今日の朝ごはん|カダイフの香ばしさで始まる朝 ― ソムリエが綴る体にやさしい朝ごはんの物語

✏️ ひとくちメッセージ

カダイフの香ばしさと、目玉焼きの黄身が朝日みたいにきらめくプレート。
昨日の疲れがふわっとほどけて、「今日もちゃんと生きてるな」と思える朝。


🌞 今日のエッセイ

キッチンでカダイフを焼く音が心地いい朝。
パリパリと香ばしい香りが立ちのぼると、ぶーちゃんが小首をかしげて鼻をひくひく。
たぶん彼の中では「今日もカフェ営業してるな」くらいの感覚なんだろう。

カダイフにはまって数日。
もともとドルチェで使っていたけれど、
今は“朝の衣”として大活躍。
じゃがいもを包み込むと、香ばしさと軽さが一気に増す。
そこに目玉焼き、クラゲのコリコリ、木の子の旨みが寄り添う。
派手じゃないけれど、
静かな朝に似合う、音のある朝食だ。


🥢 献立

・目玉焼き
・じゃがいもカダイフ巻き焼き
・クラゲと胡瓜とにんじんのマヨネーズ和え
・おおまさりと木の子のオイスターソース餡掛け
・古代米ごはん
・小松菜鶏ガラスープ
・納豆


🍳 レシピ(材料と分量:2人分)


🥔 じゃがいもカダイフ巻き焼き

カダイフの香ばしさに包まれたじゃがいもは、朝にぴったりのエネルギー源。
木の子とおおまさりは腸を整える食物繊維が豊富で、
タンパク質もビタミンもバランスよく摂れる。
クラゲのコリコリ食感はコラーゲンのサイン。
「肌と気分のごきげん補給プレートセット」。
 ※使用した器の詳細はコチラからご覧ください⇩
材料分量
じゃがいも1個
カダイフ適量
水溶き片栗粉小さじ1
オリーブオイル小さじ2
塩・胡椒少々

作り方

  1. じゃがいもを細切りにして水にさらし、水気をしっかり拭き取る。
  2. 軽く片栗粉をまぶし、カダイフで巻く。
  3. フライパンにオリーブオイルを熱し、カリッと香ばしく焼き上げる。
  4. 仕上げに塩・胡椒を振る。

🍄 おおまさりと木の子のオイスターソース餡掛け

材料分量
おおまさり(茹で落花生)10粒
しめじ1/2パック
舞茸1/2パック
オイスターソース小さじ2
鶏ガラスープ100ml
水溶き片栗粉小さじ1
ごま油小さじ1

作り方

  1. ごま油を熱し、木の子を香ばしく炒める。
  2. おおまさりとオイスターソース、スープを加えて軽く煮立てる。
  3. 水溶き片栗粉を加えて餡にし、全体をとろりとまとめる。

🥒 クラゲと胡瓜とにんじんのマヨネーズ和え

材料分量
クラゲ(塩抜き済)50g
胡瓜1/2本
にんじん1/3本
マヨネーズ大さじ1
塩・胡椒各少々

作り方

  1. 胡瓜とにんじんを細切りにし、塩をふって軽く水気を抜く。
  2. クラゲを加えてマヨネーズで和える。
  3. 胡椒を少々振って全体をまとめる。

🌿 栄養メモ

🥔 じゃがいもカダイフ巻き焼き

カダイフの香ばしさの下には、朝にぴったりのエネルギー源・じゃがいも。
ビタミンCは加熱しても壊れにくく、肌の調子を整えてくれるうれしい効果も。
オリーブオイルと組み合わせることで血糖値の上昇をゆるやかにし、朝のパフォーマンスを安定させてくれます。
「外はパリッ、中は優しさ」——そんな朝にやさしい一皿です。

🍄 おおまさりと木の子のオイスターソース餡掛け

おおまさり(大粒落花生)は、たんぱく質と良質な脂質の宝庫。
木の子のβグルカンが免疫力をサポートし、腸内環境を整えます。
オイスターソースのミネラルが疲労回復にも◎。
まるで“食べるサプリ”のようなバランス料理。

🥒 クラゲと胡瓜とにんじんのマヨネーズ和え

クラゲのコラーゲン、胡瓜のカリウム、にんじんのβカロテン。
むくみ予防・美肌・抗酸化の三拍子。
マヨネーズの脂質でビタミンAの吸収もアップ。
まさに“食べる美容液”。

🍚 古代米ごはん

ポリフェノールを含む黒米や赤米は、抗酸化作用が高く血流を促す。
白米とブレンドすることで消化のバランスも良く、噛むたびに甘みが広がります。
地味だけど頼もしい“食卓の縁の下の力持ち”。

🥬 小松菜鶏ガラスープ

鉄分・カルシウム・ビタミンCをバランスよく含む小松菜。
鶏ガラの旨味で吸収率がアップ。
体をやさしく温める“内側のセーター”のようなスープです。

🫘 納豆

腸を整え、免疫を高め、血液をサラサラにする三冠王。
朝食に加えるだけで、1日が軽くなる。
ナットウキナーゼって名前がすでに“仕事してる感”満点です。


🍷 ソムリエのひとこと(夜にペアリングしたくなる)

今日の主役はカダイフと木の子。
朝は香ばしく、夜はワインとともに“余韻のある香ばしさ”へ変わる。
つまり、太陽が沈んでももう一度楽しめる万能選手です。


🍇 ソムリエおすすめワインリスト

👉 ドメーヌ・ワシェロン サンセール(仏/ソーヴィニヨン・ブラン)
柑橘の酸がカダイフの油をリセット。
余韻のハーブ香が木の子と共鳴し、食卓に“森の朝”が訪れる。

👉 ヴィッラ・マリア プライベート・ビン ピノ・ノワール(NZ)
しなやかな赤果実と軽やかな酸。
おおまさりのコクと木の子の旨みをやさしく包み込む。

👉 ドメーヌ・ユベール・ヴェルドロー ブルゴーニュ・シャルドネ(仏)
滑らかな口当たりと樽香が、マヨネーズ和えのまろやかさと好相性。
「朝の余韻を夜にもう一度」そんな飲み方をしたくなる一本。

👉 アルバリーニョ(ポルトガル)
潮風のような塩味がクラゲの旨みにピタリ。
地中海リゾートの朝食みたいに、爽やかな風が吹く。


✨ まとめ

朝の一皿にカダイフを巻いただけで、
食卓に“香ばしい魔法”がかかる。
音、香り、食感。
五感を全部使って味わうと、
ただの朝が「はじまりのごちそう」になる。


🐾 ぶーちゃんのひとこと

「カダイフのパリパリって音、テレビよりおいしい音ね。」

アンチョビとキャベツと青唐辛子のペペロンチーノ|キャベツの甘みと塩気が香る大人の夜パスタ

🌙ひとくちメッセージ

キャベツの甘み、アンチョビの塩気、青唐辛子の刺激。
シンプルなのに奥行きのある味わい。
今日の夜ごはんは、静かな時間を整える“大人のペペロンチーノ”です。


📷今日の献立

・アンチョビとキャベツと青唐辛子のペペロンチーノ
・グリッロ(シチリア白ワイン)


✍今日のエッセイ

フライパンの中でアンチョビが溶け出し、
オリーブオイルに香りが移っていく。
そこへ青唐辛子が加わると、空気が一瞬ピリッと引き締まり、
最後にキャベツを入れた瞬間、ふっと甘い香りが立つ。

この一皿は、まるで“対話”のよう。
塩味、甘み、辛みがそれぞれの距離を保ちながら、
ひとつの調和を生み出していく。

夜の静けさの中で、グラスを傾けながら味わうと、
少しだけ自分の呼吸が整っていくような、そんなパスタです。


🧂レシピ

キャベツのビタミンCと食物繊維がたっぷり。
アンチョビの発酵うま味で塩分は控えめでも満足感◎。
青唐辛子のカプサイシンで代謝アップ。
「夜遅くても罪悪感が少ない、ワインが似合うパスタ」です。
 ※使用した器の詳細はコチラからご覧ください⇩
材料分量
スパゲッティ(ディチェコ1.9mm)100g
キャベツ2枚(ざく切り)
青唐辛子1本(小口切り)
アンチョビフィレ2枚
にんにく1片(みじん切り)
オリーブオイル大さじ2
黒こしょう適量
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作り方

  1. フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火で香りを出す。
  2. アンチョビと青唐辛子を加え、軽く炒める。
  3. 茹でたスパゲッティとキャベツを加え、茹で汁少々で乳化させる。
  4. 黒こしょうをふって仕上げる。

📝栄養メモ

キャベツは、胃の粘膜を守る「ビタミンU(キャベジン)」を多く含み、
お酒を飲んだ夜の胃にもやさしい野菜。
さらにビタミンC・カリウム・食物繊維が豊富で、
むくみを和らげ、消化を整えてくれる働きがあります。

アンチョビは小魚を発酵させた旨味の宝庫。
少量でもアミノ酸が豊富で、塩分を抑えながら深い味わいを作れる“天然の調味料”。
発酵によるミネラルとタンパク質が、体の代謝を穏やかにサポートします。

青唐辛子に含まれるカプサイシンは血行を促進し、
冷えた体を内側から温めてくれます。
唐辛子の辛味成分は少量で代謝を高め、
夜に食べても脂肪として溜まりにくいのがポイント。

そしてオリーブオイルのオレイン酸が、
腸をやさしく刺激して消化を助けてくれる。
食後も胃もたれせず、ワインとの相性も抜群。


🍷 ソムリエのひとこと

アンチョビの塩気と青唐辛子の刺激には、
シチリアの白ワイン「グリッロ」がおすすめ。
柑橘とハーブの香りがキャベツの甘みを引き立て、
余韻は海辺を歩くようにすっきりと長く。
“料理が主役、ワインは伴奏者”という関係が心地よい夜です。


🍇 ソムリエおすすめワインリスト

以前に私がレストランでペアリングに使用したワインをご紹介します。
静かな夜のパスタに寄り添う、香りと余韻の4本。
塩気と甘み、そしてわずかな辛味——。
その繊細なバランスに“音楽のように響くワイン”をどうぞ。


👉 グリッロ / プラネタ(伊・シチリア)
柑橘と白い花、ハーブの香りが混ざり合う、地中海の風のような白。
アンチョビの塩味とキャベツの甘みをつなぎ、
青唐辛子の刺激をやさしく受け止めてくれる。
ひと口飲むたびに、海辺の夕暮れが静かに広がります。


👉 ソアヴェ・クラシコ / ピエロパン(伊・ヴェネト)
ミネラルと白桃の余韻が美しいクラシックな白ワイン。
アンチョビの旨味を柔らかく包み、
ペペロンチーノのオイルに溶け込むような優しさ。
「静けさの中の果実味」を感じたい夜に。


👉 ヴェルメンティーノ (伊・サルデーニャ)
潮の香りとレモンピールのニュアンス。
ペペロンチーノの辛味を清涼感で引き立て、
オイルの余韻をキュッと締める塩味が心地よい。
“料理をもう一口進めてしまう”危険なワイン。


👉 アルバリーニョ (ポルトガル)
軽やかな酸味と瑞々しい柑橘の香り。
青唐辛子の清涼感を映すような一本。
飲み終わる頃には、舌の上に“透明な余韻”が残る。
ペペロンチーノを食べ終えてからも、
口の中で物語が続くワインです。

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🐾 ぶーちゃんのひとこと

「キャベツだけちょっと欲しい…いい香りするんだもん🐶」
ぶーちゃんはキャベツが大好きでキャベツを切る音だけでキッチンをのぞき込みます


✨ まとめ

夜のごはんは、静かに味わう時間。
キャベツの甘みとアンチョビの塩気、
青唐辛子の香りが心を整えてくれる。
グラスの中で揺れるワインの香りとともに、
今日も静かな満足が広がります。

🍷 落ち着いた夜に整うラムディナー|ソムリエが綴る体にやさしい夜ごはんの物語

🌙 ひとくちメッセージ

ラムランプは58℃で2時間。
火入れは静かに、香りは上品に。
カダイフのパリパリが音で語る夜。
整う夜のごはん時間です。


📸 今日の夜ごはん

◉ トマトと胡瓜とクラゲのタルタル・秋田とんぶりと共に
(クリームチーズとアボカドを合わせ、トマトドレッシングで仕上げ)

◉ ラムランプ肉の低温調理ステーキ
小松菜のガーリックソテーと、じゃがいもカダイフ巻き焼き添え
(58℃で2時間火入れ。じゃがいもは水溶き片栗粉でまとめてカダイフを巻き、オリーブ油でカリッと)

◉ 小松菜と舞茸の豆乳カルボナーラ
豆乳のまろやかさが、パルミジャーノの香ばしさと重なってやさしく締めくくる。


✏️ 今日のエッセイ

最近、カダイフにハマっている。
細い麺のような生地を指でふわりとほぐして、包んで、焼く。
油を吸いにくく、香ばしい音までおいしい。
調理中から「今日の夜ごはん、絶対うまいやつ」と確信していた。
じゃが芋で試してみる事に。

ラムランプは58℃で2時間。
低温でゆっくり火を通すと、赤身の中に旨みが静かに宿る。
香ばしいカダイフの横で、ラムの脂がほのかに甘く香る。
仕事を終えた夜の自分に、ちゃんとした“ご褒美”をあげた気分。
低温調理は簡単に美味しく、火も使わなので安全に調理できるのが◎

クラゲのタルタルは前菜のようでいて、まるでサラダの完成形。
トマトの酸味、胡瓜の清涼感、アボカドのまろやかさ。
とんぶりのプチプチが、舌の上で「また明日もがんばれ」と言っているみたいだ。

豆乳カルボナーラで締める夜は、やさしい。
パルミジャーノの塩味が豆乳を引き締めて、
“体にやさしいけど満足できる夜”を静かに演出してくれる。


🍽 献立一覧

  • トマトと胡瓜とクラゲのタルタル・秋田とんぶりと共に
  • ラムランプ肉の低温調理ステーキ・じゃがいもカダイフ巻き焼き
  • 小松菜と舞茸の豆乳カルボナーラ

🧂 レシピ

🐑 ラムランプの低温調理ステーキ

ラムランプは「赤身の貴公子」と呼びたくなる存在。
鉄分と亜鉛、そしてビタミンB群が豊富で、
一日の終わりに“疲れを内側からほどく”ようなエネルギーをくれます。
 ※※使用した器の詳細はコチラからご覧ください⇩
材料分量
ラムランプ肉200g
小さじ1/2
黒こしょう少々
豆乳大匙1
小松菜1束
刻みにんにく小さじ1
オリーブオイル大さじ1
じゃがいも中1個
カダイフ適量
片栗粉(溶いたもの)少々
バルサミコソース少量

作り方

  1. ラムランプに塩こしょうと豆乳(臭み取り用)を入れてジップロックに空気を抜きながら密封し、58℃で2時間低温調理。低温調理器の詳細は写真をタップ⇩
  2. 仕上げに表面を香ばしくt強火で焼く。
  3. じゃがいもは細切りにし、水溶き片栗粉を絡めてカダイフで包む。
  4. オリーブオイルでこんがり焼く。
  5. 小松菜はガーリックオイルで軽くソテーし、全体を盛り付ける。
  6. バルサミコソースをお皿に回しかける(バルサミコソースの作り方はコチラ

🥗 クラゲとトマトのタルタル

クラゲのコラーゲンと胡瓜のカリウムで、体の水分バランスをやさしくリセット。
そこに秋田とんぶりのプチプチ食感を加えると、腸が喜ぶ“デトックスの前菜”に。
 ※使用した器はコチラからご覧ください⇩
材料分量
クラゲ(塩抜き済)50g
ミニトマト4個
胡瓜1/3本
クリームチーズ20g
アボカド1/2個
秋田とんぶり小さじ1
トマトドレッシング小さじ2

作り方

  1. すべての具材を角切りにし、ボウルで和える。
  2. 皿に丸く形を整えて盛り付け、とんぶりをのせてドレッシングをまわしかける。

🍝 小松菜と舞茸の豆乳カルボナーラ

豆乳のイソフラボンはホルモンバランスの味方。
舞茸のβグルカンが免疫を整え、
小松菜の鉄分が“お疲れモード”の体をふわっと持ち上げてくれます。
 ※使用した器のシリーズの詳細はコチラからご覧ください⇩
材料分量
パスタ80g
舞茸50g
小松菜1/2束
豆乳100ml
パルミジャーノ・レッジャーノ大さじ2
卵黄1個
黒こしょう適量

作り方

  1. パスタを茹でる。
  2. フライパンで舞茸と小松菜を炒め、豆乳を加えて温める。
  3. 火を止めて卵黄とチーズを絡める。
  4. 黒こしょうで香りづけ。

🌿 栄養メモ

🐑 ラムランプの低温調理ステーキ|鉄と旨味で整うご褒美肉

低温調理で余分な脂を落としながら旨味を閉じ込めたこのステーキは、
ジム帰りでも食べたいほどの「軽やかなご褒美肉」。
添えた小松菜のビタミンKが鉄の吸収を助けてくれるので、
体の巡りまで整う一皿です。
翌朝、鏡の中の肌がしっとりしているのは……きっとラムのおかげ。


🥗 トマトと胡瓜とクラゲのタルタル・秋田とんぶりと共に|肌もお腹も整う前菜

アボカドとクリームチーズの脂質は“きれいになる油”として美容にも◎。
見た目は涼しげなのに、食べると体の内側が整っていく感覚がある。
肌とお腹、両方を満たしてくれる幸せな一品です。


🍝 小松菜と舞茸の豆乳カルボナーラ|夜パスタを罪悪感ゼロに

パスタなのに重くない。
豆乳のまろやかさとパルミジャーノの香ばしさが調和して、
夜の胃が「ありがとう」と言うタイプのカルボナーラです。
一日の締めくくりに、やさしく寄り添ってくれる味。


🍠 じゃがいもカダイフ巻き焼き|香ばしさで満足感をつくる“天使の衣”

カダイフは油を吸いにくく、軽いのに食べ応えのある不思議な食材。
外はサクッ、中はホクッ。
食感そのものがごちそうです。

最近、どうやらこの“パリパリ食感”にハマってしまったようで、
揚げるたびに音が心地よくて、つい笑ってしまう。
食事って、味だけじゃなくて音や香りも大事なんだと改めて実感。
まさに“天使の衣をまとった炭水化物”です。

🍷 ソムリエのひとこと

今日の主役はラムと豆乳。
つまり、赤でも白でも“どっちも似合う夜”。

ラムにはスパイス感のある南仏のグルナッシュ。
豆乳カルボナーラには、北イタリアのピノ・ビアンコ。
クラゲのタルタルにはオレンジワインを合わせたい。

「整う食卓は、ワインを迷わせない」——そんな夜の一杯を。


🍇 ソムリエおすすめワインリスト

以前に私がレストランでペアリングに使用したワインをご紹介します!夜ごはんのお供にどうぞ。静かな時間を、グラス一杯の香りで整えて。

👉 ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス コート・デュ・ローヌ(仏)
熟したベリーとスパイス、タイムやローズマリーのような地中海の香り。
ラムランプの甘やかな脂と溶け合い、
噛むたびに「肉とハーブの対話」が口の中で続く。
飲み終わる頃には、グラスの底に“温かい余韻”が残ります。

👉 トルブレック・ウッドカッターズ・シラーズ(豪)
果実の力強さと黒胡椒の香りが印象的。
低温調理で仕上げたラムの柔らかさを、
まるでバリトンの声で包み込むように支えてくれる一本。
「赤身をワインで磨く」とはまさにこのこと。

👉 アルト アディジェ ピノ ビアンコ 2024 サン ミケーレ アッピアーノ (伊)
豆乳カルボナーラのまろやかさに寄り添う、
白い花とナッツの香りを持つ穏やかな白。
乳製品のコクを引き立てながら、後味は清楚なミネラル感。
夜遅くでも“罪悪感ゼロで飲める”軽やかさが魅力。

👉 グラヴナー リボッラ・ジャッラ(伊)
琥珀色の液体に、熟成した柑橘とハーブの香り。
クラゲやとんぶり、味噌や豆のニュアンスを包み込む発酵の美学。
この一本があるだけで、和と洋の境界が消える。
「静かな夜に語りたくなるワイン」とは、こういうもの。


✨ まとめ

夜の食卓って、派手さより“整う感覚”が大事。
ラムの旨み、豆乳のやさしさ、そしてカダイフの軽やかな香ばしさ。
すべてが「今日もおつかれさま」を静かに包んでくれる。
明日の朝がちょっと楽しみになるような夜ごはん。
それが、くんのごはん流「整う晩餐」です。


🐾 ぶーちゃんのひとこと

「ねぇねぇ、それ…いい匂いしてるけど…ラムってボクのじゃないの?」
——そんな顔で見つめるぶーちゃん。
でも代わりに、茹でささみをちょっと多めに。
香ばしい香りに包まれて、今日も気持ちよく寝落ちしました。

🍚アランチーニとバーグピカタのリメイクブレイクファースト|ソムリエが綴る体にやさしい朝ごはん

🍽 ひとくちメッセージ

残り物リゾットはアランチーニに、昆布ハンバーグのタネはピカタに。昨日と一昨日の名残が、今朝は新しい舞台で輝きます。


✏️ 本日のエッセイ

冷蔵庫を開けると、二日前のリゾットが「まだ出番ありますよ」と囁き、昨日のハンバーグが「今日は卵の衣をまとって舞台に立ちます」と自己主張。そんな残り物たちをまとめて朝ごはんの主役に抜擢しました。

リゾットは丸く揚げられてアランチーニに、中心にはモッツァレラチーズのサプライズ。アンチョビ香草パン粉で衣を纏い、イタリアの街角に香るバール風の一皿に。
ハンバーグのタネはふわりと卵のドレスをまとい、ピカタとして再登場。まるで昨日の続きを演じる俳優のようです。
キャベツと卵のスープは、その舞台を優しく見守るナレーター。リメイク上手の食卓は、冷蔵庫の中から生まれる小さなドラマでした。


📋 献立

  • アランチーニ(残りリゾット+モッツァレラ入り、アンチョビ香草パン粉仕上げ)
  • バーグピカタ(鶏胸肉ハンバーグタネのリメイク)
  • キャベツと溶き卵のスープ

🍳 レシピ(2人分)

アランチーニ(ライスコロッケ)

炭水化物とチーズでエネルギー満点。サクッと感とチーズのとろけ具合は「二度寝の誘惑より危険」
材料分量
残りリゾット茶碗2杯分
モッツァレラチーズ50g
パン粉(アンチョビ+ハーブ入り)適量
小麦粉適量
1個
我が家の揚げ油(こめ脂)適量
トマトソース100ml

作り方

  1. リゾットを丸め、中にモッツァレラを入れる。
  2. 小麦粉→卵→パン粉の順に衣をつける。
  3. 中温の油できつね色に揚げる。
  4. 温めたトマトソースの上に盛り付ける。

バーグピカタ

高たんぱく低脂肪の鶏胸肉に卵のコク。健康的なのに「洋食屋の日替わりランチ」を食べている錯覚。
材料分量
鶏胸肉ハンバーグのタネ2個分
1個
薄力粉適量
オリーブオイル大さじ1
付け合わせ野菜(例:水菜・レタス)適量

作り方

  1. ハンバーグのタネを成形し直し、薄力粉をまぶす。
  2. 溶き卵を絡め、オリーブオイルで両面をこんがり焼く。
  3. 野菜の上にのせて盛り付ける。

キャベツと溶き卵のスープ

ビタミンと食物繊維で体を整える。やさしい味わいは「胃袋のカウンセリングルーム」。
材料分量
キャベツ1/8玉
1個
鶏がらスープ400ml
塩・胡椒少々
小口ネギ適量

作り方

  1. 鍋にスープを沸かし、キャベツを加えて柔らかく煮る。
  2. 溶き卵を回し入れてふんわり固める。
  3. 塩胡椒で調味し、仕上げにネギを散らす。

🍷 ソムリエのひとこと

今日の朝食は、まるで再演の舞台。
リゾットはアランチーニに姿を変え、トマトソースをまとって堂々とカーテンコール。バーグピカタは昨日の続きを演じる二幕目の主役。そしてキャベツのスープは舞台全体を包むナレーションのような存在。
そんな再演の舞台を照らすのはワイン。泡は拍手のざわめき、白は清らかな旋律、赤は情熱的な伴奏、日本酒はしっとりと幕を下ろすピアノソロ。リメイク料理はワインと出会うことで、見事に“喝采を浴びる主役”に生まれ変わります。


🍷 おすすめワインリスト

プロセッコ(イタリア・泡)
 青リンゴの香りと軽快な泡がアランチーニのサクサク感を盛り上げる。乾杯のように一日の幕開けを祝う一本。

ヴェルメンティーノ(イタリア・白)
 地中海の風を感じる塩味とハーブ香。バーグピカタの卵と鶏肉を軽やかに引き立てる。

バルベーラ・ダスティ(イタリア・赤)
 明るい酸味と赤い果実の香りが、トマトソースとベストマッチ。アランチーニを立派なワインのお供に昇格させる。


✨ まとめ

残り物は、工夫次第で立派な主役に。冷蔵庫の奥に眠る食材は、舞台の袖で出番を待つ俳優かもしれません。リメイク料理は、節約だけでなく、物語を紡ぐクリエイティブな時間でもあります。


🐾 ぶーちゃんのひとこと

「ぼくも昨日のおやつの残りで、今日も主役にしてほしいな!」

🍚 鶏胸肉と昆布のハンバーグと古代米ごはん|体にやさしい朝食レシピとワインペアリング

✨ キャッチコピー

昆布の旨みをまとった鶏胸肉ハンバーグと、古代米ごはんで体がすっきり整う朝ごはん。残り物昆布を主役に変える一皿です。

✏️ エッセイ

おはようございます。
今朝は「余韻を楽しむ」朝ごはん。昨日の真鯛の昆布締めで使った昆布を再利用し、鶏胸肉と合わせてふっくらハンバーグに仕立てました。
出汁を吸った昆布が鶏の中で“第二の人生”を送り、まるで舞台を移した名脇役のような存在感。添えた黒鮑茸のソテーが香ばしく寄り添い、控えめながらも拍手を浴びています。

サラダには真鯛の昆布締めをスライスしてリーフと合わせました。魚の旨みと野菜のシャキシャキ感が同居し、口の中は朝から大合唱。
木の子はバルサミコとローズマリーで香り高く仕上げ、すでにワインを呼んでいる気がしますが…朝ですから我慢。

冷や奴はシンプルに、布海苔と昆布のスープはやさしく、古代米ごはんは噛むたびに滋味が広がる。静かに体と心が整っていくのを感じる朝でした。


📋 献立

  • 鶏胸肉と昆布のハンバーグ、黒鮑茸のソテー添え
  • 真鯛の昆布締めとサッと炒めたリーフのサラダ
  • 色々木の子のバルサミコマリネ、ローズマリー風
  • 冷や奴
  • 布海苔と昆布のスープと古代米ごはん

🍳 レシピ(2人分)

鶏胸肉と昆布のハンバーグ、黒鮑茸のソテー添え

鶏胸肉は低脂肪・高タンパクで筋肉にやさしく、昆布のミネラルが体を整える。ふんわりジューシーに仕上がった瞬間、「あれ?これ健康食だっけ、それともごちそうだっけ?」と嬉しい混乱が訪れる。

美濃焼フラットプレート「シンプルなのに料理を主役に変える黒いステージ」鶏胸肉ハンバーグも、この一枚でレストラン顔負けに。

購入はコチラ👇

材料分量
鶏胸肉ひき肉200g
昆布(昆布締めの残り)適量
ネギ(みじん切り)大さじ2
しょうが(すりおろし)小さじ1
卵黄2個分
塩・胡椒少々
黒鮑茸2枚
オリーブオイル大さじ1

作り方

  1. ボウルに鶏ひき肉、刻んだ昆布、ネギ、しょうがを入れてよくこね、塩胡椒で味を整える。
  2. 小判型に成形し、フライパンで両面こんがり焼き、中まで火を通す。
  3. 別のフライパンで黒鮑茸をオリーブオイルでソテーし、添えて仕上げる。

真鯛の昆布締めとリーフサラダ

真鯛の良質なたんぱく質に、リーフとトマトのビタミン。ひと口で「爽やかさ」と「満足感」が同居し、面接にカリスマ面接官が同席してくれるような安心感。

美濃焼かいらぎ「和と洋をつなぐ万能プレート。盛り付けた瞬間、普段の炒め物が“和モダンレストラン”に早変わり。」

購入はコチラ👇

材料分量
真鯛の昆布締め6切れ
リーフ野菜1/2袋
ミニトマト4個
オリーブオイル大さじ1
少々

作り方

  1. リーフ野菜をサッと炒め、皿に広げる。
  2. 昆布締めの真鯛を薄切りにしてのせる。
  3. トマトを散らし、オリーブオイルと塩をかけて仕上げる。

木の子のバルサミコマリネ

食物繊維が腸を整え、ポリフェノールが血管を守る。バルサミコの甘酸っぱさとローズマリーの香りが合わさると「健康サプリ」なのに「イタリアンレストランの前菜」にしか感じない。

美濃焼SAKUZAN「食卓に小さな彩りを添える、サクザンの器。お茶もワインも、つい話が弾む“ひと口の魔法”。」

購入はコチラ👇

材料分量
舞茸・しめじ・エリンギなど合計150g
オリーブオイル大さじ1
にんにく2個
バルサミコ酢大さじ2
塩・胡椒小さじ1
ローズマリー3枝

作り方

  1. 木の子を食べやすく切り、オリーブオイルで炒める。
  2. バルサミコ酢と醤油を加えて照りを出す。
  3. ローズマリーを加えて香りを移し、冷ましてマリネにする。

冷や奴

大豆イソフラボンはホルモンバランスを整え、胃腸にもやさしい。つるりと喉を通った瞬間、「ああ、胃袋に保健室があったらこんな味」と思わされる。
材料分量
絹ごし豆腐1丁
おろししょうが適量
醤油少々

作り方

  1. 冷やした豆腐を切り、器に盛る。
  2. おろししょうがをのせ、醤油を回しかける。

布海苔と昆布のスープ

海藻と雑穀の食物繊維で体内クリーンアップ。「健康診断よ、かかってこい!」と叫びたくなる。
材料分量
布海苔5g
昆布出汁400ml
醤油小さじ1
少々
小口ネギ少々

「海の恵みをそのまま乾かした天然ふのり。味噌汁に入れれば、一杯で“磯の香りの旅”に出られます。」

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作り方

  1. 昆布出汁を温め、布海苔を加える。
  2. 醤油と塩で味を調える。
  3. 小口ネギを散らして仕上げる。

古代米ごはん

材料分量
白米1合
古代米大さじ2

作り方

  1. 白米を研ぎ、古代米を加えて炊飯する。
  2. 蒸らしてから全体を軽く混ぜる。

🍷 ソムリエのひとこと

今朝の食卓は「海と山と畑のトリオ」。鶏胸肉と昆布のハンバーグは淡白さの中にしみじみとした旨みがあり、そこに黒鮑茸の香ばしさが寄り添います。真鯛の昆布締めサラダはミネラル感が強く、まるで白ワインを呼んでいるかのよう。木の子のバルサミコマリネはヨーロッパの香りをまとい、冷や奴と古代米が和の余韻を残す。
「和と洋のあわい」を渡り歩くこの献立には、ワインもまたジャンルを超えて寄り添う必要があります。


🍷 おすすめワインリスト

👉 甲州 シュール・リー(山梨)
昆布締めの真鯛とミネラル感がぴたり。飲むたびに「甲州って出汁のソウルメイトだな」と思わされる一本。

👉 シャブリ(仏)
柑橘とミネラルが鶏胸肉のハンバーグに爽やかさをプラス。朝日と一緒に飲みたい気分。

👉 エミリア=ロマーニャのランブルスコ(伊)
軽い泡が木の子とバルサミコに寄り添う。休日ブランチならこれ。

👉 日高見 純米酒(宮城)
米の旨みが古代米にマッチ。スープとも好相性。食卓を“和”でまとめ上げる名司会者的存在。

✨ まとめ

昨日の昆布が今日の主役に。残り物が新しい物語を生み、食卓がつながっていく――そんな連続ドラマのような朝ごはんでした。


🐾 ぶーちゃんのひとこと

「昆布って二回も出番あるの?ぼくもごはんおかわり二回いけます!」

🍚 今日の朝ごはん|牡蠣とフォー出汁の茶漬け風リゾットで迎える一日 ― ソムリエが綴る体にやさしい朝ごはんの物語

献立

  • 牡蠣の焼きリゾット、牡蠣からでた旨みとフォー出汁の茶漬け風
  • メヒカリの唐揚げ、トマトソース
  • シラスと九条ネギのフリッタータ

🌿 キャッチコピー
「リゾットなのにお茶漬けみたい?牡蠣とフォー出汁が織りなす一杯で、朝からすっと体が整います。」

✏️ 今日のエッセイ

おはようございます。
今朝は少し贅沢に、牡蠣の焼きリゾットをフォー出汁で茶漬け風に仕立ててみました。

リゾットと聞くと「イタリアンの名店」、フォーと聞くと「ベトナムの屋台」、そして茶漬けといえば「日本のお茶の間」。この三者が同じ食卓に集合するとは、さながら国連の緊急会議。しかも議題は「美味しい朝をどう迎えるか」。結論から言うと、全会一致で「最高」でした。

メヒカリの唐揚げは、名前こそ地味ですが、一口食べればその脂のりにびっくり。「君、ほんとは主役級だったの?」と驚かされます。そこへトマトソースをかければ、たちまち小料理屋からイタリアンバルに転身。小魚のくせに“ダブルキャリア”を持つ、なかなかのやり手です。

シラスと九条ネギのフリッタータは、卵のふんわりとした甘みに九条ネギの香りが溶け合い、京都の朝市を歩いているような気分に。しかもシラスが加わることで、ふわふわ卵の中にサプライズが隠れている感じ。まるで宝探しのようで、つい夢中でほおばってしまいました。


🍳 レシピ

牡蠣の焼きリゾット、フォー出汁の茶漬け風(2人分)

牡蠣は“海のミルク”。亜鉛と鉄分で免疫力アップ、タウリンで疲労回復。フォー出汁と合わせれば、朝から胃腸にやさしい“温泉旅行気分”。
「エナジードリンクより、牡蠣リゾット!」と声高に言いたい朝ごはんです。

料理が映えるのか、器が映えるのか――いや、両方です。朝から食卓が“美術館巡り”になる一枚

材料分量
前日の残った古代米ごはん茶碗2杯分
粉チーズ適量
薄力粉適量
牡蠣4粒
ニンニク1片
白ワイン大さじ2
フォー用スープストック400ml
塩・胡椒適量
オリーブ油大さじ1
スナップエンドウ(トッピング用)少々
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海のミルク”は伊達じゃない。滋養たっぷりで、ひと口ごとに健康診断をドヤ顔で受けられる気分

黄金色の一滴で、ただの炒め物が“地中海バカンス”に。パンにつけてもワインを呼ぶ危険なやつです

お湯を注ぐだけで、台所がホーチミンに。朝の眠気も“フォーッ”と飛んでいきます。

作り方

  1. フライパンにオリーブ油を熱し、ご飯を丸く広げ両面をこんがり焼きリゾットにする。
  2. 別鍋で牡蠣をニンニクと白ワインで軽く蒸す。
  3. フォー用スープを温め、塩胡椒で調整。
  4. 器にリゾットを置き、牡蠣をのせ、熱々のスープをかける。青菜を飾って完成。

メヒカリの唐揚げ、トマトソース(2人分)

小魚ながらDHA・EPAたっぷりで脳と血管にやさしい。トマトのリコピンで抗酸化もプラス。「唐揚げ食べてるのに、健康診断が怖くない」…そんな夢を見せてくれます。
材料分量
メヒカリ6尾
薄力粉適量
揚げ油(米油)適量
トマトソース(市販可)100ml
パセリなど少々
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サクッと軽い揚げ上がりは、米油ならでは。唐揚げを食べた罪悪感が“半分オフ”になる魔法の油

作り方

  1. メヒカリに軽く塩をふり、薄力粉をまぶす。
  2. 中温の油でカラッと揚げる。
  3. 器にトマトソースを敷き、揚げたメヒカリをのせる。パセリを散らす。

シラスと九条ネギのフリッタータ(2人分)

カルシウムたっぷりのシラスと、ビタミン豊富な九条ネギの共演。卵のタンパク質も加わり「三種の神器」のような安心感。朝から“栄養の大運動会”が始まります。
材料分量
3個
シラス30g
九条ネギ1本
オリーブ油大さじ1
塩・胡椒適量
トマトソース適量

作り方

  1. 卵を溶き、シラス・刻んだ九条ネギを混ぜる。塩胡椒で味付け
  2. オーブン用皿にオリーブ油を塗り、ノンフライオーブンで15分焼く。


🍷 ソムリエのひとこと

牡蠣のミネラル、メヒカリの脂、シラスと卵の優しい旨み。全てをまとめるには、酸とミネラルを持つワインがベストです。ワインが食材の通訳者になってくれるのです。


🍷 ソムリエのおすすめワインリスト

👉 アルザス リースリング(仏)
柑橘とミネラル感が牡蠣の旨みをスッと引き立てる。初めて合わせた時「海風が部屋に吹き込んできた」と錯覚しました。

👉 テルラーノ ピノ・ビアンコ(伊)
果実味と酸のバランスで、メヒカリの脂をリフレッシュ。休日の昼下がりに揚げ物と合わせて「午後の予定?キャンセルでいいや」と思わせてくれました。

トスカニー イタリアワイン専門店
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👉 黒龍 純米吟醸(福井)
米の旨みとやわらかさで全体を包む万能型。寒い朝にぬる燗で飲んで、指先まで温まった経験あり。牡蠣にも卵にも優しい一杯。

名入ラベル彫刻老舗 うらかわ酒店
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✨ まとめ

牡蠣・メヒカリ・シラス。海の恵みを三方向からいただいた今朝の食卓。そこに野菜と卵が加わり、栄養も旨みもまるで合唱団のように響き合いました。朝から「海と畑と食卓の交響曲」を楽しんだ気分です。


🐾 おまけコーナー|ぶーちゃんの朝散歩

今日は公園のベンチの下をくんくん調査。帰宅すると牡蠣の香りに目を丸くして「僕のごはんには入ってないよね?」という顔。カリカリを見せると安心したのか、またしっぽをふりふり。

🍚 今日の朝ごはん|大和芋と納豆のぶっかけ蕎麦で整う一日 ― ソムリエが綴る体にやさしい朝ごはんの物語

献立

  • 大和芋とろろと納豆のぶっかけ蕎麦(白出汁仕立て)
  • おぼろ豆腐を岩塩胡麻油で
  • 蒸しキャベツとちりめんと鰹節のポン酢かけ
  • 〆の蕎麦湯

✏️ 今日のエッセイ

朝の台所で大和芋をする音は、まるで「今日も元気に始まります」のオープニングジングル。粘りが糸を引くたびに気持ちもスイッチオン。そこに納豆が加わると、粘りと粘りの応援団タッグ。白出汁が全体をまとめてくれるので、まるでベテラン司会者つきの番組進行です。

おぼろ豆腐は岩塩と胡麻油で。豆腐のやさしい甘さに岩塩のミネラルがキラリ、胡麻油の香ばしさがふわり。手短なのに「食卓の俳句」みたいに余韻が残ります。

蒸したキャベツに、ちりめんと鰹節をのせてポン酢を回しかければ、爽快な酸味が朝の空気を一層澄んだものに。口の中で「和風ロックフェス」が開演するようでした。

そして、最後の蕎麦湯。とろみある温かさが喉をすべり落ちると、体の奥から「よし、今日もいける」と小さな拍手が聞こえてくるようでした。


🍳 レシピ

大和芋とろろと納豆のぶっかけ蕎麦(2人分/白出汁仕立て)

大和芋は消化酵素が豊富で、胃腸をやさしくケア。納豆は血流を助けるナットウキナーゼの宝庫。そこに蕎麦のルチンが加われば、まさに「循環器系の三銃士」。朝から頼もしさ満点です。
材料分量
蕎麦(乾麺)2人分(180g)
大和芋150g
納豆2パック
卵黄(お好みで)1個
白出汁大さじ3
大さじ3
薬味(ネギ・刻み海苔・わさび少々)適量

“そば通”を名乗るならコレ。家で食べても、信州の風が吹きます

作り方

  1. 蕎麦をゆでて冷水でしめる。
  2. 大和芋をすりおろす。白出汁と水を合わせて割り出汁をつくり、とろろに混ぜる。
  3. 器に蕎麦を盛り、とろろ・納豆・卵黄をのせる。
  4. 薬味を添えて完成。

おぼろ豆腐を岩塩胡麻油で(2人分)

おぼろ豆腐はイソフラボンでホルモンバランスを整え、岩塩のミネラルと胡麻油の抗酸化成分で栄養バランスに華を添えます。

豆腐もサラダも、器に入れた瞬間にワンランク上。皿の魔法です

材料分量
おぼろ豆腐1丁
岩塩少々
胡麻油小さじ1

作り方

  1. 器におぼろ豆腐を盛る。
  2. 岩塩をふり、胡麻油を回しかける。

蒸しキャベツとちりめんと鰹節のポン酢かけ(2人分)

キャベツはビタミンCが豊富で、ちりめんのカルシウムと鰹節の旨みがタッグを組むと「骨と肌に直行便」。ポン酢の酸味が全体をまとめ上げます。

キャベツもじゃこも、ここに盛ると急に主役顔。器ってズルいですね

材料分量
キャベツ1/4玉
ちりめんじゃこ大さじ2
鰹節ひとつかみ
ポン酢大さじ1〜2

ご飯にのせても良し、炒めても良し。“万能助っ人”が冷蔵庫に常駐

削りぶしの香りはまるで舞台の幕開け。和食のオープニングテーマです

かけるだけで料理上手になります。まさに“魔法のしずく

作り方

  1. キャベツをざく切りにして電子レンジで蒸す。
  2. ちりめん・鰹節をのせ、ポン酢を回しかける。

〆の蕎麦湯

蕎麦湯はルチンやビタミンB群を補給しつつ、体をじんわり温めてくれる「縁の下の力持ち」。最後に飲むと「はい、会議終了!」と体内の空気が整うようでした。

蕎麦をゆでた後の湯をそのまま器へ。
ほんの少し醤油を垂らしても美味。


🍷 ソムリエのひとこと

「粘り」と「発酵」のダブル主演。そこに白出汁と蕎麦湯という脇役が加わり、舞台全体が日本らしい落ち着きに包まれる。ワインや日本酒はその音楽隊。強すぎず、そっと寄り添う選曲が正解でした。


🍷 ソムリエのおすすめワインリスト(4本/新提案)

アルバリーニョ(スペイン・リアス・バイシャス)
👉 潮風を思わせるミネラル感が、ちりめんや鰹節の旨みと響き合う。
蕎麦の香ばしさにも軽やかに寄り添い、「海辺の朝ごはん」のような清涼感。

グリューナー・フェルトリーナー(オーストリア)
👉 白胡椒のニュアンスがキャベツやポン酢の酸味と絶妙に調和。
納豆の発酵香をリフレッシュし、食卓に爽快なリズムを与えてくれる。

マコン・ヴィラージュ(フランス・ブルゴーニュ南部/シャルドネ)
👉 果実味が柔らかく、おぼろ豆腐や大和芋の甘みにしっとり寄り添う。
朝の食卓を「縁側のひなたぼっこ」みたいに穏やかに演出。

にごり酒/どぶろく風(日本)
👉 優しいとろみと甘酸っぱさが蕎麦湯とシンクロ。
発酵食品との相性は抜群で、「発酵仲間たちの同窓会」のような安心感。


✨ まとめ

大和芋・納豆・蕎麦という王道の和の組み合わせに、豆腐やキャベツが加わり、栄養とやさしさを両立させた食卓。発酵と粘りが支える朝ごはんは、体を内側から整え、軽やかに送り出してくれました。


🐾 おまけコーナー|ぶーちゃんの朝散歩

落ち葉を踏む音に耳を立て、鼻をクンクン。帰宅すると、納豆の香りに少し顔をしかめてから「でも、僕のごはんはカリカリでいいや」と言わんばかりにしっぽをフリフリ。今日も元気にスタートしました。

今日の夜ごはん|牡蠣と京都九条ネギの白ワインバターソースpasta|ソムリエが綴る夜ごはんの物語


🍽️ 献立

◉ 牡蠣と京都九条ネギの白ワインバターソース(フジッリ)


✏️ エッセイ(安住アナ風)

夜ごはんの主役はぷっくりとした牡蠣。
そこに登場するのが京都の九条ネギ。緑の彩りとやさしい甘みが、牡蠣の旨みをぐっと引き立てます。

フライパンで白ワインとバターがじゅわっと香りを放った瞬間、「あ、今日はレストラン気分だな」と心が切り替わります。
パスタはフジッリ。ソースをしっかりと抱き込んで、牡蠣とネギの旨みを余さずキャッチ。

お皿を前にすると、つい口に出るのは「これ、ワインがいるやつ」。
そう、今夜は間違いなくワインのためのごはんです。


🍳 レシピ

牡蠣にはタウリンや亜鉛が豊富で、疲れた体をぐっと元気にしてくれます。
九条ネギはビタミンCや食物繊維たっぷりで、風邪の季節の頼れる味方。
「牡蠣とネギでダブルガード!」なんて健康番組のテロップが浮かんでしまいましたが、実際この組み合わせは免疫力アップにも役立ちます。

料理をのせると、まるで“お店で出された一皿”に見える魔法のお皿なのです

材料分量
フジッリ160g
牡蠣(加熱用)200g
九条ネギ2本
白ワイン100ml
バター30g
オリーブオイル大さじ1
鷹の爪1本
にんにく1片(みじん切り)
塩・黒胡椒適量

ソースを巻き込みすぎて、最後まで主役を譲らないネジネジパスタだよ

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噛んだ瞬間に海がじゅわっ。ぷっくりボディで、バターをまとえばもう無敵な牡蠣

作り方

  1. 牡蠣は解凍し塩水で洗って水気を拭く。九条ネギは5cm長さに切る。
  2. フライパンにオリーブオイルとにんにく、鷹の爪を入れ、香りが出たら牡蠣を加えて軽く焼く。
  3. 白ワインを注ぎ、アルコールを飛ばす。
  4. 茹で汁、バターを加えてソースを作り、茹でたフジッリと九条ネギを加えて和える。
  5. 塩・黒胡椒で味を整え、器に盛る。

🍷 ソムリエのひとこと

牡蠣と白ワインバター、もう相性は説明不要なレベルの鉄板コンビ。
ここに合わせたいのはミネラル感のあるシャブリ。牡蠣の塩気をミネラルが引き立て、バターのまろやかさを酸がきれいに切ってくれます。
もし和の要素を強めたいなら、すっきり辛口の**純米吟醸酒(山田錦系)**もおすすめ。九条ネギの甘さと驚くほど寄り添います。


🍇 ワインリスト

  • William Fèvre Chablis(ウィリアム・フェーヴル シャブリ)
  • Louis Jadot Bourgogne Chardonnay(ルイ・ジャド ブルゴーニュ・シャルドネ)
  • 而今 純米吟醸 山田錦(三重)

🌟 まとめ

牡蠣と九条ネギ、海と大地の恵みを白ワインバターでつなげた一皿。
フジッリがソースをしっかり抱えて、最後までワインとともに楽しめる夜ごはんになりました。

🍚 今日の朝ごはん|秋の恵みで五感を満たす―ソムリエが綴る体にやさしい朝ごはんの物語

献立

  • 大和芋と黒海苔と鮑の肝のオイスターソース炒め
  • 黒鮑茸となめこのバター醤油炒め煮
  • ピーマンと水菜とちりめんの胡麻和え
  • キクラゲと布海苔のチキンスープ
  • 古代米ごはん

✏️ 今日のエッセイ

おはようございます。

今朝の主役は大和芋と鮑の肝。粘りとコクが合体した瞬間、口の中で「異色のデュエット」が始まりました。黒海苔が加わると合いの手が入り、気づけばオイスターソースが指揮者よろしくまとめてくれる。朝ごはんが紅白歌合戦になってしまったような盛り上がりです。

黒鮑茸となめこはバター醤油で仕上げると、ヨーロッパの社交場から一転、山奥の囲炉裏端に連れていかれる二刀流の味わい。ピーマンと水菜とちりめんの胡麻和えは「グリーンチームのリレー選手」。軽快な歯ごたえと香ばしさで、朝から応援席がざわつきます。

仕上げはキクラゲと布海苔のスープ。飲むと体内放送が「まもなく業務開始いたします」と流れ出す感じ。古代米のごはんがその判子を押してくれて、はい今日も無事、出社完了。

🍴 レシピ(材料と分量:2人分)

大和芋と黒海苔と鮑の肝のオイスターソース炒め

大和芋と黒海苔と鮑の肝を炒め合わせた一皿は、滋養のトリオ。大和芋の消化酵素が朝の胃腸をスムーズに動かし、鮑の肝がタウリンで肝臓を後押し。そこに黒海苔のミネラルが加われば、まるで「内臓会議」が一斉に始まったよう。司会進行はオイスターソース。朝から頼れる進行役です。

料理をのせただけで“高級店のワンシーン”。実はお値段お手頃です。

材料分量
大和芋1本
鮑の肝1個分
黒海苔適量
オイスターソース大さじ1
醤油小さじ1
ごま油小さじ1

作り方

  1. 大和芋を拍子木切りにし、水にさらしてアクを抜く。
  2. 鮑の肝を叩いてペースト状にする。
  3. ごま油で大和芋を炒め、肝・オイスターソース・醤油を加える。
  4. 最後に黒海苔をちぎって散らす。

ふわっと散らせば、たちまち料亭。朝の食卓が“予約困難店”に早変わり


黒鮑茸となめこのバター醤油炒め煮

黒鮑茸となめこは、低カロリーなのに栄養価が高く、免疫力アップにひと役買います。ぬめり成分のおかげで腸までしっとり潤う感じで、「はい、薬膳タイム始まりました〜」と実況が聞こえてきそう。しかも香りはバター醤油で洋風に変装、二刀流選手のような働きです。

シンプルなのに存在感あり。“器が主役を奪う”とはまさにこのこと。

材料分量
黒鮑茸1パック
なめこ1パック
バター10g
醤油大さじ1
出汁100ml
新鮮野菜とフルーツのお店 旬屋
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名前は強そう。でも食べるとやさしい。ギャップにやられました。

隠し味どころか、主役級の存在感。“舞台裏のスター”と呼びたい。

作り方

  1. 黒鮑茸となめこを炒める。
  2. バターを加え、出汁と醤油でさっと煮る。

ピーマンと水菜とちりめんのサッと炒め(フォー出汁仕立て)

ピーマンと水菜、そこにちりめんじゃこを合わせた胡麻和えは、ビタミンCとカルシウムがぎっしり。シャキシャキと噛むたびに「骨と肌、今日も現場に入ります!」と朝礼の声が聞こえてきます。ごまの香りがその場を和ませる保健室の先生役。

盛りつけ下手でも安心。皿が勝手に“インスタ映え”させてくれます。

材料分量
ピーマン2個
水菜1/2束
ちりめんじゃこ大さじ2
フォーの出汁50ml
白ごま適量

お湯を注ぐだけで、東南アジアの朝市。旅費ゼロ円で出かけられます。

作り方

  1. ピーマンは細切り、水菜は3cmに切る。
  2. ちりめんを炒め、ピーマンと水菜を加える。
  3. フォー出汁でさっと炒め合わせる。

キクラゲと布海苔のチキンスープ

キクラゲと布海苔のスープは、鉄分と食物繊維の補給源。女性誌なら必ず「美肌ページ」に載る定番のスター食材です。そこに鶏の旨みが加わると、体の奥から「補修工事完了しました」とアナウンス。冷えた朝には何より心強い存在です。

温かい汁物を入れると、不思議と会話も温かくなる。器って大事です。

材料分量
乾燥キクラゲ5g
布海苔適量
鶏ガラスープ400ml
少々

コリコリ食感が食卓に参戦。“地味な名脇役”とあなどるなかれ。

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さっと戻せば磯の香りがふわり。地味に見えて、実は食卓の“清涼担当”。

もう一品ほしい時に助かる存在。まさに“食卓の救急隊員”

作り方

  1. キクラゲを戻して細切りにする。
  2. スープを温め、キクラゲと布海苔を入れて塩で調える。

古代米ごはん

材料分量
古代米ブレンド2合
適量

白ごはんに混ぜるだけで、栄養アップ&映え確定。“努力ゼロのご褒美米”

作り方

  1. 古代米を研ぎ、30分浸水。
  2. 炊飯器または土鍋で炊く。

🍷 ソムリエのひとこと

鮑の肝の濃厚さ、黒海苔の香り、きのこの旨み。どれも個性派俳優ばかりなのに、古代米が座長として全員をまとめる。ワインも日本酒も「共演希望です!」と手を挙げるほど、相性が広がる朝でした。


🍷 ソムリエのおすすめワインリスト(4本)

ソムリエのくんが今までの実際に飲んだお酒から「これは間違いない」と太鼓判を押すワイン&日本酒です。

ドメーヌ・ヴァシュロン サンセール(仏/ソーヴィニヨン・ブラン)
 👉 柑橘とハーブの爽快感で鮑の肝の濃厚さをリセット。
ミネラル感が黒海苔の香りと響き合い、まるで磯風が吹き抜けるような余韻。朝飲むと「出勤、やめとく?」と悪魔の囁きが聞こえる爽やかさ。

白百合醸造 ロリアン勝沼甲州(山梨/甲州)

👉 和柑橘の酸とほろ苦さが、大和芋の粘りや海苔の旨みをスッと引き締める。
淡白な素材に寄り添いながら、隠れた甘みを引き出す繊細な働き。冷やしすぎると「冷房ガンガンの通勤電車」みたいに固まるので要注意。

ワインショップ ドラジェ
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天狗舞 山廃純米(石川)
👉 乳酸由来の酸とコクがきのこの旨みに寄り添い、布海苔スープの滋味とも相性抜群。
ひと口で体がじんわり温まり、「義理と人情の下町兄弟」のような親しみやすさ。休日ブランチに出すと、家族が無言で笑顔になります。

ヴェルメンティーノ(イタリア・サルデーニャ)
👉 地中海らしい潮のニュアンスが布海苔と見事にリンク。
まるで「磯辺に立って深呼吸している」ような心地よさ。古代米の香ばしさも軽やかに包み込みます。

✨ まとめ

山の幸と海の幸が朝から大集合。体に良いのに、口にすると「グルメ番組」ばりの賑やかさ。健康と美味しさは両立どころか、むしろ一緒に踊り出すことを今朝の食卓が証明してくれました。


🐾 おまけコーナー|ぶーちゃん早朝散歩

落ち葉のじゅうたんを踏みしめながら、くんくん鼻を鳴らすぶーちゃん。帰宅すると台所から漂う海苔の香りに、目だけがギラリ。「これは僕の分もあるはず」と訴える表情。食卓のニュースキャスター、今朝も絶好調です。

特大秋刀魚とチョレギ風サラダ ─ ソムリエが綴る体にやさしい朝ごはんの物語

🥢 献立

  • 特大秋刀魚の塩焼きと木の子のバルサミコマリネ
  • 大根と黒海苔のチョレギ風サラダ
  • 古代米ごはん
  • 布海苔の味噌汁

✏️ エッセイ

朝から食卓に登場したのは、特大サイズの秋刀魚。
お皿にのせた瞬間に「え?お皿が小さいの?」と一瞬疑ってしまうほどの迫力です。
まるで、サンマのほうが主役で「器は脇役でよろしく」と言わんばかりの堂々たる存在感。

皮はパリッと香ばしく、中からは脂がじゅわっと。ひと口食べれば「はい、これでもう今日は勝ち確」と思える朝です。
横には木の子のバルサミコマリネ。焼き魚に寄り添う和のはずが、なぜか洋の顔までちらりと見せてきます。
「え、サンマにバルサミコ?ちょっと洒落てない?」と心の声が漏れる瞬間。

さらにシャキシャキ大根と黒海苔のチョレギ風サラダ。サラダが加わるだけで、急に朝定食から朝ビュッフェに格上げされた気分。
そして古代米のご飯に布海苔の味噌汁。色も香りも健康感満点で、「今日は午前中から仕事がはかどるはず」と妙に根拠のない自信が湧いてきます。

🍳 レシピ

特大秋刀魚の塩焼き

お皿からはみ出すくらいに大きいサンマちなみにこのお皿は25.5cm!?
材料分量
秋刀魚1尾
適量

作り方

  1. 秋刀魚を洗って常温に戻し水気を拭き取る。
  2. 両面に塩を振り、ノンフライオーブンで皮がパリッとするまで焼く。(常温に戻すことで皮がパリッとします)

我が家はこのノンフライオーブンが大活躍です


木の子のバルサミコマリネ

材料分量
しめじ・舞茸各1パック
バルサミコ酢大さじ2
醤油小さじ1
オリーブオイル大さじ1

作り方

  1. 木の子をほぐし、オリーブオイルでソテー。
  2. バルサミコと醤油を加え、軽く炒め合わせる。

大根と黒海苔とちりめんのチョレギ風サラダ

ちりめんと海苔でカルシウム摂取に成功!黒海苔は色んな料理に使えます
材料分量
大根5cm
レタスとカイワレ大根適量
ほぐし黒海苔適量
ごま適量
ちりめん適量
ごま油小さじ2
塩・醤油少々

作り方

  1. 大根を細切り、レタスをちぎる。かいわれを切る
  2. 全てを和えて完成。簡単すぎて拍子抜け。ちりめんと黒海苔で塩分は十分です

古代米ごはん

材料分量
白米1合
古代米大さじ1

普通の白米に比べて、たんぱく質、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、ナイアシン、リジン、トリプトファン等やさらに、鉄分、亜鉛、カルシウム、マグネシウムなどミネラル成分も豊富に含まれております。

作り方

  1. 白米を研ぎ、古代米を加える。
  2. 炊飯器にお任せでOK。(古代米を多めにしてもモチもちで美味しいよ)

布海苔の味噌汁

材料分量
出汁400ml
味噌大さじ1.5〜2
布海苔適量
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このふのりは天然の旨みがぎゅっ! 食物繊維たっぷり!毎日の健康に!

ホワイトサンタ
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麹歩合10割のまろやかな甘口タイプですが風味はばっちり!

作り方

味噌を溶き入れて完成。

出汁を温め、布海苔を加える。

🍷 ソムリエのひとこと

脂ノリノリの特大サンマ。これを水だけで流すのはもったいない。
合わせたいのは、柑橘やハーブの爽やかさを持つ サンセール(ソーヴィニヨン・ブラン)
ライムやグレープフルーツの香りが秋刀魚の脂をさらりと切り、青いハーブのニュアンスが大根サラダや海藻の香りとも調和します。
「魚にワイン?」と疑う方も、ひと口で「お、悪くない」と頷いてしまうはず。

休日や特別な朝なら、**クレマン・ド・ジュラ(スパークリング)**を。
きめ細かな泡が口の中をリフレッシュし、塩焼きの香ばしさを軽やかに持ち上げてくれます。
朝から泡?…ええ、休日だけの特権です。誰にも怒られません。

ちょっと変化球なら、旨みを伴う**純米吟醸酒(山田錦系)**も意外に好相性。
米の甘みがサンマの脂と寄り添い、布海苔の味噌汁とも橋渡ししてくれます。

🍇 ソムリエのおすすめワインリスト

ソムリエのくんが実際に飲んで、「これは間違いない」と太鼓判を押したワインたちです。

ドメーヌ・ヴァシュロン サンセール/フランス・ロワール
 柑橘やグレープフルーツの清涼感に、青リンゴやハーブの香り。シャープな酸が脂ののった秋刀魚をすっきり流し、大根サラダや布海苔の香りとも相性抜群。
 「魚に白ワインって本当に合うの?」と疑う方、まずはここから試してみてください。

ミッシェル・ティソ・クレマン・ド・ジュラ・ブリュット/フランス・ジュラ地方
 きめ細かい泡立ちとフレッシュな酸味が持ち味。サンマの皮の香ばしさと塩味に泡が重なると、「あれ、定食が一気にレストランの一皿に?」と錯覚するほど。
 休日の朝に“ちょっと特別感”を演出するのに最適。もちろん、出勤前にはおすすめしません(笑)。

而今 純米吟醸 山田錦(三重)
 米の旨みがしっかりありつつ、余韻は軽やかでフレッシュな果実感とジューシーな旨み。。サンマの脂と寄り添うと同時に、味噌汁の出汁や布海苔とも見事にリンク。
 「やっぱり魚には日本酒でしょ」という派にも納得の一本。朝から冷酒…はさすがにハードル高いですが、夜にリベンジしてください。

ケーオーリカーズ
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📌 まとめ

お皿からはみ出す特大秋刀魚に、ちょっと洋風なバルサミコマリネ、韓国テイストのチョレギ風サラダ、そして古代米と布海苔味噌汁。
「定食屋さんか、ホテルビュッフェか?」と迷うラインナップですが、結論はただひとつ。
やっぱり朝の主役はサンマ。お皿を越えても、その存在感は揺るぎません。

🐾 おまけコーナー「ぶーちゃんのひとこと」

「くん、その特大秋刀魚…ぼくのリードより長いんじゃない? でも焼けた香りはズルいよね。朝から全力、これぞ食卓の本気モードだね!」