こんにちは、くんです。
イチジク、美味しいですよね。
そのまま食べてもいい。
生ハムを巻いてもいい。
チーズと合わせてもいい。
では、油で揚げたらどうなるのか。
果物を180℃近い油へ投入する。
文章だけ読むと、少々乱暴な話に聞こえます。
しかし料理というものは、ときどき乱暴なくらいがちょうどいい。
ということで今回は、旬のイチジクを天ぷらにしてみました。
これがですね……
サクッ。
そして、
ジュワッ。
さらに中から、とろっと甘い果汁。
もうこれは、イチジクに衣を着せたというより、イチジクが天ぷらという新しい人生を歩み始めたと言ったほうがいいかもしれません。
今回はゴーヤの天ぷらも一緒に揚げて、仕上げはシンプルに塩と花山椒。
甘いイチジクと、ほろ苦いゴーヤ。
夏の終わりにぜひ一度試してほしい、ちょっと大人の天ぷらです。
イチジクは天ぷらにすると驚くほど美味しい

生のイチジクは、やさしい甘さとプチプチした種の食感、そしてたっぷりの水分が魅力です。
これを天ぷらにするとどうなるか。
まず外側は、衣がサクッ。
そして衣の中ではイチジクが加熱され、果肉が柔らかくなってジュワッ。
さらに温められることで甘みの印象が強くなり、まるで温かいコンフィチュールのような食感になります。
ただしジャムほど甘くない。
ここが非常にいいんです。
ちゃんと果物の爽やかさを残しながら、温度と油によってコクが加わる。
「イチジクって揚げていいんだ……」
初めて食べると、おそらくここで一度、自分の中のイチジク観が軽く揺さぶられます。
今回作ったのは「イチジクとゴーヤの天ぷら」
今回用意したのはこちら。
- イチジク
- ゴーヤ
- 天ぷら粉
- 水
- 揚げ油
- 塩
- 花山椒
非常にシンプルです。
特にイチジクには、天つゆもソースも使いません。
塩と花山椒だけ。
これで十分。
むしろ、これ以上いろいろ足すとイチジクの甘みが迷子になります。
イチジクの天ぷらの作り方
1.イチジクを半分に切る

イチジクは洗って水分をよく拭き取り、縦半分に切ります。
今回の写真くらいの大きさなら、半分でちょうどいいです。
小ぶりなら丸ごとでも面白いですが、水分が多い果物なので、家庭では半分に切ったほうが揚げやすいと思います。
2.薄めに天ぷら衣をつける
今回使ったのは、浜口水産「魚屋のてんぷら粉」。
鰹出汁入りの天ぷら粉で、衣そのものにほんのり旨味があります。
イチジクの場合、衣を厚くするとせっかくの果肉感が弱くなるので、個人的には薄衣がおすすめ。
主役はイチジク。
衣は主演俳優ではなく、優秀な助演俳優くらいでちょうどいい。
▼今回使った「魚屋のてんぷら粉」はこちら
3.高めの温度で短時間揚げる


油は170〜180℃を目安に。
衣が固まり、表面がカリッとしたら引き上げます。
イチジクは生でも食べられるので、中までじっくり火を入れる必要はありません。
むしろ長く揚げすぎると果肉が崩れやすくなります。
ポイントは、
「衣はカリッ、中はジュワッ」
ここです。
天ぷら鍋の前で人生について考え始める必要はありません。
サッと揚げましょう。
ゴーヤの天ぷらも一緒に揚げると、さらに美味しい
今回はイチジクと一緒にゴーヤも天ぷらにしました。
これが非常に良い組み合わせ。
イチジクは、
- 甘い
- 柔らかい
- ジューシー
- ねっとり
対してゴーヤは、
- ほろ苦い
- 青い香り
- 歯ごたえがある
- 後味が爽やか
ほぼ反対方向を向いております。
だからこそ、一緒に盛るといい。
イチジクを食べて、
「甘い。旨い。」
次にゴーヤ。
「苦い。これも旨い。」
そして再びイチジク。
気がつけば皿が空いています。
夏の食卓というものは、こういう小さな事件が時々起こります。
ちなみに、ゴーヤの天ぷらだけをじっくり楽しみたい方はこちらもどうぞ。 厚めに切って揚げると、あのほろ苦いゴーヤがサクッ、ホクホクに変身します。
👉 ゴーヤの天ぷらは苦い?衣さっくり、中はホクホク甘い!夏の絶品レシピ

イチジクの天ぷらには「塩+花山椒」が最高
揚げたてのイチジクに合わせたのは、塩と花山椒。
まず塩。
果物に塩を合わせると、甘みとのコントラストが生まれて味の輪郭がはっきりします。
スイカに塩をかけるのと少し似た考え方ですね。
そして花山椒。
花山椒には華やかで爽やかな香りがあり、イチジクの甘い香りと非常によく合います。
普通の山椒よりも香りを楽しむイメージで、ほんの少量振るだけで十分。
甘い・塩っぱい・香りがいい。
かなり完成度の高いひと口になります。
▼天ぷらや肉料理にも使える花山椒
イチジク天ぷらを失敗しにくくする4つのポイント
① イチジクの水分をしっかり拭く
水分が残っていると衣がはがれやすく、油も跳ねます。
切った後、キッチンペーパーなどで表面の水分を軽く取っておきます。
② 衣を厚くしすぎない
イチジクは果肉の食感が主役。
衣が厚すぎると「天ぷらを食べている」のか「イチジクを食べている」のか分からなくなります。
③ 揚げすぎない
長く揚げると中身が柔らかくなりすぎます。
衣がカリッとしたところで引き上げるくらいがちょうどいいです。
④ 揚げたてを食べる
これは重要です。
イチジクの天ぷらは、揚げたてのサクッとジュワッが魅力。
写真撮影も大事なのですが、撮影に夢中になりすぎると衣がしんなりします。
ブロガーにはなかなか厳しい料理です。
イチジクの天ぷらに合わせたいお酒
これはワインにもよく合います。
特におすすめなのは、
- 辛口のスパークリングワイン
- 辛口ロゼ
- 香りのある白ワイン
- 軽めのオレンジワイン
天ぷらの油には泡や酸。
イチジクの甘い香りには、少し華やかな果実香を持つワイン。
そして花山椒を使うなら、香りに複雑さのあるワインが面白い。
個人的には辛口ロゼのスパークリングあたりを合わせたくなります。
イチジクの甘み、花山椒の香り、衣の香ばしさ。
そこへ泡。
夕方から飲む理由としては十分です。
今回使った「魚屋のてんぷら粉」もなかなか便利
今回使ったのは、浜口水産の魚屋のてんぷら粉。
鰹出汁入りなので、衣にほんのり旨味があり、天つゆを使わず塩だけで食べる天ぷらとも相性がいいです。
イチジクだけでなく、ゴーヤ、冬瓜、鶏肉、魚介などにも使いやすい。
天ぷら粉というと、家の棚の奥で「いつ買ったんでしたっけ」という状態になりがちですが、こうして野菜や果物まで揚げ始めると意外と出番があります。
▼今回使った天ぷら粉
こちらの天ぷらレシピもおすすめ
イチジクを揚げてしまったところで、 くんのごはんには、まだまだ天ぷらがあります。
「天ぷら粉を買ったけれど、残りをどうしましょう」 という心配はございません。
むしろ足りなくなる可能性が出てまいりました。
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まとめ|イチジクは生だけじゃない。揚げても最高だった
今回は、イチジクとゴーヤの天ぷらを作ってみました。
正直、イチジクはそのままで十分美味しい果物です。
だからこそ、わざわざ揚げる必要があるのか。
あります。
堂々と言えます。
あります。
外はサクッ。
中はジュワッ。
温められたイチジクの甘みと、塩のしょっぱさ。
そこへ花山椒の爽やかな香り。
さらにゴーヤのほろ苦さを間に挟む。
これが実に美味しい。
イチジクを買ってきたら、全部そのまま食べずに、ぜひ1〜2個だけ天ぷら用に残してみてください。
もしかすると翌日には、
「今度は何個揚げようか」
という話になっているかもしれません。
ごちそうさまでした!

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