ひとくちメッセージ
低温調理と圧力鍋。
どちらも“時短”と言われがちですが、
本当の価値は、余計なことをしなくて済むところ。
ということで、
その日の気分に正直に組んだ
おウチディナーコースです。
🍽 メニュー構成
① コッパと黒胡椒のレモンドレッシングサラダ

脂のあるコッパを、酸と胡椒で切る。
一皿目は、胃を起こす仕事です。
② グリル野菜

(マイヤーハイプレッシャークッカーで蒸す → マイヤーフライパンで焼く)
- 加圧2分で蒸す
- その後、強火で一気にグリル
- 仕上げは
オリーブオイル/岩塩
+自家製 青唐辛子豆板醤
野菜に下味は付けません。
理由は簡単。
野菜が甘いからです。
これ、青唐辛子豆板醤👇



③ 黒毛和牛の低温調理ステーキ&葉玉ねぎと新じゃがのソテー

- 和牛イチボ:55℃・2時間低温調理
- 仕上げにマイヤーフライパンで強火グリル
- 新じゃがは圧力鍋でグリル野菜の野菜たちと一緒に蒸し
→ 同じフライパンで葉玉ねぎとソテー
ソースはありません。
肉と野菜が、もう話し合いを終えています。
④ ラムランプ肉と葉玉ねぎの白ラグーリングイネ(パスタ)

- マイヤーのフライパンにニンニクと赤唐辛子を入れてオリーブオイルに香り付け
- 細かく刻んだ葉玉ねぎの白い部分をトロトロまで炒め、
- ラム肉+白ワイン、茹で汁で煮込み
- 茹で上がり直前に
葉の部分+粉チーズ - 乳化して完成
ラムの旨味と香りを葉玉ねぎの甘味でまとめます。
▶ 使用した調理器具
👉 ここにポチップ(調理器具まとめ)
🍷 ソムリエのひとこと
このコース、
ワインは1本で通すのが正解です。
酸があり、重すぎず、
肉もラムも受け止められるもの。
家だからこそ、
途中でグラスを変えなくていい夜もあります。
🍷 このコースに、なぜこのワインなのか
おウチディナーで、
ワインが難しくなる瞬間があります。
料理に合わせようとしすぎて、
ワインが前に出るとき。
今回のコースでは、
ワインが説明しなくていいこと
を基準に選びました。
白ならサンセール。
赤ならバルベーラ・ダルバ。
それぞれに、ちゃんと理由があります。
🥂 白で通すなら
パスカル・ジョリヴェ サンセール
このサンセールは、
「おいしい白」ではなく
料理を整える白です。
なぜ合うのか
- コッパと黒胡椒のサラダ
→ 脂と酸を、きれいにほどく - グリル野菜
→ 甘みの輪郭だけを残す - 黒毛和牛の低温調理
→ 肉の旨味を切らず、後味を整える - ラムの白ラグー
→ 香りを消さず、重さだけを取る
樽は控えめ。
果実も主張しすぎない。
でも、酸だけはまっすぐ。
目立たないのに、
気づいたら全部うまくいっている。
番組で一番ありがたい存在です。
白だけで最初から最後まで通したい人にとって、
これ以上、無理のない選択はありません。
🍷 赤で通すなら
ヴィエッティ バルベーラ・ダルバ
赤を選ぶなら、
重さはいりませんでした。
このコースは、
脂で押す料理ではないからです。
なぜ合うのか
- サラダ
→ コッパの脂が、赤との橋渡しになる - グリル野菜
→ 焼きの香ばしさと発酵調味料に強い - 黒毛和牛ステーキ
→ 低温調理のやさしい旨味を壊さない - ラムの白ラグー
→ 香りは残し、後味だけ軽くする
タンニンは穏やか。
酸はきれい。
赤なのに、食事のスピードを落とさない。
赤ワインなのに、
会話を遮らない。
こういう人、現場では重宝されます。
赤だけで通したい人にとって、
これは安心して座らせておける1本です。
【H2】このコースに、なぜこのワインなのか
- サンセール(パスカル・ジョリヴェ)
- バルベーラ・ダルバ(ヴィエッティ)
✨ ひとことでまとめると
このコースは、
ワインを主役にする料理ではありません。
でも、
ワインが迷わない料理です。
白なら、サンセール。
赤なら、バルベーラ・ダルバ。
それだけ決まっていれば、
あとは火を入れて、
静かに食べるだけ。
✨ まとめ
- 圧力鍋は時短ではなく、火入れの整理
- 低温調理は技術ではなく、余計なことをしない選択
- 家の料理は、静かでいい、ワインを飲みながらごはんを食べるだけ
外より、家の方がうまい日。
たまに、あります。

コメント