ひとくちメッセージ
黒毛和牛のランプは、元々そんなに固くない。
だから今日の低温調理は「柔らかくする」ためだけじゃなくて、ジューシーさを保ち乾かさないため。
焼きは短く。余韻は長く。
(こういうの、言い出すと急に“大人”ぶりたくなるの、なぜでしょう。)
今日の献立
- 黒毛和牛ランプの低温調理ステーキ(塩で)
- クレソン
- じゃがいも&マイタケ(焼き or ロースト)
- 付け塩(岩塩/フレークソルト)
今日のエッセイ
ステーキって、つい強火で「ドーン!」をやりたくなる。
わかる。わかるんです。人間だもの。
でも、黒毛和牛ランプは “ドーン!” で押さなくてもよいお肉。
赤身の旨味と香りと、あの後味のきれいさで勝つタイプ。
つまりここで雑に火を入れると——
肉がしゃべらなくなります。
(急に無口な赤身。いちばん気まずい。)
そこで低温調理。
これは手抜きじゃなくて、火と距離を取る技術。
中心温度を先に整えて、
最後に表面だけ「香り担当」で焼き色を付ける。
この“間”があると、赤身はちゃんと甘くなる。
そして食べたあと、ちょっとだけ自分が丁寧になった気がします。
(気のせいでもOK。満足感は正義。)
▶ 低温調理、他にもやってます(火と距離を取るシリーズ)
低温調理って、やり始めると「火を入れた気がしないのに、うまい」現象が起きます。
同じ“火との距離感”で作った肉料理もまとめておきます👇
- 低温調理した肉で作るカツレツ(「最後だけ強火」仲間)
- 鴨の低温調理(赤身×香りの兄弟)
- 低温調理の注意点(温度・時間・安全の“保険”)
🛒まずは我が家の道具の話を少しだけ
各献立のレシピ(材料+作り方+栄養メモ)
🥩 黒毛和牛ランプの低温調理ステーキ(塩仕上げ)
材料(1〜2人分)
- 黒毛和牛ランプ(厚みのあるカット)
- 塩(下味:控えめ)
- 仕上げの塩(岩塩/フレークソルト)
- 黒胡椒(任意)
- 焼き用の油(少量)
作り方
① 下準備(ここで勝負の半分終わる)
- 肉の表面の水分をペーパーでしっかり拭く
- 塩をごく薄く当てる(“押し塩”じゃない、軽くでOK)
- 真空袋(または耐熱袋)に入れ、空気をできるだけ抜く
② 低温調理(中心を先に完成させる)
- 55〜57℃で 1〜2時間(厚みに合わせて)
ここはレアを作る工程じゃなくて、
潤いを残す工程。
温度がブレると赤身はすぐ乾くので、淡々と一定で。
③ 焼き(香り担当、出番です)


- 袋から出す
- もう一度、表面の水分をしっかり拭く(ここ大事。2回言うやつ)
- フライパンをしっかり熱し、油は最小限
- 表面だけ短時間で焼き色を付ける(中を温めようとしない)
④ 休ませる(沈黙の1〜3分)
- 1〜3分置いて落ち着かせる
(肉汁が「落ち着きます…」って戻ってきます)
⑤ 仕上げ
- カットして、最後に塩
- 胡椒は好みで
- 付け合わせの葉物とじゃがいもを添える

栄養メモ
- ランプは赤身主体で、満足感はあるのに重くなりにくい
- 低温調理は水分ロスが少なく、赤身の甘さが立ちやすい
🥔 付け合わせ(じゃがいも&葉物は“逃げ場”)
※この2つがあると、ステーキが急にレストラン顔になります(不思議)
- じゃがいも:焼く/ロースト/蒸してから焼き、どれでもOK
- 葉物:ベビーリーフやクレソン系をさっと添える
- オイルは数滴で十分(かけすぎると主役が迷子)
🍷ソムリエのひとこと
このランプは「脂で押す」より、旨味の輪郭で勝つ。
だから合わせるワインも “重さ” より “輪郭”。
酸があって、香りが伸びるタイプが合います。
濃い赤で殴り合うと、赤身が黙ります。
(また黙る。今日は黙りがち。)
🍇ソムリエおすすめワインリスト
- ピノ・ノワール系(旨味を伸ばす、優勝)
- ネッビオーロ系(香りと余韻がリンクする)
- 熟成感のあるサンジョヴェーゼ系(赤身の芯と相性良し)
🐾ぶーちゃんのひとこと

「低温って言うけど、焼く瞬間だけ部屋が“本番”になるよね。」
(そう。あの10秒で全部持っていく。)
✨まとめ
黒毛和牛ランプは元々、固くない。
だから今回の低温調理は「柔らかくする」ためだけじゃなく、ジューシーさを保ち乾かさないため。
中心温度を先に整えて、
焼きは表面の香りだけを乗せる。
火との距離感が、赤身を一段上にしてくれます。
🛒我が家の定番キッチン道具
▶ 次に読むならこのへんだよ
肉の余韻が残ってるうちに、次の一手。
同じ火入れ路線と、全然違うのにテンション上がるやつ、置いておきます👇

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