • チーズを効かせた料理

バジルよりもどっしりしているので、肉料理にも合わせやすいです。

白ワインなら、ソアーヴェやヴェルメンティーノ。

少しコクのある白ワインもよく合います。

バジルなしで作るならこちら

ケールを主役にしたジェノベーゼ。バジルがなくても、緑のソースはちゃんと美味しく作れます。

ケールは主食になる①ケールのジェノベーゼ。バジルじゃないのに、ワインが止まらない。

ケールは主食になる①ケールのジェノベーゼ。バジルじゃないのに、ワインが止まらない。
ケールで作るジェノベーゼはバジルよりコクが出る。胡桃とチーズで作るケールジェノベーゼのレシピとパスタアレンジを紹介。

和中に寄せる|太白胡麻油と花椒のジェノベーゼ

ここから少し、くんの台所らしさが強くなります。

太白胡麻油と花椒のジェノベーゼです。

使うのは、バジル、くるみ、太白胡麻油、透明醤油、花椒。

これが面白い。

バジルを使っているので、ちゃんとジェノベーゼ。

でも、太白胡麻油と透明醤油が入ることで、少し和中の方向へ寄ります。

さらに花椒の華やかな香り。

イタリア生まれのジェノベーゼが、軽くスーツケースを持って、東アジア方面に出張したようなソースです。

帰りの便は押さえてありますので、ご安心ください。

太白胡麻油を使う理由

太白胡麻油は、香りが強すぎないのが良いところです。

ごま油というより、素材の香りをなめらかにつなぐ油。

オリーブオイルよりも軽く仕上がるので、魚介や青菜に合わせやすくなります。

そこに透明醤油を少し入れると、塩味だけでなく旨みが入ります。

ただの塩ではなく、旨みのある塩味。

ここが、くん流の大事なところです。

花椒ジェノベーゼに合う料理

  • サーモンのカルパッチョ
  • カブ菜と干しエビのフェデリーニ
  • 蒸し鶏
  • 白身魚
  • 青菜炒め
  • 冷やし麺

このソースは、パスタだけで終わらせるのが少しもったいないです。

カルパッチョに少量のせても良いし、青菜に絡めても美味しい。

花椒は入れすぎると全部を連れていきます。

バジルも、くるみも、透明醤油も、気づけば花椒の後ろに整列しています。

だから少しで良いです。

名脇役くらいが、ちょうどいい。

和中ジェノベーゼならこちら

太白胡麻油、くるみ、透明醤油、花椒で作る、くん流の和中バジルソースです。

太白ごま油で作る花椒ジェノベーゼ|くるみと透明醤油の和中ソース

太白ごま油で作る花椒ジェノベーゼ|くるみと透明醤油の和中ソース
オリーブオイルではなく太白ごま油、松の実ではなくくるみで作る花椒風味の和中ジェノベーゼ。透明醤油の旨みを重ね、魚介や青菜のパスタに合う万能ソースに仕上げました。

爽やかなしびれ|生山椒とバジルのアーモンドジェノベーゼ

生の山椒の実を使ったジェノベーゼも、かなりくんらしい一品です。

バジルの青い香りに、生山椒の爽やかなしびれ。

松の実ではなくアーモンドを使い、オリーブオイルだけでなく太白胡麻油も使います。

さらにアンチョビの旨み。

これはもう、ただのジェノベーゼではありません。

イタリアの緑のソースが、山椒と出会って、少し大人になった感じです。

山椒はただ辛いだけではなく、柑橘のような香りと青い余韻があります。

バジルと合わせると、最初にバジルの甘い香りが来て、その後ろから山椒がすっと顔を出します。

「失礼します」と言いながら、かなり印象を残して帰るタイプです。

このジェノベーゼに合う料理

  • 真鯛のカマ焼き
  • エビと小松菜のフジッリ
  • じゃがいもフライ
  • 白身魚のソテー
  • 鶏肉のグリル
  • 冷奴や蒸し野菜

魚にとても合います。

特に真鯛のカマ焼きにかけると、魚の旨みに山椒の香りが重なって、かなりお酒が進みます。

ここで大事なのは、山椒を主役にしすぎないこと。

山椒は強いです。

入れすぎると、全員が山椒になります。

バジルも、魚も、こちらの記憶も、全部山椒です。

ほどほどが一番美味しい。

生山椒を使うならこちら

バジル、生山椒、アーモンド、アンチョビ、太白胡麻油で作る、爽やかなしびれのジェノベーゼです。

生山椒とバジルのアーモンドジェノベーゼ|真鯛のカマ焼きとエビ小松菜フジッリに

生山椒とバジルのアーモンドジェノベーゼ|真鯛のカマ焼きとエビ小松菜フジッリに
生山椒とバジル、アーモンドで作るくん流ジェノベーゼ。真鯛のカマ焼きやエビ小松菜フジッリに合う、爽やかなしびれの万能ソースです。

パスタで食べる|サルシッチャと焼きズッキーニの山椒ジェノベーゼ・リングイネ

生山椒とバジルのジェノベーゼを、しっかりパスタに使ったのがこちら。

サルシッチャと焼きズッキーニの山椒ジェノベーゼ・リングイネです。

ポイントは、ズッキーニをただ炒めないこと。

縦半分に切り、塩をして余分な水分を出し、断面をじっくり焼く。

これだけで、ズッキーニが急に主役の顔になります。

いつもは添え物のように扱われがちなズッキーニが、

「本日は私が前に出ます」

という顔をしてきます。

そこに自家製サルシッチャの旨み。

山椒ジェノベーゼの爽やかな香り。

仕上げの花山椒。

これは、かなり強いパスタです。

肉の旨みがあるのに、山椒のおかげで重くなりすぎない。

焼きズッキーニの香ばしさも加わって、食べごたえがあります。

このパスタの美味しいポイント

  • ズッキーニは塩をして水分を抜く
  • 断面をしっかり焼いて香ばしさを出す
  • サルシッチャの脂と旨みをソースに使う
  • ジェノベーゼは最後に絡めて香りを残す
  • 仕上げの花山椒で香りを立てる

この料理には、焼酎ソーダも合います。

山椒の香りとソーダの爽やかさが、口の中をすっと軽くしてくれます。

イタリアンのパスタなのに、焼酎ソーダが合う。

これが、くんの台所の面白いところです。

国籍欄に少し書ききれない料理です。

しっかりパスタで食べるならこちら

自家製サルシッチャ、焼きズッキーニ、山椒ジェノベーゼを合わせた、香り豊かなリングイネです。

サルシッチャと焼きズッキーニの山椒ジェノベーゼ・リングイネ|彩響ソーダに最強に合う香りのパスタ

サルシッチャと焼きズッキーニの山椒ジェノベーゼ・リングイネ|彩響ソーダに最強に合う香りのパスタ
自家製サルシッチャと焼きズッキーニを、山椒ジェノベーゼで絡めた香り豊かなリングイネ。仕上げに透明醤油漬け山椒と花山椒を添え、彩響ソーダに最強に合う大人のパスタになりました。

ごはんにも合う|チーズなしジェノベーゼで作る中華風リゾット

ジェノベーゼはパスタだけのもの。

そう思っていた時期が、くんにもありました。

でも、太白胡麻油で作るチーズなしジェノベーゼなら、ごはんにも合います。

サルシッチャ、ズッキーニ、赤ピーマン、オイスターソース、花山椒。

そこに半熟目玉焼き。

ジェノベーゼなのに、白米に合う。

リゾットなのに、どこか中華。

そして目玉焼きがのると、急に全員が仲良くなります。

目玉焼きというのは、料理界の調停役です。

黄身がとろりと流れた瞬間、だいたいの揉め事は解決します。

チーズなしにする理由

チーズを入れないジェノベーゼは、軽く仕上がります。

ごはんに合わせるなら、チーズのコクが強すぎない方が、オイスターソースや花山椒と合わせやすいです。

太白胡麻油のなめらかさ、バジルの香り、オイスターソースの旨み。

そこにサルシッチャの肉の旨みが入ります。

これはもう、イタリアと中華と家庭料理の三者面談です。

担任の先生は、半熟目玉焼きです。

こんな時におすすめ

  • ジェノベーゼが少し余った時
  • ごはんで満足感を出したい時
  • チーズなしで軽く仕上げたい時
  • パスタ以外にジェノベーゼを使いたい時
  • お昼ごはんを少し楽しくしたい時

ジェノベーゼを冷蔵庫に作っておくと、こういう展開ができるのが良いところです。

パスタだけで終わらない。

ごはんにも行ける。

ジェノベーゼ、意外と営業範囲が広いです。

ごはんに合わせるならこちら

チーズなしジェノベーゼを使った、サルシッチャとズッキーニの中華風リゾット。半熟目玉焼きと花山椒が決め手です。

チーズなしジェノベーゼで作る、サルシッチャとズッキーニの中華風リゾット|半熟目玉焼きと花山椒の香り

チーズなしジェノベーゼで作る、サルシッチャとズッキーニの中華風リゾット|半熟目玉焼きと花山椒の香り
太白胡麻油で作るチーズなしジェノベーゼを、ごはんに合わせた中華風リゾット。自家製サルシッチャ、焼きズッキーニ、半熟目玉焼き、仕上げの花山椒が香る、くん流のごはん料理です。

大葉で作る|イカ墨スパゲッティーニとエシレバターの上品パスタ

そして、今回新しく加わったのが、大葉ジェノベーゼです。

生山椒とバジルのジェノベーゼをもとに、バジルを使わず、全部大葉で作りました。

山椒の代わりに花椒。

合わせたのは、ラ・モリサーナのイカ墨を練り込んだスパゲッティーニ。

仕上げには、エシレの有塩バターを少し。

大葉の爽やかさ。

花椒の華やかなしびれ。

イカ墨パスタの海の香り。

エシレバターの上品なコク。

これは、かなり良いパスタになりました。

大葉は薬味のイメージがありますが、ジェノベーゼにするとしっかり主役になります。

しかも、イカ墨スパゲッティーニと合わせることで、青い香りと海の香りがきれいにつながります。

そこにバター。

バターが入ると、全体が急に上品になります。

会議室にホテルの絨毯が敷かれたような感じです。

大葉ジェノベーゼで大事なこと

  • 大葉の水気はしっかり取る
  • ハンドブレンダーは回しすぎない
  • 花椒は少量から入れる
  • ジェノベーゼは火を止めてから絡める
  • エシレバターは少しで十分

大葉は香りが命です。

火を入れすぎると香りが飛びやすいので、最後に絡めます。

エシレバターは少量で十分。

たくさん入れたくなる気持ちはわかります。

エシレですから。

冷蔵庫の中にいるだけで、少し姿勢が良くなるバターです。

でも、今回の主役は大葉。

バターはあくまで、全体をなめらかにつなぐ役割です。

大葉ジェノベーゼの上品パスタはこちら

大葉、花椒、イカ墨スパゲッティーニ、エシレバターで作る、爽やかで上品な大人のパスタです。

大葉ジェノベーゼとイカ墨スパゲッティーニ|花椒とエシレバターで作る上品パスタ

大葉ジェノベーゼとイカ墨スパゲッティーニ|花椒とエシレバターで作る上品パスタ
バジルを使わず、大葉だけで作るくん流ジェノベーゼ。花椒の華やかな香りを加え、ラ・モリサーナのイカ墨スパゲッティーニとエシレバターで仕上げました。大葉の爽やかさ、イカ墨の風味、バターのコクが重なる、家庭で作れる上品な大人のパスタです。

どのジェノベーゼを作ればいい?使い分けガイド

ここまで読むと、少し迷うかもしれません。

ジェノベーゼが増えすぎました。

台所の中で、全員が「私もできます」と手を挙げています。

そこで、使い分けをまとめておきます。

王道で作りたいなら

基本のバジルジェノベーゼがおすすめです。

パスタ、魚、鶏肉、じゃがいも、冷製料理まで幅広く使えます。

まずはここから。

ジェノベーゼ界の本店です。

バジルがない時は

ケールジェノベーゼがおすすめです。

バジルほど香りが強くない分、ナッツとチーズのコクが出ます。

肉料理にも合わせやすいです。

魚介に合わせたいなら

太白胡麻油と花椒のジェノベーゼか、生山椒とバジルのジェノベーゼがおすすめです。

太白胡麻油と透明醤油を使うと、魚介との距離がぐっと近くなります。

白身魚、サーモン、エビ、干しエビなどに合います。

肉と合わせたいなら

サルシッチャと焼きズッキーニの山椒ジェノベーゼ・リングイネがおすすめです。

肉の旨みと山椒の香りがよく合います。

豚肉の脂を、山椒がすっと軽くしてくれます。

ごはんに合わせたいなら

チーズなしジェノベーゼの中華風リゾットがおすすめです。

ジェノベーゼはパスタだけのものではありません。

チーズなし、太白胡麻油、オイスターソース、花山椒。

この組み合わせなら、ごはんにも自然に合います。

大人っぽいパスタにしたいなら

大葉ジェノベーゼとイカ墨スパゲッティーニがおすすめです。

大葉、花椒、イカ墨、エシレバター。

これは少し上品で、白ワインにも合う一皿です。

家で作っているのに、気分だけはレストランです。

ただし、洗い物は現実です。

くん流ジェノベーゼを美味しく作る共通ポイント

1. 葉物の水気をしっかり取る

バジルでも、ケールでも、大葉でも、水気はしっかり取ります。

水気が残っていると、ソースがぼやけます。

ここは地味ですが大事です。

料理には、こういう誰にも褒められない作業があります。

でも、味はちゃんと褒めてくれます。

2. ハンドブレンダーやフードプロセッサーは回しすぎない

長く回しすぎると、熱が入って香りが飛びやすくなります。

少し粒感が残るくらいで止めるのがおすすめです。

なめらかすぎるより、ナッツの食感が少し残る方が、料理に使った時に楽しいです。

3. 塩味は最後に決める

ジェノベーゼは、合わせる食材によって塩味の感じ方が変わります。

アンチョビ、透明醤油、チーズ、オイスターソース。

それぞれに塩味があります。

最初から塩を強くしすぎると、後で戻れません。

塩は片道切符です。

慎重にいきましょう。

4. 山椒や花椒は入れすぎない

山椒も花椒も、とても香りが良いです。

でも、入れすぎると全部を支配します。

少し入れて、香りを見て、足りなければ足す。

このくらいが良いです。

しびれは、名脇役でいてくれる時が一番美味しいです。

5. パスタに絡める時は火を止めてから

大葉やバジルの香りを生かしたい時は、最後に火を止めてから絡めます。

温めすぎると、青い香りが飛びやすくなります。

パスタの茹で汁と油分で軽く乳化させて、最後にジェノベーゼ。

ここで香りを閉じ込めます。

ジェノベーゼはパスタ以外にも使える

ジェノベーゼというと、どうしてもパスタに使うイメージがあります。

もちろんパスタは最高です。

でも、くんのジェノベーゼは、パスタ以外にもかなり使えます。

魚に使う

  • 真鯛のカマ焼き
  • 白身魚のソテー
  • サーモンのカルパッチョ
  • 蒸し牡蠣
  • エビのソテー

魚介には、太白胡麻油や透明醤油を使ったジェノベーゼがよく合います。

バジルの香りだけでなく、旨みがあるので、魚の味が引き立ちます。

肉に使う

  • 鶏肉のグリル
  • 豚肉のソテー
  • サルシッチャ
  • ラム
  • 低温調理した肉のソース

肉に合わせるなら、ケールジェノベーゼや山椒ジェノベーゼが使いやすいです。

肉の脂を、青い香りやしびれが軽くしてくれます。

野菜に使う

  • 焼きズッキーニ
  • じゃがいも
  • カブ
  • 青菜
  • トマト

野菜は、焼いてからジェノベーゼを合わせると美味しいです。

特にズッキーニは、塩をして水分を抜き、しっかり焼くと別物になります。

野菜なのに、妙に頼もしい顔になります。

ごはんに使う

  • リゾット
  • 炒めごはん
  • 目玉焼きのせごはん
  • チーズなしの混ぜごはん

チーズを控えたジェノベーゼなら、ごはんにも使いやすいです。

太白胡麻油、透明醤油、花椒の組み合わせなら、和中のごはん料理にも自然に入れます。

ジェノベーゼ、意外と白米と話ができます。

ジェノベーゼに合うワインとお酒

ここはソムリエとして、少し真面目にいきます。

ジェノベーゼは青い香り、ナッツのコク、にんにく、チーズ、油分があるソースです。

なので、ワインは酸があり、香りが爽やかな白ワインが合わせやすいです。

基本のバジルジェノベーゼに合うワイン

  • ヴェルメンティーノ
  • ソアーヴェ
  • ガヴィ
  • フリウラーノ
  • 甲州

バジルの青い香りには、柑橘感やミネラル感のある白ワインが合います。

ケールジェノベーゼに合うワイン

  • ソアーヴェ・クラシコ
  • シャルドネ
  • グリューナー・ヴェルトリーナー
  • ロゼワイン

ケールは少しコクがあるので、少し厚みのある白ワインも合います。

山椒・花椒ジェノベーゼに合うお酒

  • 甲州
  • リースリング
  • ヴェルメンティーノ
  • スパークリングワイン
  • 焼酎ソーダ

山椒や花椒の香りには、爽やかな酸や泡がよく合います。

焼酎ソーダもかなり良いです。

山椒の香りを邪魔せず、口の中をすっと軽くしてくれます。

大葉とイカ墨パスタに合うワイン

  • ヴェルメンティーノ
  • ソアーヴェ
  • ガヴィ
  • フランチャコルタ
  • シャンパーニュのブラン・ド・ブラン

大葉の爽やかさ、イカ墨の海の香り、バターのコク。

この組み合わせには、酸とミネラルのある白ワインや泡が合います。

バターが入るので、泡も良いです。

ただし、グラスが空く速度にはご注意ください。

ここだけ、急に管理職の目線が必要になります。

ジェノベーゼ作りにあると便利な道具と食材

くんのジェノベーゼを作るなら、あると便利なものがあります。

全部そろえる必要はありませんが、あると作るのがかなり楽になります。

ハンドブレンダー

ジェノベーゼ作りには、ハンドブレンダーがあると便利です。

少量でも作りやすく、好みの粗さに調整しやすいです。

回しすぎないように、短く何度かに分けて使うのがおすすめです。

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太白胡麻油

くん流ジェノベーゼでは、太白胡麻油がよく登場します。

香りが強すぎないので、バジルや大葉、山椒の香りを邪魔しません。

魚介にも、ごはんにも合わせやすくなります。

透明醤油

透明醤油は、色を濃くせずに旨みと塩味を足せるのが魅力です。

緑色のソースをきれいに仕上げたい時にも便利です。

花椒

花椒は、華やかな香りとしびれを加えてくれます。

少量で印象が変わるので、まずは控えめに。

料理に少しだけ奥行きを出したい時に便利です。

アーモンド・くるみ

松の実がなくても、アーモンドやくるみで美味しいジェノベーゼは作れます。

アーモンドは香ばしく、くるみはコクが出ます。

ソースの性格を変えたい時にも便利です。

イカ墨スパゲッティーニ

大葉ジェノベーゼと合わせるなら、イカ墨を練り込んだスパゲッティーニもおすすめです。

麺そのものに海の香りがあるので、ソースを重くしなくても満足感があります。

エシレバター

仕上げに少し使うだけで、ソース全体がなめらかにつながります。

特に大葉やイカ墨のような香りのある素材には、少量のバターがよく合います。

ただし、主役を奪わない程度に。

エシレバターは存在感があります。

舞台に出ると、照明が少し寄っていきます。

まとめ|ジェノベーゼは、もっと自由でいい

ジェノベーゼは、バジルだけのものではありません。

もちろん、王道のバジルジェノベーゼは美味しいです。

でも、ケールでも作れる。

大葉でも作れる。

太白胡麻油でも作れる。

透明醤油を入れてもいい。

生山椒や花椒を使ってもいい。

チーズなしにすれば、ごはんにも合う。

イカ墨スパゲッティーニとエシレバターを合わせれば、上品な大人のパスタにもなる。

ジェノベーゼは、もっと自由でいい。

ただし、自由にするほど大事なのは、香りとバランスです。

大葉を主役にするのか。

バジルを主役にするのか。

山椒はどれくらい効かせるのか。

チーズを入れるのか、入れないのか。

オイルはオリーブオイルか、太白胡麻油か。

この組み合わせを考えるのが、料理の楽しいところです。

冷蔵庫にバジルがある日。

大葉が余っている日。

ケールを見つけた日。

山椒や花椒を使いたくなった日。

そんな時は、ぜひくんのジェノベーゼを思い出してください。

緑のソースがひとつあるだけで、料理はかなり楽しくなります。

パスタにも、魚にも、肉にも、野菜にも、ごはんにも。

ジェノベーゼは、思っているより働き者です。

台所の中では、かなりの即戦力。

しかも緑。

健康そうな顔をして、ちゃんとお酒も進ませてきます。

なかなか油断ならないソースです。

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