今日の朝ごはん|カダイフの香ばしさで始まる朝 ― ソムリエが綴る体にやさしい朝ごはんの物語

✏️ ひとくちメッセージ

カダイフの香ばしさと、目玉焼きの黄身が朝日みたいにきらめくプレート。
昨日の疲れがふわっとほどけて、「今日もちゃんと生きてるな」と思える朝。


🌞 今日のエッセイ

キッチンでカダイフを焼く音が心地いい朝。
パリパリと香ばしい香りが立ちのぼると、ぶーちゃんが小首をかしげて鼻をひくひく。
たぶん彼の中では「今日もカフェ営業してるな」くらいの感覚なんだろう。

カダイフにはまって数日。
もともとドルチェで使っていたけれど、
今は“朝の衣”として大活躍。
じゃがいもを包み込むと、香ばしさと軽さが一気に増す。
そこに目玉焼き、クラゲのコリコリ、木の子の旨みが寄り添う。
派手じゃないけれど、
静かな朝に似合う、音のある朝食だ。


🥢 献立

・目玉焼き
・じゃがいもカダイフ巻き焼き
・クラゲと胡瓜とにんじんのマヨネーズ和え
・おおまさりと木の子のオイスターソース餡掛け
・古代米ごはん
・小松菜鶏ガラスープ
・納豆


🍳 レシピ(材料と分量:2人分)


🥔 じゃがいもカダイフ巻き焼き

カダイフの香ばしさに包まれたじゃがいもは、朝にぴったりのエネルギー源。
木の子とおおまさりは腸を整える食物繊維が豊富で、
タンパク質もビタミンもバランスよく摂れる。
クラゲのコリコリ食感はコラーゲンのサイン。
「肌と気分のごきげん補給プレートセット」。
 ※使用した器の詳細はコチラからご覧ください⇩
材料分量
じゃがいも1個
カダイフ適量
水溶き片栗粉小さじ1
オリーブオイル小さじ2
塩・胡椒少々

作り方

  1. じゃがいもを細切りにして水にさらし、水気をしっかり拭き取る。
  2. 軽く片栗粉をまぶし、カダイフで巻く。
  3. フライパンにオリーブオイルを熱し、カリッと香ばしく焼き上げる。
  4. 仕上げに塩・胡椒を振る。

🍄 おおまさりと木の子のオイスターソース餡掛け

材料分量
おおまさり(茹で落花生)10粒
しめじ1/2パック
舞茸1/2パック
オイスターソース小さじ2
鶏ガラスープ100ml
水溶き片栗粉小さじ1
ごま油小さじ1

作り方

  1. ごま油を熱し、木の子を香ばしく炒める。
  2. おおまさりとオイスターソース、スープを加えて軽く煮立てる。
  3. 水溶き片栗粉を加えて餡にし、全体をとろりとまとめる。

🥒 クラゲと胡瓜とにんじんのマヨネーズ和え

材料分量
クラゲ(塩抜き済)50g
胡瓜1/2本
にんじん1/3本
マヨネーズ大さじ1
塩・胡椒各少々

作り方

  1. 胡瓜とにんじんを細切りにし、塩をふって軽く水気を抜く。
  2. クラゲを加えてマヨネーズで和える。
  3. 胡椒を少々振って全体をまとめる。

🌿 栄養メモ

🥔 じゃがいもカダイフ巻き焼き

カダイフの香ばしさの下には、朝にぴったりのエネルギー源・じゃがいも。
ビタミンCは加熱しても壊れにくく、肌の調子を整えてくれるうれしい効果も。
オリーブオイルと組み合わせることで血糖値の上昇をゆるやかにし、朝のパフォーマンスを安定させてくれます。
「外はパリッ、中は優しさ」——そんな朝にやさしい一皿です。

🍄 おおまさりと木の子のオイスターソース餡掛け

おおまさり(大粒落花生)は、たんぱく質と良質な脂質の宝庫。
木の子のβグルカンが免疫力をサポートし、腸内環境を整えます。
オイスターソースのミネラルが疲労回復にも◎。
まるで“食べるサプリ”のようなバランス料理。

🥒 クラゲと胡瓜とにんじんのマヨネーズ和え

クラゲのコラーゲン、胡瓜のカリウム、にんじんのβカロテン。
むくみ予防・美肌・抗酸化の三拍子。
マヨネーズの脂質でビタミンAの吸収もアップ。
まさに“食べる美容液”。

🍚 古代米ごはん

ポリフェノールを含む黒米や赤米は、抗酸化作用が高く血流を促す。
白米とブレンドすることで消化のバランスも良く、噛むたびに甘みが広がります。
地味だけど頼もしい“食卓の縁の下の力持ち”。

🥬 小松菜鶏ガラスープ

鉄分・カルシウム・ビタミンCをバランスよく含む小松菜。
鶏ガラの旨味で吸収率がアップ。
体をやさしく温める“内側のセーター”のようなスープです。

🫘 納豆

腸を整え、免疫を高め、血液をサラサラにする三冠王。
朝食に加えるだけで、1日が軽くなる。
ナットウキナーゼって名前がすでに“仕事してる感”満点です。


🍷 ソムリエのひとこと(夜にペアリングしたくなる)

今日の主役はカダイフと木の子。
朝は香ばしく、夜はワインとともに“余韻のある香ばしさ”へ変わる。
つまり、太陽が沈んでももう一度楽しめる万能選手です。


🍇 ソムリエおすすめワインリスト

👉 ドメーヌ・ワシェロン サンセール(仏/ソーヴィニヨン・ブラン)
柑橘の酸がカダイフの油をリセット。
余韻のハーブ香が木の子と共鳴し、食卓に“森の朝”が訪れる。

👉 ヴィッラ・マリア プライベート・ビン ピノ・ノワール(NZ)
しなやかな赤果実と軽やかな酸。
おおまさりのコクと木の子の旨みをやさしく包み込む。

👉 ドメーヌ・ユベール・ヴェルドロー ブルゴーニュ・シャルドネ(仏)
滑らかな口当たりと樽香が、マヨネーズ和えのまろやかさと好相性。
「朝の余韻を夜にもう一度」そんな飲み方をしたくなる一本。

👉 アルバリーニョ(ポルトガル)
潮風のような塩味がクラゲの旨みにピタリ。
地中海リゾートの朝食みたいに、爽やかな風が吹く。


✨ まとめ

朝の一皿にカダイフを巻いただけで、
食卓に“香ばしい魔法”がかかる。
音、香り、食感。
五感を全部使って味わうと、
ただの朝が「はじまりのごちそう」になる。


🐾 ぶーちゃんのひとこと

「カダイフのパリパリって音、テレビよりおいしい音ね。」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です