ひとくちメッセージ

天使の海老をカダイフで包み、
揚げすぎずに軽く仕上げる一皿です。
パリッ、という音がした瞬間、
人はだいたいこう思います。
「はいはい、揚げ物ね」
……でも今日は、
揚げすぎていません。
使うのは
Amazonで買った
- 天使の海老
- カダイフ
特別な技術も、
特別な厨房も不要。
ただし、
考え方だけは少し丁寧に。
今日の献立
- 天使の海老とじゃがいもマッシュのカダイフ包み焼き
- 焼きカダイフのサラダ
どちらも共通点はひとつ。
油を使っているのに、油っぽくならない。
天使の海老とじゃがいもマッシュのカダイフ包み焼き
材料(2人分)

- 天使の海老(有頭・冷凍・生食用)…2尾
- じゃがいも…中1個
- カダイフ(冷凍)…適量
- 塩…少々
- 白胡椒…少々
- オリーブオイル…少量
- 揚げ油…フライパン底から1cmほど
▶︎ 今回の料理に使った食材
天使の海老は、プリッとした甘みが出るので
この包み焼きの仕上がりが格段に上がります。
下準備|じゃがいもは「主役にならない」
じゃがいもは皮をむき、柔らかく茹でてマッシュ。
味付けは、塩を控えめに。
バター?
今日は出番なし。
オリーブオイルをほんの少しだけ。
ここでの役割は
主役を支えるクッション。
前に出てきたら、この料理は失敗です。
海老の仕込み|天使は、焼きすぎない
天使の海老は
- 背ワタを取る
- 殻は残す
- 腹側に浅く切れ目
そこに、
じゃがいもマッシュを薄く抱かせます。
たっぷり入れたくなる気持ち、
わかります。
でも今日は我慢。
包みと火入れ|揚げ物に見せて、実は焼き


カダイフで海老を
ふんわり包みます。
ぎゅっと押さえない。
空気を含ませる。
フライパンに油を入れ、中温。
転がしながら色付け。
※ このくらいの色で止めます。
※ 揚げ色=完成、ではありません。
海老は、余熱で仕上がる。
揚げ物に見せて、実は揚げすぎない──
そんな「火と距離を取る」調理思想については、
こちらの記事でも詳しく書いています。
▶︎ 柔らか黒毛和牛の低温調理ステーキと体に優しいグリル野菜
仕上がり|三層構造になっていれば正解

- 外:パリッ、サクッ
- 中:プリッ
- 芯:ほくっ
断面を見ると、
ちゃんと三層。
衣だけ派手、ではない。
ちゃんと料理です。
パリパリカダイフのサラダ

なぜ、もう一度カダイフを使うのか
理由はシンプル。
食感を整理するため。
揚げたカダイフと、
焼いたカダイフ。
同じ食材でも、
役割はまったく違います。
作り方(ざっくり)
- 余ったカダイフを油なしで乾煎り
- 紫キャベツやハーブ
- 塩、オリーブオイル、少しの酸
焼きカダイフは
衣ではなく、調味料。
おすすめの食べ方
- まずは何も付けずに
- 塩をひとつまみ
- サラダと一緒に
音 → 甘み → 余韻。
ちゃんと順番があります。
🍷 この料理に合わせたいワイン
天使の海老の甘みと、カダイフの香ばしさ。
ここに重たいワインを合わせると、料理が負けます。
おすすめは、
樽を使わないシャルドネ、もしくは軽めのスパークリング。
揚げ物に見えて実は軽いこの一皿には、
「キレがあって、余韻が短め」のワインがちょうどいい。
▶︎ 家でこの一皿を作るなら
天使の海老
カダイフ
特別な道具なしで、再現できる食材
まとめ
揚げ物なのに、軽い。
派手なのに、うるさくない。こういう料理はだいたい、
翌日もう一度、同じことをしたくなります。
カダイフは目立つ。
でも、中身をちゃんと作れば、
ちゃんと応えてくれる食材。
仕込みや温度設計の考え方は、
この料理以外でも同じです。
▶︎ 西京焼きは焼く前で8割決まる|味噌床と火入れの話

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