トマトソースを作っておくと、冷蔵庫の中にひとつ「安心」が増えます。
パスタに使える。
ピザに塗れる。
煮込みに入れられる。
ドレッシングにもなる。
つまり、くんのトマトソースは、冷蔵庫にいる小さな料理長です。
しかも無口。文句も言わない。
こちらが困った時だけ、そっと仕事をしてくれる。
人間関係でも、こういう方が一人いるとだいぶ助かります。
今回は、そんなくんのトマトソースを使って、トマトソース尽くしの食卓を作りました。
- アメーラトマトとブッラータチーズのカプレーゼ、くんのトマトソースドレッシング
- アンチョビとくんのトマトソースと大葉のモチモチワンハンドピザ
- イカ墨を練り込んだスパゲッティーニのくんのトマトソースアラビアータ
- 鶏胸肉と木の子のくんのトマトソースカチャトーラ
主役は全部、くんのトマトソース。
同じソースなのに、前菜では爽やかに。
ピザでは香ばしく。
パスタでは辛く。
煮込みではやさしく。
トマトソース、意外と多才です。
履歴書に書いたら、かなり強いタイプです。

まずは、アメーラトマトとブッラータのカプレーゼ
最初は前菜です。
アメーラトマトに、ブッラータチーズ。
そこに、くんのトマトソースで作ったドレッシングをかけました。
トマトにトマトソースをかける。
一見すると、少しやりすぎに聞こえます。
でも、これは違います。
アメーラトマトの甘みと酸味に、トマトソースの旨みを重ねる。
そこへレモン汁、透明醤油、EVオリーブオイル。
つまり、トマトにトマトを着せているようなものです。
しかも、ちゃんと仕立ての良い服です。

トマトソースドレッシングの分量
材料 分量
- くんのトマトソース 60g
- レモン汁 8g
- 透明醤油 5g
- EVオリーブオイル 18g
- 黒こしょう 少々
作り方は、混ぜるだけです。
ポイントは、透明醤油。
普通の醤油でも旨みは出ますが、色が少し茶色く寄ります。
透明醤油を使うと、トマトソースの鮮やかな色を邪魔せず、旨みだけが入ります。
見た目は静か。
味ではしっかり働く。
こういう人、会議に一人いると本当に助かります。
ブッラータは、花畑牧場の生モッツァレラ ブラータを使いました。
中がとろっとミルキーで、トマトソースドレッシングとよく合います。
トマトの酸味。
ブッラータの乳の甘み。
トマトソースドレッシングの旨み。
これはもう、前菜というより、食卓の開会宣言です。
冷凍ピザ生地で、くんのトマトソースのワンハンドピザ
次はピザです。
今回は冷凍ピザ生地を使いました。
生地から作るのも楽しいですが、毎回そこから始めると、夕飯が翌朝になる場合があります。
家庭料理には、便利なものを上手に使う力も必要です。
使った材料
- 冷凍ピザ生地
- くんのトマトソース
- パールモッツァレラ
- スカーリアさんのアンチョビ
- 大葉
- 干しエビ


冷凍ピザ生地に、くんのトマトソースを塗ります。
そこにパールモッツァレラとアンチョビをのせて焼く。
焼き上がったら、大葉と干しエビ。
これが良いです。
アンチョビの塩気。
干しエビの香ばしさ。
大葉の爽やかさ。
トマトソースの酸味と旨み。
小さいピザなのに、味の情報量はしっかりあります。
焼いたのは、さくさく石窯ピザメーカー
今回は、さくさく石窯ピザメーカーで焼きました。
火は出ません。
薪もありません。
ナポリの職人さんも立っていません。
でも、家で焼くには十分すぎます。
予熱して、のせて、焼く。
外は香ばしく、中はモチモチ。
家庭用の電気ピザ窯は、静かにちゃんと仕事をしてくれます。
こちらも無口な料理長タイプです。


ピザは、具をのせすぎないのが大事です。
ソースも塗りすぎない。
チーズも欲張りすぎない。
アンチョビも少しでいい。
ピザは、余白がある方がおいしい。
人間も、たぶん少し余白がある方が良いです。
冷蔵庫も、できればそうありたい。
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イカ墨を練り込んだスパゲッティーニのトマトソースアラビアータ
続いて、パスタです。
今回は、ラ・モリサーナのイカ墨スパゲッティを使いました。
イカ墨ソースを作るのではなく、麺にイカ墨が練り込まれているタイプです。
これが便利です。
茹でるだけで、麺そのものに海の香りと旨みがあります。
そこに、くんのトマトソースで作るアラビアータ。
使った材料
- イカ墨を練り込んだスパゲッティーニ
- くんのトマトソース
- ニンニク
- 唐辛子
- 塩
- 透明醤油
- EVオリーブオイル
作り方
- フライパンにEVオリーブオイル、ニンニク、唐辛子を入れて弱火で香りを出します。
- くんのトマトソースを加えて、軽く煮詰めます。
- イカ墨スパゲッティーニを茹でます。
- 茹で上げたパスタをソースに合わせます。
- 塩と透明醤油で味を整えます。
これだけで、かなりお店っぽい味になります。

黒い麺。
赤いソース。
ニンニク。
唐辛子。
大人のパスタです。
ただ、作り方は簡単。
ここが良いところです。
イカ墨の香りに、トマトソースの酸味。
唐辛子の辛みがきて、最後に透明醤油の旨みが残る。
魚介の旨みに、醤油の旨みはやっぱり強いです。
しかも透明醤油なので、色は邪魔しない。
味はいる。
見た目は黙っている。
また出ました。会議で助かるタイプです。
鶏胸肉と木の子のくんのトマトソースカチャトーラ
最後は煮込みです。
鶏胸肉と木の子のカチャトーラ。
カチャトーラは、イタリア語で「猟師風」という意味の家庭料理。
鶏肉や野菜をトマトなどで煮込む、素朴で力強い料理です。
今回は、鶏胸肉で軽めに仕上げました。
使った材料
- 鶏胸肉
- しめじ
- しいたけなどの木の子
- 玉ねぎ
- じゃがいも
- ニンニク
- くんのトマトソース
- 鶏だし
作り方
- 鶏胸肉、木の子、玉ねぎ、じゃがいもを食べやすい大きさに切ります。
- マイヤーハイプレッシャークッカーに具材を入れます。
- くんのトマトソースと鶏だしを加えます。
- 3分加圧します。
- 加圧後は自然減圧します。
- 味を見て、塩や透明醤油で整えます。
鶏胸肉は火を入れすぎるとパサつきやすいので、短時間加圧が良いです。
木の子の旨み。
じゃがいもの甘み。
鶏胸肉のやさしい味。
そこに、くんのトマトソース。
派手ではないですが、安心感があります。

こういう煮込みは、食卓に出ると空気が少し落ち着きます。
「大丈夫、今日はちゃんとごはんです」
と、皿が言っている感じです。
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以前は、鶏もも肉を使った中華風カチャトーラも作っています。
前回は、オイスターソースや黒酢、紹興酒を使った中華寄りのカチャトーラ。
今回は、くんのトマトソースを使ったやさしい洋風カチャトーラ。
同じカチャトーラでも、方向性が違います。
前回は広東方面。
今回はトマト畑方面。
鶏肉も、なかなか出張が多いです。

合わせたワインは、ザッカニーニのチェラスオーロ・ダブルッツォ
今回合わせたワインは、ザッカニーニのチェラスオーロ・ダブルッツォ。
これは大正解でした。
チェラスオーロ・ダブルッツォは、赤ワイン寄りのしっかりしたロゼ。
淡いロゼではなく、少し色も味わいも濃いタイプです。
今回の料理は、全部にトマトソースが入っています。
でも、料理ごとの方向性は違います。
- カプレーゼは、トマトとブッラータの前菜
- ピザは、アンチョビと干しエビの塩気と旨み
- パスタは、イカ墨と唐辛子
- カチャトーラは、鶏胸肉と木の子の煮込み
白ワインだと、ピザやカチャトーラの旨みに少し軽い。
赤ワインだと、ブッラータやトマトの爽やかさに少し重い。
そこで、ロゼです。
しかも、しっかりめのロゼ。
トマトの酸味に寄り添い、魚介の旨みを受け止め、鶏肉にも重くならない。
これはかなり万能です。
温度は、10〜12℃くらい。
少し冷やして飲むと、トマトソースの料理に気持ちよく合います。
今回の食卓では、このワインが司会者でした。
「前菜さん、爽やかですね」
「ピザさん、塩気ありますね」
「パスタさん、黒いですね」
「カチャトーラさん、落ち着いてますね」
全部にちゃんとマイクを回してくれました。
今回使ったもの
今回使った主な食材と道具はこちらです。
- ワイン:ザッカニーニ チェラスオーロ・ダブルッツォ
- ピザ生地:冷凍ピザ生地
- パスタ:ラ・モリサーナ イカ墨スパゲッティ 1.7mm
- チーズ:花畑牧場 生モッツァレラ ブラータ
- ピザ窯:さくさく石窯ピザメーカー
- ソース:くんのトマトソース
くんのトマトソースの作り方はこちらです。
このあたりは、記事内でポチップ導線にしても良いと思います。
特に、冷凍ピザ生地、イカ墨パスタ、ブッラータ、ピザメーカーは、今回の料理の再現性を高めてくれます。
「これなら自分でも作れそう」
と思ってもらえる道具と食材は、ブログ記事ではかなり大事です。
くんのトマトソースは、作っておくと食卓が広がる
今回作って、改めて思いました。
くんのトマトソースは、作っておくと本当に便利です。
- ドレッシングになる
- ピザソースになる
- アラビアータになる
- 煮込みのベースになる
しかも、全部同じ味にならない。
レモンと透明醤油を足せば、ドレッシング。
アンチョビと大葉を合わせれば、ピザ。
ニンニクと唐辛子で、アラビアータ。
鶏だしと木の子で、カチャトーラ。
トマトソースがあるだけで、料理の枝がどんどん伸びていきます。
これは、冷蔵庫の中に味の幹がある感じです。
作り置きというと、同じものを食べ続けるイメージがありますが、くんのトマトソースは違います。
作り置きではなく、展開用ソース。
ここが良い。
まとめ
今回は、くんのトマトソースを使って、前菜、ピザ、パスタ、煮込みまで作りました。
アメーラトマトとブッラータのカプレーゼには、トマトソースドレッシング。
冷凍ピザ生地には、アンチョビ、大葉、干しエビを合わせてワンハンドピザ。
イカ墨スパゲッティーニには、ニンニクと唐辛子でアラビアータ。
鶏胸肉と木の子には、鶏だしを加えてカチャトーラ。
そしてワインは、ザッカニーニのチェラスオーロ・ダブルッツォ。
トマトソースを中心に、料理もワインもきれいにつながりました。
くんのトマトソース、やっぱり優秀です。
冷蔵庫に入っているだけで、
「今日はどうします?」
と静かに待っていてくれる。
そしてこちらが、
「じゃあ今日は、前菜とピザとパスタと煮込みで」
と言うと、
「承知しました」
と、全部こなしてくれる。
もはやソースではなく、秘書です。
しかも、かなり仕事が早いです。

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