ひとくちメッセージ
自家製の食べる辣油を作ったら、まず試したいのが朝ごはん。
低温調理した牛ハツに、胡瓜と長ネギ。
そこへ食べる辣油、辣油、お酢、塩を加えて、さっと和えるだけ。
シャキッとした胡瓜。
しっとりした牛ハツ。
長ネギの香り。
食べる辣油のコクと辛み。
そして、マイヤーフライパンで焼いた半熟目玉焼き。
黄身をごはんにのせて、食べる辣油をちょこん。
ここで事件です。
白ごはんが、目に見える速度でなくなります。
朝から刺激的。
でも、お酢が入るから重たくない。
目覚まし時計よりも、黄身と辣油のほうが頼りになる朝です。
今日の献立
・低温調理牛ハツと胡瓜、長ネギの食べる辣油和え
・マイヤーフライパンで焼いた目玉焼き
・キャノンボールクラゲと山東菜の辛子和え
・ワカメと水菜の胡麻和え
・ごはん
・味噌汁
今日のエッセイ|朝から辣油。でも、ちゃんと朝ごはん。
朝ごはんに、食べる辣油。
この言葉だけ聞くと、少し強そうです。
まだカーテンも半分しか開いていない朝に、いきなり赤い調味料。
食卓だけ、すでにエンジン全開です。
ただ、これが意外といい。
食べる辣油は、ただ辛いだけではありません。
唐辛子の香り、香味油のコク、ごまの香ばしさ、にんにくや香味野菜の余韻。
そこにお酢を少し加えると、朝でも食べやすい、軽やかな和え物になります。
今回合わせたのは、低温調理した牛ハツ。
牛ハツは、しっとり火を入れておくと冷菜にも和え物にも使いやすい食材です。
細切りにして、胡瓜と長ネギを合わせると、食感が一気に立ち上がる。
牛ハツの旨み。
胡瓜の瑞々しさ。
長ネギの香り。
そこに、食べる辣油。
この時点で、白ごはんの身に危険が迫っています。
そして、目玉焼き。
マイヤーフライパンで焼いた目玉焼きは、白身のふちが少し香ばしく、黄身はとろり。
これをごはんにのせて、食べる辣油を添える。
朝ごはんというより、もはや小さな劇場です。
主演、黄身。
助演、食べる辣油。
特別出演、白ごはん。
観客のボクは、黙って箸を持つだけです。
食べる辣油の使い道に迷ったら、朝ごはんが正解
自家製の食べる辣油を作ると、最初は楽しいんです。
「できた」
「香りがいい」
「これはうまい」
そこまでは、とてもいい。
でも、そのあとに問題が出てきます。
で、これ何に使う?
ここです。
ここで冷蔵庫の奥に行かせてはいけません。
食べる辣油は、作って終わりではなく、使ってこそ本番。
ごはんにのせる。
冷奴にのせる。
餃子のたれに入れる。
麺に絡める。
焼いた肉に添える。
野菜と和える。
そして今回みたいに、低温調理した牛ハツ、胡瓜、長ネギと和える。
特に朝ごはんに使うなら、ポイントはお酢です。
食べる辣油だけだと、コクと油分が前に出ます。
そこにお酢を少し入れると、味が締まり、朝でも食べやすくなります。
自家製辣油と食べる辣油の作り方はこちらです。

レシピ|低温調理牛ハツと胡瓜、長ネギの食べる辣油和え

材料
・低温調理した牛ハツ 適量
・胡瓜 1/2本
・長ネギ 1/3本
・食べる辣油 小さじ2〜大さじ1
・辣油 少々
・酢 小さじ1〜2
・塩 少々
※牛ハツの量に合わせて、食べる辣油とお酢は調整してください。
朝ごはんなら、酢をやや多めにすると軽くまとまります。
作り方

- 低温調理した牛ハツを細切りにする。
- 胡瓜を細切りにする。
- 長ネギは白髪ねぎ風に細く切る。
- ボウルに牛ハツ、胡瓜、長ネギを入れる。
- 食べる辣油、辣油、酢、塩を加える。
- 全体をさっと和えたら完成。
おいしく作るポイント
ポイントは、混ぜすぎないこと。
胡瓜と長ネギは、シャキッとした食感が命です。
食べる辣油を入れたら、全体にまとわせるくらいで十分。
牛ハツは細切りにすると、胡瓜や長ネギと一緒に食べやすくなります。
しっとりした牛ハツに、食べる辣油の香ばしさが絡む。
ここにお酢が入ることで、味が一気に締まります。
辛み、酸味、旨み、食感。
朝から全部そろいます。
牛ハツの低温調理はこちらの記事で詳しくまとめています。

低温調理牛ハツは、作り置き朝ごはんに向いている
牛ハツは、きちんと火を入れておくと、かなり使いやすい食材です。
焼きたてで食べるのもおいしいけれど、冷まして細切りにすると、和え物やサラダに向いています。
脂が重すぎず、噛むほどに旨みが出る。
そこに胡瓜や長ネギのような水分と香りのある野菜を合わせると、朝でも食べやすい一皿になります。
今回は食べる辣油でピリ辛にしましたが、酢を入れることで後味は軽め。
「朝から肉?」と思うかもしれませんが、これは焼肉の朝ではありません。
どちらかというと、
冷菜の顔をした、ごはん泥棒です。
こういう人、います。
静かに座っているのに、気づいたら場を持っていくタイプ。
牛ハツ、意外とそういう食材です。
レシピ|マイヤーフライパンで焼く半熟目玉焼き

材料
・卵 1〜2個
・油 少量
・塩 少々
作り方
- フライパンに油を薄くひく。
- 卵を静かに割り入れる。
- 弱めの中火で、白身をゆっくり固める。
- 黄身は半熟のまま仕上げる。
- ごはんにのせ、食べる辣油を添える。
目玉焼きは、朝ごはんの主役になる
目玉焼きは簡単そうで、意外と奥が深い料理です。
白身をきれいに焼きたい。
黄身はとろっと残したい。
でも、焦げすぎるのは嫌。
くっつくのも嫌。
朝から目玉焼きに振り回されると、少しだけ一日が不安になります。
「今日、大丈夫かな」と。
その点、マイヤーフライパンで焼くと、白身のふちがきれいに焼けて、黄身がつやっと残りやすい。
今回のように、目玉焼きをごはんにのせて食べるなら、黄身の半熟感が大事です。
黄身が割れて、白ごはんに流れる。
そこに食べる辣油。
これはもう、朝のごはん泥棒です。
現行犯です。
目玉焼きがきれいに焼けるフライパンがあると、朝ごはんはちょっと楽しい
今回の目玉焼きは、マイヤーフライパンで焼きました。
白身はきれいに、黄身はとろっと。
朝ごはんの目玉焼きがうまく焼けると、それだけで一日が少し勝った気分になります。
黄身を崩して、食べる辣油をごはんに絡める


ここが、今回の朝ごはんの山場です。
半熟の黄身を少し崩して、食べる辣油をごはんに絡める。
辛み、香ばしさ、黄身のコクが一気に混ざって、白ごはんが急に主役になります。
食べる辣油のザクッとした食感。
黄身のとろみ。
白ごはんの甘み。
これはもう、説明より先に箸が出ます。
朝ごはんなのに、少しだけ背徳感がある。
でも、ちゃんと卵とごはんです。
言い訳としては非常に優秀です。
ボクはこういう朝ごはんに弱いです。
なぜなら、食べ終わったあとにこう思うからです。
「もう一杯いけるな」
朝から自分の中の会議が荒れます。
副菜|キャノンボールクラゲと山東菜の辛子和え
今回の朝ごはんプレートには、キャノンボールクラゲと山東菜の辛子和えも添えました。
コリコリしたクラゲの食感。
山東菜のやさしい青み。
辛子の香り。
食べる辣油のピリ辛とは違う、もうひとつの刺激です。
同じ辛みでも、辣油は香ばしくて赤い辛み。
辛子は鼻に抜ける黄色い辛み。
朝の食卓に辛みが2種類。
一見すると攻めていますが、野菜と海藻、ごはん、味噌汁があるので、ちゃんと朝ごはんとしてまとまります。
キャノンボールクラゲの下処理や和え物はこちらの記事で詳しくまとめています。

ワカメと水菜の胡麻和えで、食卓に軽さを出す
食べる辣油、牛ハツ、目玉焼き。
この3つだけだと、朝ごはんとしては少し濃いめです。
そこで、ワカメと水菜の胡麻和え。
水菜のシャキッとした食感。
ワカメのつるっとした口当たり。
胡麻の香ばしさ。
この副菜があることで、プレート全体が重たくなりすぎません。
食べる辣油が主役なら、周りの副菜は少し引き算。
ここで全員が前に出てくると、朝から情報量が多すぎます。
食卓にも、司会進行が必要です。
朝の番組と同じです。
栄養メモ|牛ハツ、卵、野菜で朝からたんぱく質
今回の朝ごはんは、見た目は少し刺激的ですが、内容はかなりバランスがいいです。
牛ハツは、たんぱく質をとりやすい食材。
卵も、朝ごはんに使いやすいたんぱく質源です。
胡瓜、長ネギ、水菜、ワカメ、山東菜で、食感と野菜の軽さも入ります。
味噌汁を添えると、温かさも加わって、朝の食卓としてまとまりやすくなります。
食べる辣油は油分があるので、使いすぎには注意。
でも、少量でも香りと満足感が出るので、朝ごはんのアクセントにはぴったりです。
重たくしたくない場合は、食べる辣油を控えめにして、お酢を少し多めに。
しっかり食べたい日は、黄身とごはんに食べる辣油をのせる。
この調整ができるのも、自家製食べる辣油のいいところです。
ソムリエのひとこと
朝ごはんなので、ワインを合わせる場面は少ないかもしれません。
ただ、これを夜の小皿にするなら、かなり面白いです。
牛ハツの旨み、食べる辣油の辛み、胡瓜の青さ、酢の酸味。
この組み合わせなら、冷やしたロゼや、軽めの赤が合います。
おすすめは、辛口のロゼ。
南仏のロゼや、ピノ・ノワール系の淡いロゼがいいです。
食べる辣油の香ばしさを受け止めつつ、胡瓜とお酢の軽さにも寄り添ってくれます。
赤なら、軽めのガメイや、若すぎないピノ・ノワール。
タンニンが強い赤より、少し冷やして飲める軽やかな赤が向いています。
ビールなら、これはもう素直にラガー。
食べる辣油と黄身とごはん。
そこに冷えたビール。
朝ではなく、休日の昼に移動しましょう。
大人には、そういう判断力も必要です。
ソムリエおすすめペアリング
辛口ロゼ
食べる辣油の香ばしさと、胡瓜の青さ、酢の酸味をきれいにまとめてくれます。
辛みのある料理には、ロゼの果実味がちょうどいいクッションになります。
ガメイ
牛ハツの旨みには、軽やかな赤も合います。
ガメイの明るい果実味と軽いタンニンなら、辣油の辛みを邪魔しません。
ピノ・ノワール
冷やし気味のピノ・ノワールなら、牛ハツの旨みと食べる辣油の香ばしさに寄り添います。
重すぎないタイプがおすすめです。
ラガービール
食べる辣油と目玉焼きごはんには、冷えたラガーもよく合います。
油分をすっと流して、次のひと口を呼びます。
関連記事
今回の朝ごはんに使ったレシピはこちらです。
自家製辣油と食べる辣油の作り方

牛ハツの低温調理

キャノンボールクラゲの下処理と和え物

ぶーちゃんのひとこと

ぶーちゃん
「朝から赤いの出てきた。」
ボク
「食べる辣油です。」
ぶーちゃん
「ボクは見なかったことにする。」
ボク
「ぶーちゃんには辛いのはなしです。」
ぶーちゃん
「じゃあ目玉焼きの香りだけください。」
ボク
「香りだけなら、まあ。」
ぶーちゃん
「それ、いちばん切ないやつ。」
まとめ
自家製の食べる辣油は、作って終わりではなく、使ってこそ楽しい調味料です。
今回は、低温調理した牛ハツ、胡瓜、長ネギを、食べる辣油・辣油・お酢・塩でさっと和えました。
しっとりした牛ハツに、胡瓜の食感。
長ネギの香り。
食べる辣油のコクと辛み。
そこにお酢が入ることで、朝でも重たくない一皿になります。
さらに、マイヤーフライパンで焼いた半熟目玉焼き。
黄身をごはんにのせて、食べる辣油を添える。
黄身を崩して、食べる辣油をごはんに絡めたら、もう止まりません。
辛い。
香ばしい。
コクがある。
でも、お酢と野菜でちゃんと軽い。
食べる辣油の使い道に迷ったら、まずは朝ごはん。
白ごはんと黄身があれば、だいたいの朝はなんとかなります。
食べる辣油を楽しむなら、スパイスとフライパンも大事
食べる辣油は、作ってから何度も使えるのが楽しいところ。
清潔な保存容器に入れておけば、ごはん、冷奴、餃子、麺、和え物にすぐ使えます。
目玉焼きと合わせるなら、きれいに焼けるフライパンもあると朝ごはんがさらに楽しくなります。

コメント