献立
◉ 大和芋と色々な貝と鮑の肝のオイスターソース炒め・青海苔風味
◉ スナップエンドウと枝豆とパクチーのナンプラー炒め
◉ 大根と塩昆布のゴマ油和え
◉ ワカメと布海苔のポン酢和え
◉ マグロすきみと大葉・茗荷・ネギの香味チャーハン・秋田県特産とんぶり乗せ(キャビアじゃないよ)
◉ 湯葉とオクラのチキンスープ
✍️ 朝のエッセイ
おはようございます。
今日は海も畑も「全員集合!」と言わんばかりの朝ごはんになりました。
まずは 大和芋と貝、そして鮑の肝の炒め物。磯の香りと青海苔の風味が重なり合い、まるで港町の旅館の朝食に迷い込んだようです。トロリとした大和芋に、鮑の肝の濃厚さが寄り添い、贅沢なのに胃に優しい一皿。
スナップエンドウと枝豆のナンプラー炒めは、爽やかな緑色とエスニックな香りがテーブルを明るくします。パクチーの風が吹き抜けた瞬間、思わず「ここはバンコク?」と錯覚。朝の台所に小旅行気分が漂いました。
大根と塩昆布のゴマ油和えは、安心感のある脇役。地味に見えて、実は全体のバランスを整えてくれる要です。
ワカメと布海苔のポン酢和えは、口の中をすっきりリセット。ひと口で「さあ次へ」と促してくれる爽やかな伴走者です。
そして今日のサプライズは マグロすきみチャーハン丼。大葉、茗荷、ネギの香味野菜と合わせて、上にちょこんと乗った「秋田県特産のとんぶり」。見た目はキャビア、でも実は畑のキャビア。わかっていても、ちょっとテンションが上がるのが不思議です。
締めは 湯葉とオクラのチキンスープ。とろりとしたオクラが鶏の優しい出汁と調和して、最後に体をふんわりと包み込んでくれました。
🍳 レシピ
大和芋と色々な貝と鮑の肝のオイスターソース炒め・青海苔風味
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 大和芋 | 150g |
| 帆立貝ひもやハマグリなどの貝 | 200g |
| 鮑の肝 | 1個分 |
| オイスターソース | 大さじ1.5 |
| 酒 | 大さじ1 |
| 青海苔 | 小さじ1 |
| ごま油 | 大さじ1 |
作り方
- 大和芋を薄切りにする。貝は砂抜きをする。
- フライパンにごま油を熱し、大和芋を炒める。
- 貝と酒を加えてさっと炒め、肝とオイスターソースを加える。
- 仕上げに青海苔を振る。
スナップエンドウと枝豆とパクチーのナンプラー炒め
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| スナップエンドウ | 80g |
| 枝豆(むき身) | 60g |
| パクチー | 1束 |
| にんにく(みじん切り) | 少々 |
| ナンプラー | 小さじ2 |
| ごま油 | 小さじ1 |
| レモン果汁 | 少々 |
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作り方
- スナップエンドウを塩茹でし、水気を切る。
- ごま油でにんにくを炒め、スナップエンドウと枝豆を加える。
- ナンプラーで調味し、火を止めて刻んだパクチーとレモンを加える。
大根と塩昆布のゴマ油和え
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 大根 | 100g |
| 塩昆布 | 10g |
| ごま油 | 小さじ2 |
| 白ごま | 小さじ1 |
作り方
- 大根を細切りにし、塩(分量外)をして5分置く。
- 水気を絞り、塩昆布・ごま油・白ごまで和える。
ワカメと布海苔のポン酢和え
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| ワカメ | 30g(戻し後) |
| 布海苔 | 20g(戻し後) |
| ポン酢 | 大さじ1.5 |
| すだち | 少々 |
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作り方
- 海藻を戻して水気を切る。
- ポン酢で和え、器に盛りすだちを搾る。
マグロすきみと香味チャーハン・とんぶり乗せ
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| ごはん | 2膳 |
| 卵 | 1個 |
| マグロすきみ | 100g |
| 大葉 | 5枚 |
| 茗荷 | 1本 |
| 長ネギ | 1/2本 |
| 生姜みじん切り | 少々 |
| 醤油 | 小さじ1 |
| ごま油 | 小さじ1 |
| とんぶり | 大さじ2 |
作り方
- ごま油で卵炒飯を作り、醤油で調味する。
- 器に盛り、刻んだ薬味とマグロすきみをのせる。
- 中央にとんぶりをトッピングする。
湯葉とオクラのチキンスープ
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 鶏スープ | 400ml |
| 湯葉 | 30g |
| オクラ | 3本 |
| 塩 | 少々 |
| 生姜薄切り | 1枚 |
作り方
- 鶏スープを温め、生姜と湯葉を入れる。
- 小口切りのオクラを加えてひと煮し、塩で味を整える。
🍷 ソムリエのひとこと
鮑の肝とオイスターソースの深みには、やはり海のミネラルを感じさせる白ワインがよく合います。ヴェルメンティーノやエトナ・ビアンコは、柑橘の清涼感と塩気を備え、磯の香りを軽やかにまとめてくれます。
また、スナップエンドウやパクチーのアジアな風味には、ハーブやスパイスを思わせるワインを。グリューナー・フェルトリーナーやリースリングの辛口は、青々としたニュアンスとライムの酸味で食卓を爽やかにしてくれます。
さらに、和の食材「とんぶり」には、米の旨みを持つ日本酒も相性抜群。香味野菜とマグロのすきみに透明感のある旨味を添えて、朝から贅沢な調和を楽しめます。
🍷 ソムリエのおすすめワインリスト
ソムリエのくんが実際に飲んで「これは間違いない」と太鼓判を押すワイン&日本酒です。
エトナ・ビアンコ(イタリア・シチリア)
火山性土壌由来のミネラルと柑橘の香り。鮑の肝炒めの磯の濃厚さをすっきりまとめてくれます。
👉 初めて飲んだとき「塩対応のワインだな」と思ったのですが(笑)、肝のコクと合わせた瞬間、まるで“海と山の二重唱”。一口でブラボーと叫びそうになりました。
リースリング・トロッケン(ドイツ)
ライムや青リンゴの酸、白胡椒のニュアンス。パクチーやナンプラーの香りを爽やかにリセット。
👉 パクチーの山を前に「これ、朝から強烈だな」と思いながら飲んだら、スッと清涼感。思わず「リースリングさん、朝の爽快プレゼンありがとうございます」と心の中でお礼を言いました。
甲州(日本・山梨)
和柑橘の香りとほろ苦さが特徴。海藻や塩昆布の小鉢と抜群の相性。
👉 地味な小鉢に合わせて飲んだら、「え、急に主役?」と驚き。まるで同窓会で再会した同級生が想像以上に輝いていた瞬間みたいで、ちょっとドキッとしました。
純米吟醸 澤屋まつもと 守破離 五百万石(京都)
透明感のある米の旨味。マグロすきみチャーハン&とんぶりの旨味にしっかり寄り添う。
👉 とんぶりをのせながら「キャビアじゃないんだよね」とつぶやいたら、このお酒が「それでいいんだよ」と肩をポンと叩いてくれるような安心感。思わず笑ってしまいました。
📌 まとめ
今朝の一番の驚きは、鮑の肝のコクと大和芋のやさしさがこんなに合うのか! ということ。炒めながら香りが立ち上がった瞬間から「これはいいぞ」と思いました。
スナップエンドウと枝豆のナンプラー炒めは、作っている途中からパクチーの香りが台所に広がり、朝なのにどこか旅行気分。
そして、やっぱり盛り上げ役はとんぶり。仕上げに乗せただけで、料理がぐっと面白くなりました。見た目のキャビア感とプチプチの食感で、食卓に小さな笑いが生まれます。
朝からこんな風に「おいしい+ちょっとした遊び心」を味わえると、一日の始まりがすごく軽やかになります
🐾 おまけコーナー|ぶーちゃんと朝ごはん前の早朝散歩
早朝の公園道を歩くぶーちゃん。落ち葉を踏みしめながら、道端や電柱をくんくん。まるで「ご近所ワンコ新聞の朝刊チェック中」といった様子。
散歩を終えて家に戻ると、私はすぐに朝ごはんの支度へ。ぶーちゃんはベッドに戻って休憩……のはずが、キッチンから漂う磯の香りにピクリと反応。「これはただ事じゃないな」という顔でこちらをじっと見つめていました。