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夏になると、桃は甘くてジューシーで、ついそのまま食べてしまいます。
いや、それはそれで大正解。桃は何も悪くありません。むしろ優秀です。
ただ、ある日ふと思ったのです。
「桃って、料理にしたらもっと面白いのでは?」と。
そんなわけで今回は、桃を使って5品作ってみました。
冷たいスープ、カプレーゼ、天ぷら、冷製半田そうめん、そして最後は紅茶香るマリネ。
結論から言うと、桃はデザートだけにしておくには惜しい食材です。
甘み、香り、みずみずしさ、そして塩味や乳製品との相性の良さ。
これがなかなかどうして、料理の世界でもちゃんと仕事をしてくれます。
この記事では、くんが実際に作った
「桃で料理!」5品をまとめてご紹介します。
桃料理はなぜおいしいのか?
桃は甘い果物ですが、ただ甘いだけではありません。
やわらかい香り、ほどよい酸味、みずみずしい果汁があり、塩気のある食材や乳製品、ハーブ類ととても相性が良いのが特徴です。
特に相性が良いのはこのあたり。
- 生ハム
- モッツァレラ、ブッラータ、カッテージチーズ
- ミント、バジル
- オリーブオイル
- トマト
- 紅茶、特にアールグレイ
つまり桃は、
「甘い」担当で終わらず、前菜もスープも麺料理もこなせる万能選手なのです。
ちょっと見た目は可愛いのに、仕事はかなりできます。
1.桃のビシソワーズ

じゃがいもと玉ねぎのやさしいコクに、桃のフルーティーな香りを重ねた冷製スープです。
ポイントは、桃を煮込まず、しっかり冷やしたあとに加えること。
これで桃の香りがきれいに残ります。
材料(2〜3人分)
- じゃがいも…2個
- 玉ねぎ…1/2個
- バター…10g
- 水…300ml
- 鶏ガラ粉末…小さじ1
- 桃…1個
- 牛乳…100〜150ml
- 塩…適量
- 胡椒…適量
- オリーブオイル…少々
- ミント…適量
作り方
- 鍋にバターを入れて火にかけ、スライスした玉ねぎを焦がさないようにしんなりするまで炒めます。ここで軽く塩をふります。
- 水にさらしておいた輪切りのじゃがいもを加え、じゃがいもの色が少し透き通ってくるまで炒めます。じゃがいもにも軽く塩をしておきます。
- 水と鶏ガラ粉末を加え、10分ほど煮込みます。
- 塩で味を整えたら粗熱を取り、ハンドブレンダーでなめらかなピューレ状にします。
- 冷蔵庫でしっかり冷やしたら、桃と少量の牛乳を加え、再度ハンドブレンダーで撹拌します。
- とろみを見ながら牛乳で濃度を調整し、器に注ぎ、ミントとオリーブオイルを飾って完成です。
今回使ったのが、いつものハンドブレンダー。
鍋の中でそのまま撹拌できるので、冷製スープを作る時はかなり楽です。桃を加えたあとも数十秒でなめらかになります。
今回使っているハンドブレンダーをはじめ、実際にくんの台所で使っている調理道具はこちらにまとめています。
→ くんのキッチンの愛用品まとめ
おいしく作るコツ
- 桃は加熱せず後入れにすると香りが生きます。
- 牛乳は一気に入れず、少しずつ濃度を見ながら加えるのがおすすめ。
- 鶏ガラは控えめにすると、桃の香りを邪魔しません。
合わせたいワイン
- ヴィオニエ
- ゲヴュルツトラミネール
- やや香りのある辛口ロゼ
桃の香りをふわっと受け止めてくれる、アロマ系の白がよく合います。
2.桃のカプレーゼ

桃、ブッラータチーズ、生ハム、バジル。
この組み合わせ、おいしくないわけがありません。
切って盛るだけ。
料理の世界にも、こういう“見た目も良くて仕事も早い優等生”がたまにいます。
材料(2人分)
- 桃…1個
- ブッラータチーズ…1個
- 生ハム…適量
- バジル…適量
- 塩…少々
- 黒胡椒…少々
- オリーブオイル…適量
作り方
- 桃は食べやすい大きさにカットします。
- 皿に桃を並べ、中央にブッラータチーズをのせます。
- 生ハムをふんわりちぎって散らし、バジルを添えます。
- 塩、黒胡椒、オリーブオイルで味を整えて完成です。
おいしく作るコツ
- 桃は完熟しすぎる直前くらいがベスト。やわらかすぎると水っぽくなりやすいです。
- 塩は少しだけで十分。生ハムにも塩気があります。
- ブッラータを崩しながら桃と合わせて食べると最高です。
合わせたいワイン
- プロセッコ
- フランチャコルタ
- 辛口ロゼ
泡の爽やかさが、桃と生ハムの甘塩っぱさを気持ちよくつないでくれます。
3.桃と生ハムとモッツァレラチーズの天ぷら

今回の変化球担当。
でも、食べると「え、これアリどころかかなりアリでは?」となる一品です。
桃の果汁、モッツァレラのとろり感、生ハムの塩気。
それを衣で包んで揚げると、甘みと塩気とミルキーさが一体になります。
少し大げさに言えば、桃が“前菜の顔”をしてきます。
材料(2人分)
- 桃…1個
- モッツァレラチーズ…1個
- 生ハム…適量
- 小麦粉…適量
- てんぷら粉…適量
- 水…適量
- バジル…適量
- 塩…少々
- 胡椒…少々
- 揚げ油…適量
作り方
- 桃は食べやすい大きさにカットし、モッツァレラも桃に合わせて切ります。
- 桃とモッツァレラを生ハムで包みます。
- 軽く小麦粉をまぶします。
- てんぷら粉を水で溶いて衣を作り、3をくぐらせます。
- 170〜175℃の油で、さっとこんがり揚げます。
- 皿に盛り、バジルを添えて、好みで塩・胡椒を少量ふって完成です。
果物の天ぷら、実は桃だけではありません。
イチジクも揚げてみたところ、外はサクッ、中はジュワッ。こちらもかなり面白い一皿になりました。
→ イチジクを天ぷらにしたらサクッとジュワッ!花山椒と塩で食べる夏の果物天ぷら
おいしく作るコツ
- 揚げすぎると桃から水分が出やすいので、短時間でサッと。
- モッツァレラは水気を軽く拭いておくと衣が付きやすいです。
- 生ハムの塩気があるので、仕上げの塩は控えめに。

合わせたいワイン
- リースリング(辛口)
- ランブルスコ・セッコ
- 軽やかなスパークリングロゼ
揚げ物の軽快さと、桃の甘み、生ハムの塩気をバランスよくつないでくれます。
4.桃と生ハムとモッツァレラチーズの冷製半田そうめん

これはちょっと面白いです。
桃を前菜だけで終わらせず、冷製麺にまで連れていった一皿。
ソースは、桃、くんのトマトソース、太白胡麻油を合わせた冷たいソース。
そこにキンキンに冷やした半田そうめん。
生ハム、モッツァレラ、ミントを合わせれば、
もう完全に「夏のごちそう」です。
材料(2人分)
- 半田そうめん…2束
- 桃…1個
- 生ハム…適量
- モッツァレラチーズ…1個
- くんのトマトソース…大さじ4〜5
- 太白胡麻油…大さじ1
- 塩…適量
- 胡椒…適量
- ミント…適量
作り方
- ソースを作ります。桃の半量、くんのトマトソース、太白胡麻油、塩、胡椒を合わせ、ハンドブレンダーでなめらかにします。
- 半田そうめんを4分茹で、冷水でしっかり洗ってぬめりを取り、氷水でキンキンに冷やします。
- 水気をしっかり切ったそうめんをソースで和えます。
- 残りの桃も加えて軽く和え、器に盛ります。
- 生ハム、モッツァレラチーズ、ミントを飾って完成です。
半田そうめんを初めて使う方は、茹で方や普通のそうめんとの違いをこちらの記事で詳しく紹介しています。
→ 半田そうめんが美味しすぎた!透明醤油と無添加だしで作る冷たいめんつゆ
今回使ったのは、いつもの竹田製麺の半田そうめん。
半田そうめんは普通のそうめんより少し太く、しっかりしたコシがあるので、桃とトマトのソースを絡めても麺が負けません。
4分茹でて氷水でキンキンに締めると、冷製パスタのような食べ応えになります。
半田そうめんは冷製麺だけでなく、つけ麺、揚げ浸し、カレーなどアレンジ自在。
我が家で作ってきた半田そうめん料理はこちらにまとめています。
→ 半田そうめんレシピ8選|冷たい麺・天ぷら・揚げ浸し・カレーまで絶品アレンジ

おいしく作るコツ
- 半田そうめんはしっかり締めると食感が生きます。
- ソースは冷やしておくと、全体がぼやけずシャープに仕上がります。
- トマトソースの酸味が強い場合は、桃を少し増やすとまとまりやすいです。
合わせたいワイン
- ヴェルメンティーノ
- ソーヴィニヨン・ブラン
- 辛口ロゼ
冷たい麺料理なので、キレのある白やロゼが気持ちよく寄り添います。
5.桃とアールグレイのマリネ、カッテージチーズを添えて

最後はやっぱり桃らしく、でも少しひねって。
アールグレイの香りをまとわせた桃のマリネに、カッテージチーズを添えた一皿です。
紅茶の華やかな香りと桃の甘い香りは、仲が良い。
そこにカッテージチーズのやさしい乳味が入ると、デザートとしての輪郭がぐっと整います。
材料(2人分)
- 桃…1個
- 砂糖…小さじ2〜3
- アールグレイティーの茶葉…小さじ1
- カッテージチーズ…適量
- ミント…適量
作り方
- 桃を食べやすくカットします。
- 砂糖をまぶし、アールグレイの茶葉を絡めます。
- 冷蔵庫で30分ほど冷やします。
- 器に盛り、カッテージチーズとミントを添えて完成です。
おいしく作るコツ
- 茶葉は細かいタイプのほうが桃になじみやすいです。
- 甘さは桃の熟れ具合で調整してください。
- 仕上げに少しだけはちみつをかけてもおいしいです。

合わせたいワイン
- モスカート・ダスティ
- やや甘口のリースリング
- 紅茶香のある軽やかなデザートワイン
食後にやさしく着地してくれる組み合わせです。
桃料理に使うおすすめ食材・道具
今回のような桃料理を作るなら、こういうものがあると便利です。
- ハンドブレンダー
ビシソワーズや冷製ソースづくりにとても便利。 - 半田そうめん
冷製麺にすると、コシと食べごたえがしっかり出ます。 - てんぷら粉
サクッと軽く揚げたい時に使いやすいです。 - 太白胡麻油
香りが強すぎず、素材の風味を生かしやすい万能選手。 - 良質なオリーブオイル
桃、チーズ、ハーブとの相性がとても良いです。
桃料理をおいしく作るポイント3つ
1.桃は加熱しすぎない
桃は火を入れすぎると香りが飛びやすく、水分も出やすくなります。
香りを生かしたい場合は、後入れ・短時間加熱が基本です。
2.塩気と合わせる
生ハム、チーズ、塩、オリーブオイル。
こうした塩味やコクのある食材と合わせると、桃の甘みがぐっと引き立ちます。
3.ハーブを使う
ミントやバジルを合わせると、桃の香りが立体的になります。
見た目もぐっと華やかになります。
まとめ|桃は料理にすると、思った以上に仕事をする
桃というと、どうしても「そのまま食べる果物」「デザートの食材」という印象が強いですが、
実際に料理してみると、前菜にも、スープにも、揚げ物にも、麺料理にも使えることがよく分かります。
今回作ったのはこの5品。
- 桃のビシソワーズ
- 桃のカプレーゼ
- 桃と生ハムとモッツァレラチーズの天ぷら
- 桃と生ハムとモッツァレラチーズの冷製半田そうめん
- 桃とアールグレイのマリネ、カッテージチーズ添え
どれも桃の甘さを生かしつつ、
塩気、乳製品、ハーブ、トマトなどを合わせて、料理として成立させた一皿です。
桃がたくさんある時。
少し熟れてきて、そのまま食べる以外の使い道を探したい時。
そんな時はぜひ、桃を“料理して”みてください。
きっと、
「ああ、桃ってデザート部門だけじゃなかったのね」と思うはずです。
見た目は可愛いのに、なかなかの実力派です。

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