やわらかい葉、細い茎。ソフトケールとカダイフにバーニャカウダで、ちょっとレストランになった夜。

ケールで巻いた仔牛とモッツァレラチーズのカダイフ包み焼き、バーニャカウダソース添え 夜ごはん
仔牛とモッツァレラのケールロール・カダイフ包み焼き・バーニャカウダソース

ひとくちメッセージ

葉はやわらかく、茎は細め。
ケールなのに身構えなくていい日がある。

ケール=健康
カダイフ=映え
バーニャカウダ=背徳

この3つが揃うと、料理が**「正しさ」だけで終わらない**。
栄養と欲望が、同じ皿で握手します。


④今日の献立

  • ケールとカダイフの温玉サラダ(千切り)
  • ケールの茎と玉子の味噌汁
  • モッツァレラチーズと仔牛低温調理のケールロール、カダイフ包み焼き
     — レモンと牛乳で軽くのばしたバーニャカウダソース —

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※カダイフ料理の勝敗は火力より油量で決まります。


ケールで巻いた仔牛とモッツァレラのロールをカダイフで包み焼きにし、バーニャカウダソースで食べる料理
揚げてないのに、完全に揚げ物の顔。カダイフの説得力。

今日のエッセイ

今回のケールは食べチョクから。マスダケールの「ソフトケール」。
名前がもう優しい。
ソフトって何、野菜界のクッション材?

触ると、葉が柔らかい。茎が細め。
つまり、今日はケールがこちらに牙をむいてこない日。
(ケールって、たまに“噛め”って迫ってきますよね。健康の圧が強い。)

この便は違う。
「大丈夫、あなたの歯を鍛える目的ではありません」
そんな顔をしている。

だから今日は、ケールを“サラダで終わらせない”。
茎は味噌汁の具に。
そして仔牛の低温調理とモッツァレラチーズを巻いて、主菜にする。

1kgが、ちゃんと楽しく消える夜です。

触った瞬間に分かる。


葉がやわらかい。
茎が細い。

ケールって時々こちらに「覚悟」を求めてくるけど、
今回の便は違う。

完全に“当たり便”。

この時点で、今回のケール料理が確定です。


「サクサクを守る3原則」

レシピの前に、今日の結論をもう一度(大事なので2回言います)。

サクサクを守る3原則

  1. 水分を切る(ケールは塩→ペーパーで押す)
  2. カダイフは最後にのせる(混ぜたら終わり)
  3. バーニャはかけない、つける(サクサク維持)

料理界には、善意が事件を起こす場面が多い。
例えば、カダイフを「優しく混ぜてあげよう」とした瞬間。

それはもう、事件です。
サクサクが、静かに息を引き取ります。

各献立のレシピ


1) ケールとカダイフの温玉サラダ

千切りケールに温泉卵をのせ、カダイフと粉チーズを散らしたサラダ
千切りの山に温玉。最後にカダイフ。混ぜないで、守る。

千切りのケールは食感が軽く、口当たりが驚くほど柔らかい。
「ケール=硬い」の固定観念が少し崩れる瞬間です。

材料(2人分)

  • ケール(葉):たっぷり(千切り)
  • 温玉:1〜2個
  • カダイフ:ひとつかみ(仕上げ用)
  • ボイルカリフラワー:適量
  • 黒胡椒:少々
  • 塩:ひとつまみ(下味)

ドレッシング(“粘度”で勝つ)

  • オリーブオイル:大さじ1.5
  • レモン果汁:小さじ2
  • アンチョビ:1〜2枚(刻む)※なければ塩を少し増やす
  • にんにく:すりおろし少々
  • 粉チーズ:大さじ1(コク+とろみ担当)

作り方

  1. ケールを千切りにする。
  2. 塩ひとつまみ→手で10秒だけ揉む(青さが落ち着く)。
  3. キッチンペーパーで軽く押して水分を取る(ここが命)。
  4. カダイフはフライパンで軽く焼く(油は少し/スプレーが便利)。
  5. ドレッシングを混ぜ、ケールに少量だけ和える。
  6. 器に盛り、温玉→粉チーズ→黒胡椒。
  7. 最後にカダイフをのせる。絶対に混ぜない。

失敗しないメモ

  • 「最初から混ぜたほうが美味しそう」←その瞬間に、パリサクが無くなりカダイフは“ただの麺”になります。
  • カダイフは繊細。繊細さは、だいたい面倒。だが、うまい。食べるときは散らばるので要注意。

2) ケールの茎と玉子の味噌汁

ケールの茎とふわ玉子が入った味噌汁
茎は“だしの延長”。卵が優しく回収する。

茎が細いと、火入れの緊張感が減る。
この小さな違い、毎日料理する側にはかなり大きい。

ケールの茎とふわ玉子が入った味噌汁


材料(2人分)

  • ケールの茎:適量
  • 卵:1個
  • だし:400ml
  • 味噌:大さじ1〜1.5
  • お好みで黒胡椒:少々

作り方

  1. だしを温め、茎を入れて1〜2分煮る。
  2. 味噌を溶く。
  3. 卵を溶いて回し入れ、ふわっと固まったら火を止める。
  4. 黒胡椒を少し(青みが締まる)。

メモ

  • 茎は薄切りで“優しく”なる。厚いと急に体育会系になります。
  • 卵は早めに止める。余熱でちょうどいい。

3) モッツァレラチーズと仔牛低温調理のケールロール、カダイフ包み焼き

ここが今日の“主菜”。
ケールが「健康野菜」から「ごちそう」に昇格する瞬間です。

今回のバーニャカウダソースは、
レモン汁と牛乳でのばした軽やかな仕様。

本来は濃厚で力強いソースですが、
少しだけ輪郭をやわらかくすると、料理との距離が縮まる。

仔牛の脂、モッツァレラのミルク感、
そしてケールの青み。

そこへ酸とやさしい乳のニュアンスを足すことで、
重たさではなく「まとまり」が生まれます。

バーニャカウダは“強いソース”ではなく、
料理全体のトーンを整える役へ。

材料(2人分)

  • ケール(大きめの葉):2〜4枚
  • 仔牛(低温調理済み or ロースト):適量
  • モッツァレラ(パール等):適量
  • カダイフ:たっぷり
  • オリーブオイル:適量(スプレー推奨)
  • 塩・黒胡椒:少々
  • 我が家のバーニャカウダソース:適量(ディップ用)
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作り方

  1. ケールをさっと湯通し(15〜20秒)→冷水→水気を絞る。
  2. ペーパーで押して水分をさらに取る(ここ大事)。
  3. ケールに仔牛とモッツァレラをのせて巻く。
  4. ケールロールにカダイフを巻く。
  5. フライパンで弱めの中火、じっくり両面を焼く。最後だけ火を上げ香ばしさ。
  6. 切って盛る。バーニャは別皿ディップ、または皿に塗って“つける”。

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🍷ソムリエのひとこと

レモンでのばしたバーニャカウダは、
ワインとの相性も一段軽やかになります。

塩気・酸・香ばしさ。
欲しい要素がきれいに揃う。

🍇ソムリエおすすめワインリスト

  • スパークリング(ブリュット):温玉サラダ〜主菜まで通せる万能。
  • ソアヴェ/ヴェルメンティーノ:青み+塩気(アンチョビ・バーニャ)に強い。
  • 辛口リースリング:ケールのほろ苦さをきれいに拾う。

🐾ぶーちゃんのひとこと

「サクサク音がする料理は、基本的に正義です。」


✨まとめ

ケールは健康。
カダイフは食感。
バーニャカウダは説得力。

この三者が同じ皿に集まると、
なぜか野菜料理がごちそうの顔をする。

難しいことは何もなくて、

混ぜない。かけない。

ただそれだけで、サクサクは守られる。

料理って、時々びっくりするほど単純です。

  • 今回のソフトケールは葉が柔らかく茎が細め
  • 千切りにすると特に扱いやすさが際立つ
  • 茎は味噌汁で驚くほど自然に溶け込む
  • バーニャカウダはレモン+牛乳で軽くのばすと料理に馴染む


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