リメイクカレーセレクション|マイヤー・ハイプレッシャーで続いていく食卓

夜ごはん
豚焼豚のリメイクカレー

気がつけば、数日間、家の中はずっとカレーの匂いでした。
換気扇は、たぶん仕事をしていました。ええ、かなり。

でもこれは「同じカレーを食べ続けた一週間」ではありません。
昨日の料理が、今日の判断で少し形を変え、
また次の日の体調に合わせて落ち着いた——
そんな続きものの夜ごはんです。

煮込みは、終わらせなくてもいい。
むしろ、終わらせないほうが静かに整うこともある。
今回は、そんな数日の記録です。

この数日の夜ごはんを美味しくしたポイントは3つあります

カレーは「塩味」ではなく、香りと温度で整える

具材は足さず、役割を変えて次へ渡す

味を濃くしないことで、翌日の胃に仕事を残さない

派手さはありませんが、
この3つを守ると、なぜか最後まで食べられます。

今日の献立|リメイクカレーセレクション

・豚チャーシューのリメイクカレー
・さらに豚チャーシューのリメイク → セリカレー
・バターチキンカレーのリメイク → カレーほうとう
・ロティサリーチキンの残り × 無印良品のカレールー
・けんちん汁と豚バーグで作る、締めのリメイクカレー

並べると多いですが、
鍋はだいたい一つです。

使用したカレー粉やルーは記事の下部に紹介してます

このリメイクカレーは、
作り直しではなく「続いていく料理」。

味が濁らず、香りが残るのは
高圧で火を均一に入れられる道具があるからです。

この記事で使っている道具はこちら。
味が静かに進むのは、これらの力です👇

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今日のエッセイ|鍋は、記憶を引き継ぐ

一度完成した料理を、
「もう一度火にかける」という選択。

足すのではなく、
移す。
強くするのではなく、
整える。

圧力をかけると、
具材は形を保ったまま、
味だけが次の段階へ進んでいきます。

料理というより、
判断の積み重ねに近いかもしれません。
説明すると少し怪しくなるので、
このへんにしておきます。

豚チャーシューのリメイクカレー

低温調理した豚チャーシューは、
細かく崩さず、そのまま使います。

繊維がほどけきる一歩手前で止めると、
肉は「具」ではなく、
ソースを抱える存在になります。

最初は白ごはん。
ここで基準を作らないと、
後半が全部ぼやけます。

豚焼豚のカレーにセリを足した、リメイクのリメイク

前日のカレーに、刻んだセリをひとつかみ。
火は止めてから。

狙うのは味ではなく、
香りだけ。

鍋の重心が一段軽くなり、
翌日に残らないカレーになります。
大人になった感じはしますが、
成長したかどうかは分かりません。

バターチキンの残りで、カレーほうとう

残ったバターチキンカレーは、
水で伸ばさず、麺に受け止めてもらう。

ほうとうの太さが、
バターとスパイスをきちんと抱え込みます。

洋から和へ。
でも無理はしていません。
夜遅くても、ちゃんと話を聞いてくれる一杯。

ロティサリーチキン × 無印良品のカレールー

焼きの香りが残るロティサリーチキンには、
スパイスを足しすぎない。

市販のルーは、
料理人が使うと少し気まずいですが、
家で食べる分には、まったく問題ありません。

むしろ、
説明しなくていい味になることがあります。

けんちん汁と豚バーグで、リメイクカレー

和の出汁を含んだけんちん汁に、
肉の要素として豚バーグ。

これは新作というより、
冷蔵庫の会話をまとめる作業。

最後にカレー粉をひと振り。
ちゃんと一皿になります。
理由は、考えないほうが楽です。

レシピ(というより、考え方)

今回のカレーは、すべて同じ判断で作っています。

ベースは前日の煮込み

水や出汁で伸ばさない

具材は「増やす」のではなく「役割を変える」

香りの野菜は火を止めてから

圧力調理を使うと、
具材は崩れず、
味だけが静かに進みます。

再現しなくて大丈夫。
昨日の鍋を、今日の気分に合わせる。
それだけです。

🍷 ソムリエのひとこと

ペアリングは、
正解か不正解かを当てにいくものではなくて、
料理にどう寄り添うか、だと思っています。

前に出す日もあれば、
少し距離を取った方がきれいな日もある。
その判断をするのが、
ワインの仕事だと思っています。
(たぶん、向こうもそう思っています)

この記事のごはんで使ったもの

※同じ空気感で作りたい方のために、使ったものだけまとめました。

マイヤー・ハイプレッシャークッカー
煮崩さず、味だけ進めるために

マイヤーのフライパン
仕上げの香ばしさ用

無印良品のコク旨カレールー
リメイクの翻訳者

我が家のカレー粉は簡単にプロの味になるプロ御用達の大津屋のスパイスです!

全部そろえなくても大丈夫です。
上から順に、余裕があるときで。

🍛 リメイクカレーセレクションペアリングワイン

① 豚チャーシューのリメイクカレー(紹興酒味噌漬け・低温調理→ロースト)

🍷 ジュラ/サヴァニャン(ウイヤージュ)

タイプ:白・辛口

合わせの理由
紹興酒の熟成香、味噌の発酵、ローストの香ばしさ。
すべてを“ナッツと旨み”で一本に束ねる、迷いのない一本。

② セリ香る、豚チャーシューのリメイクカレー
🍷 ロワール/シュナン・ブラン(ドライ)

タイプ:白・辛口

合わせの理由
セリの青さと出汁感を、酸で静かに整える。
カレーを重くしない、呼吸する白。

③ バターチキンカレーのリメイク「ほうとう」
🍷 シャンパーニュ/ブラン・ド・ノワール

タイプ:スパークリング・辛口

合わせの理由
バター、小麦、とろみ。
重なった要素を泡と酸でほどく、〆に最適な一本。

④ ロティサリーチキン残り × 無印良品カレールー
🍷 南仏/グルナッシュ主体(ラングドック)

タイプ:赤・ミディアム

合わせの理由
無印カレーの甘みと、果実味が素直に寄り添う。
考えすぎない、日常の赤。

⑤ けんちん汁+豚バーグのリメイクカレー
🍷 日本ワイン/マスカット・ベーリーA(樽なし)

タイプ:赤・ライト

合わせの理由
根菜、出汁、味噌的コク。
ワインを“発酵調味料”として使う一杯。

🐾 ぶーちゃんのひとこと

「昨日と同じ匂いだけど、
たぶん違うごはん。
ぼくは説明されても分かりません。」

✨ まとめ

料理は、完成させるものではなく、
続けていくものかもしれません。

一度作った味に、
ほんの少し手を添えるだけで、
食卓はちゃんと前に進む。

今日のカレーも、
昨日の記憶を抱えたまま、
静かに次へ進みました。

(換気扇も、きっと満足しています)

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