献立
- 大和芋とろろと納豆のぶっかけ蕎麦(白出汁仕立て)
- おぼろ豆腐を岩塩胡麻油で
- 蒸しキャベツとちりめんと鰹節のポン酢かけ
- 〆の蕎麦湯
✏️ 今日のエッセイ
朝の台所で大和芋をする音は、まるで「今日も元気に始まります」のオープニングジングル。粘りが糸を引くたびに気持ちもスイッチオン。そこに納豆が加わると、粘りと粘りの応援団タッグ。白出汁が全体をまとめてくれるので、まるでベテラン司会者つきの番組進行です。
おぼろ豆腐は岩塩と胡麻油で。豆腐のやさしい甘さに岩塩のミネラルがキラリ、胡麻油の香ばしさがふわり。手短なのに「食卓の俳句」みたいに余韻が残ります。
蒸したキャベツに、ちりめんと鰹節をのせてポン酢を回しかければ、爽快な酸味が朝の空気を一層澄んだものに。口の中で「和風ロックフェス」が開演するようでした。
そして、最後の蕎麦湯。とろみある温かさが喉をすべり落ちると、体の奥から「よし、今日もいける」と小さな拍手が聞こえてくるようでした。
🍳 レシピ
大和芋とろろと納豆のぶっかけ蕎麦(2人分/白出汁仕立て)
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 蕎麦(乾麺) | 2人分(180g) |
| 大和芋 | 150g |
| 納豆 | 2パック |
| 卵黄(お好みで) | 1個 |
| 白出汁 | 大さじ3 |
| 水 | 大さじ3 |
| 薬味(ネギ・刻み海苔・わさび少々) | 適量 |
“そば通”を名乗るならコレ。家で食べても、信州の風が吹きます
作り方
- 蕎麦をゆでて冷水でしめる。
- 大和芋をすりおろす。白出汁と水を合わせて割り出汁をつくり、とろろに混ぜる。
- 器に蕎麦を盛り、とろろ・納豆・卵黄をのせる。
- 薬味を添えて完成。
おぼろ豆腐を岩塩胡麻油で(2人分)
豆腐もサラダも、器に入れた瞬間にワンランク上。皿の魔法です
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| おぼろ豆腐 | 1丁 |
| 岩塩 | 少々 |
| 胡麻油 | 小さじ1 |
作り方
- 器におぼろ豆腐を盛る。
- 岩塩をふり、胡麻油を回しかける。
蒸しキャベツとちりめんと鰹節のポン酢かけ(2人分)
キャベツもじゃこも、ここに盛ると急に主役顔。器ってズルいですね
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| キャベツ | 1/4玉 |
| ちりめんじゃこ | 大さじ2 |
| 鰹節 | ひとつかみ |
| ポン酢 | 大さじ1〜2 |
ご飯にのせても良し、炒めても良し。“万能助っ人”が冷蔵庫に常駐
削りぶしの香りはまるで舞台の幕開け。和食のオープニングテーマです
かけるだけで料理上手になります。まさに“魔法のしずく
作り方
- キャベツをざく切りにして電子レンジで蒸す。
- ちりめん・鰹節をのせ、ポン酢を回しかける。
〆の蕎麦湯
蕎麦をゆでた後の湯をそのまま器へ。
ほんの少し醤油を垂らしても美味。
🍷 ソムリエのひとこと
「粘り」と「発酵」のダブル主演。そこに白出汁と蕎麦湯という脇役が加わり、舞台全体が日本らしい落ち着きに包まれる。ワインや日本酒はその音楽隊。強すぎず、そっと寄り添う選曲が正解でした。
🍷 ソムリエのおすすめワインリスト(4本/新提案)
アルバリーニョ(スペイン・リアス・バイシャス)
👉 潮風を思わせるミネラル感が、ちりめんや鰹節の旨みと響き合う。
蕎麦の香ばしさにも軽やかに寄り添い、「海辺の朝ごはん」のような清涼感。
グリューナー・フェルトリーナー(オーストリア)
👉 白胡椒のニュアンスがキャベツやポン酢の酸味と絶妙に調和。
納豆の発酵香をリフレッシュし、食卓に爽快なリズムを与えてくれる。
マコン・ヴィラージュ(フランス・ブルゴーニュ南部/シャルドネ)
👉 果実味が柔らかく、おぼろ豆腐や大和芋の甘みにしっとり寄り添う。
朝の食卓を「縁側のひなたぼっこ」みたいに穏やかに演出。
にごり酒/どぶろく風(日本)
👉 優しいとろみと甘酸っぱさが蕎麦湯とシンクロ。
発酵食品との相性は抜群で、「発酵仲間たちの同窓会」のような安心感。
✨ まとめ
大和芋・納豆・蕎麦という王道の和の組み合わせに、豆腐やキャベツが加わり、栄養とやさしさを両立させた食卓。発酵と粘りが支える朝ごはんは、体を内側から整え、軽やかに送り出してくれました。
🐾 おまけコーナー|ぶーちゃんの朝散歩
落ち葉を踏む音に耳を立て、鼻をクンクン。帰宅すると、納豆の香りに少し顔をしかめてから「でも、僕のごはんはカリカリでいいや」と言わんばかりにしっぽをフリフリ。今日も元気にスタートしました。