ぬか漬けを作りました。
今回は、白瓜の浅漬け、カブのぬか漬け、そして干し大根のぬか漬けです。
白瓜は浅漬けでシャキッと爽やかに。カブと干し大根は、写真で見ても分かる通り、5日ほどじっくり漬けて古漬け風にしました。
酸味と香りがとても良い。
こういう漬物が食卓にあると、ご飯が進むのはもちろんですが、酒のつまみにもなります。何なら、主菜が来る前に漬物だけで一杯終わります。冷静に考えると、かなり危険な前菜です。

今回使ったぬか床は「樽の味 熟成ぬか床 スタンドパック」
今回使ったぬか床は、Amazonで購入した樽の味 熟成ぬか床 スタンドパック 800gです。
このぬか床の良いところは、何と言っても袋がそのまま容器になるところ。
ぬか漬けというと、まず容器を用意して、ぬか床を仕込んで、捨て漬けをして、毎日かき混ぜて、気づいたら台所の一角に“ぬか床様”が鎮座している。そんなイメージがあります。
しかし、このスタンドパックタイプは、届いた袋の中にそのまま野菜を入れられるので、かなり始めやすいです。
商品説明では、捨て漬けなし、冷蔵庫保管OK、国産原料100%、無添加とうたわれています。
ぬか漬け初心者にとって、このハードルの低さはありがたい。ぬか漬けの入口に、いきなり大きな樽が立ちはだかると、人はだいたい引き返します。発酵の道は険しいようで、最初の一歩は袋からでも良いのです。
ぬか漬け初心者にスタンドパック型が便利な理由
スタンドパック型のぬか床は、ぬか漬けを始めたい人にかなり向いています。
| 便利な点 | 実際に使って感じたこと |
|---|---|
| 袋のまま漬けられる | 専用容器を用意しなくて良いので、始めるまでが早いです。 |
| 冷蔵庫で保管しやすい | 常温よりも管理しやすく、忙しい人でも続けやすいです。 |
| 少量から試せる | カブ、白瓜、大根など、食べたい分だけ漬けられます。 |
| 熟成済み | 届いてすぐに漬け始められるのが嬉しいところです。 |
特に良いのは、ぬか床を“育てるぞ!”と肩に力を入れなくても、まずはぬか漬けのある生活を始められるところです。
冷蔵庫を開けたら、そこに小さな発酵蔵がある。しかも家賃は冷蔵庫代に含まれています。かなり優秀な入居者です。
今回使ったぬか床はこちら

袋のまま漬けられるので、ぬか漬け初心者にも使いやすいです。
ぬか床をこれから始めたい方はこちら
今回使ったようなスタンドパック型のぬか床は、ぬか漬け初心者にもかなり使いやすいです。
「ぬか床って毎日かき混ぜないとダメなの?」「容器は必要?」「買ってすぐ漬けられるの?」という方は、こちらの記事で詳しくまとめています。
ぬか漬けは、最初の一歩さえ越えれば意外と気楽です。問題は、その一歩がなぜか“老舗旅館の女将になる覚悟”くらい重く見えることです。

材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 樽の味 熟成ぬか床 スタンドパック | 1袋 |
| 白瓜 | 適量 |
| カブ | 適量 |
| 干し大根 | 適量 |
| 塩 | 必要なら少々 |
作り方
1. 野菜の水分をしっかり拭く
白瓜、カブ、干し大根を用意します。
野菜は洗ったら、キッチンペーパーなどで水分をしっかり拭きます。ぬか床に余分な水分が入りすぎると、味がぼやけやすくなるので、ここは意外と大事です。
2. 白瓜は浅漬けにする
白瓜は食べやすい大きさに切り、種の部分が気になる場合は軽く取ります。
浅漬けにしたいので、漬け時間は短め。薄めに切るなら数時間、少し厚めなら半日から1日くらいを目安にすると、シャキシャキ感が残ります。
白瓜は、浅漬けの清涼感が魅力です。発酵界の若手爽やか枠。朝の情報番組なら、天気予報を担当している感じです。
3. カブと干し大根は5日ほど漬ける
カブと干し大根は、今回は5日ほど漬けて古漬け風にしました。
5日ほど漬けると、ぬかの香りがしっかり入り、酸味も出てきます。
カブはしっとりとして、噛むとじゅわっと旨みが出ます。干し大根は歯ごたえがあり、噛むほどにぬかの香りと酸味が広がります。
この干し大根のぬか漬けが、なかなか良い。ぬか床界のスルメです。噛めば噛むほど、だんだん話が深くなってくるタイプです。
4. 取り出したら、ぬかを軽く落として切る
漬け上がったら、ぬかを軽く落とします。
水でさっと洗っても良いですし、香りを残したい場合は、キッチンペーパーでぬかを拭うだけでも良いです。
古漬け風にしたカブと干し大根は、味がしっかりしているので、薄めに切ると食べやすいです。
食べてみた感想
白瓜はシャキシャキ。
浅漬けらしい爽やかさがあり、ぬかの香りも軽やかです。
一方、カブと干し大根は5日ほど漬けたことで、酸味と香りがしっかり出ています。
この対比が良いです。
白瓜がフレッシュ担当なら、カブと干し大根は熟成担当。食卓の上で、若手とベテランがきちんと仕事を分けています。
特にカブは、しっとりした食感とやさしい甘みが残っていて、そこにぬかの酸味と香りが重なります。
干し大根は、歯ごたえがある分、噛むほどに旨みが出ます。ご飯に合うのはもちろん、日本酒や焼酎、ワインにも合わせたくなる味です。
5日漬けのおつまみなら、こちらもおすすめ
今回のカブと干し大根は、5日ほど漬けて古漬け風にしました。
同じように、冷蔵庫の中で時間がおいしくしてくれるおつまみなら、カマンベールの酒粕紹興酒漬けもおすすめです。
カマンベールを酒粕、紹興酒、味噌で作った床に漬けて、5日後に軽く焼く。これがかなり大人味になります。
ぬか漬けが和の発酵おつまみなら、こちらは和と中華とフランスが小さな会議室に集まったような一皿です。議題はもちろん「今日、何を飲むか」です。
カマンベールの酒粕紹興酒漬け|5日漬けて焼いたら大人の前菜になった

古漬け風にするときの注意点
5日ほど漬けると、酸味と香りがしっかり出て美味しいですが、野菜によっては塩味も強くなります。
そのため、古漬け風にしたものは、薄めに切るのがおすすめです。
また、ぬか床が水っぽくなってきたら、キッチンペーパーで水分を吸わせたり、ぬか床をよく混ぜたりして、状態を見ながら使うと良いです。
ぬか床は生き物です。とはいえ、そこまで神経質になる必要はありません。機嫌を取りすぎると、こちらが疲れます。人間関係と同じです。
おすすめの食べ方
そのまま食べても美味しいですが、少しだけアレンジするのもおすすめです。
古漬け風のカブや干し大根は、細かく刻んでご飯に混ぜるだけでも美味しいです。
酸味、塩味、香りがあるので、料理のアクセントにもなります。
山椒を合わせるなら、こちらの記事もおすすめ
ぬか漬けに花山椒を少し振ると、香りが一気に立ちます。
特に、白瓜の浅漬けの青い香りや、古漬け風にしたカブと干し大根の酸味には、山椒の清涼感がよく合います。
くんのごはんでは、生の山椒の実を使って、アンチョビ太白胡麻油漬けと透明醤油漬けも作っています。
ぬか漬けに少し添えるだけで、いつもの漬物が急におつまみの顔になります。白ごはんの隣にいたはずが、気づいたらワインの横に座っています。出世です。
生の山椒の実で2種のおつまみ|アンチョビ太白胡麻油漬けと透明醤油漬け

ソムリエのひとこと
ぬか漬けに合わせるなら、まずは日本酒や焼酎が間違いありません。
特に、古漬け風にしたカブと干し大根の酸味には、冷酒や焼酎のソーダ割りがよく合います。
ワインで合わせるなら、白は甲州、アルバリーニョ、グリューナー・ヴェルトリーナーあたりが良いです。
ぬかの香り、白瓜の青さ、カブのやさしい甘み、干し大根の旨みに寄り添ってくれます。
赤なら、軽めのガメイやピノ・ノワール。渋みの強い赤ワインは、ぬか漬けの酸味や香りとぶつかりやすいので、ここは軽やかなタイプがおすすめです。
発酵食品とワインは、うまく合うと本当に楽しいです。ただし、合わないときは会議室の空気が急に重くなります。渋い赤と古漬けは、部長同士の意見交換くらい緊張感が出ることがあります。
発酵・漬ける・珍味系のおつまみはこちらもおすすめ
今回のぬか漬けのように、漬けることで香りや旨みが増す料理は、くんのごはんでもいろいろ作っています。
冷蔵庫の中で時間がおいしくしてくれる料理。つまり、台所に置いておくタイプの小さな熟成ドラマです。
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- 生の山椒の実で2種のおつまみ|アンチョビ太白胡麻油漬けと透明醤油漬け
ぬか漬け、紹興酒漬け、西京カラスミ風、山椒の実。
こうして並べると、冷蔵庫の中が少しずつ小料理屋になっていきます。問題は、営業開始時間がだいたい自分の晩酌時間と一致することです。
まとめ
今回は、Amazonで購入した樽の味 熟成ぬか床 スタンドパックを使って、白瓜の浅漬け、カブのぬか漬け、干し大根のぬか漬けを作りました。
白瓜は浅漬けでシャキシャキに。
カブと干し大根は5日ほど漬けて、酸味と香りの良い古漬け風に。
同じぬか床でも、漬ける時間を変えるだけで、こんなに表情が変わるのが面白いところです。
袋のまま使えるスタンドパック型のぬか床なら、初心者でも始めやすく、冷蔵庫にも入れやすいです。
ぬか漬けは、きゅうりやナスだけではありません。
白瓜、カブ、干し大根もかなり良いです。
冷蔵庫の中に小さな発酵の楽しみがあるだけで、食卓は少し豊かになります。
ご飯にも酒にも合う、ぬか漬け三点盛り。
これは、地味ですが強いです。派手な主役ではないけれど、食卓にいると全員が助かるタイプ。名脇役というより、もはや副編集長です。

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