【朝ごはんレシピ】天ぷらとモロヘイヤ味噌汁で始める健康和朝食|ソムリエが綴る食卓の物語

◉天ぷら盛り合わせ(ハゼ、無花果、タコ、大葉)
 → 朝なので軽めの衣でサクッと仕上げました

◉トマトとディルの赤ワインビネガーマリネとパールモッツァレラのサラダ
 → マリネ液をそのままドレッシングに

◉平湯葉とちりめんのオリーブオイルマリネ
 → ポン酢をほんのり効かせて

◉残った天かすとモロヘイヤの味噌汁

◉オーツ麦ごはん

みなさん、おはようございます。
朝から天ぷら?と驚かれたかもしれませんが、実は軽やかな衣で揚げると、油っこさも感じにくく、むしろ爽やかに一日のスタートを切れるのです。

ハゼの天ぷらは川魚ならではの淡白な旨み。そこに「カリッ」とした衣が加わると、まるで夏祭りの屋台を思い出させてくれます。無花果の天ぷらは、揚げることで糖度がぎゅっと凝縮され、まるでデザートのよう。タコは噛むほどにじゅわりと旨みが広がり、大葉は清涼感を添えてくれます。

そして、今日の味噌汁の主役はモロヘイヤ。アラビア語で「王様の野菜」とも呼ばれるほど栄養価が高く、βカロテンやカルシウム、カリウム、さらには食物繊維も豊富。抗酸化作用で夏の疲れを和らげ、胃腸を整えてくれる頼もしい存在です。残った天かすと合わせることで香ばしさも増し、栄養と旨みを一杯でいただける“朝の滋養スープ”となりました。

一方、サラダは赤ワインビネガーの酸味を効かせて朝向きに。平湯葉とちりめんのマリネはオリーブオイルで「和」と「洋」のあいさつ代わり。最後はオーツ麦入りのごはんで食物繊維もプラスして、体の中から一日の調子を整えます。

栄養と遊び心がしっかり詰まった、そんな朝ごはんになりました。

◉レシピメモ(材料・分量つき)

天ぷら盛り合わせ(2人分)

  • ハゼ … 2尾(三枚おろしして一口大)
  • 無花果 … 1個(縦に4等分)
  • タコ … 80g(ぶつ切り)
  • 大葉 … 2枚
  • 天ぷら粉 … 50g
  • 冷水 … 80ml
  • 揚げ油 … 適量
  • 塩 … 少々

👉 薄力粉と冷水を軽く混ぜて衣を作り、食材をサッとくぐらせ180℃で揚げる。


トマトとディルの赤ワインビネガーマリネとパールモッツァレラのサラダ

  • ミニトマト … 6個(半分にカット)
  • ディル … 2枝(葉を摘む)
  • パールモッツァレラ … 8粒
  • サニーレタスやフリルレタス … 適量

【マリネ液(ドレッシング兼用)】

  • 赤ワインビネガー … 大さじ2
  • オリーブオイル … 大さじ3
  • 塩 … 小さじ1/3
  • 黒胡椒 … 少々

👉 トマトとディルをマリネしておき、盛り付け時にモッツァレラとレタスを加える。


平湯葉とちりめんのオリーブオイルマリネ

  • 平湯葉 … 80g(生湯葉をほぐす)
  • ちりめんじゃこ … 15g
  • オリーブオイル … 大さじ2
  • ポン酢 … 小さじ1/2

👉 湯葉とちりめんを合わせ、オリーブオイルで和え、最後にポン酢を垂らす。


残った天かすとモロヘイヤの味噌汁

  • モロヘイヤ … 1/2袋(葉を摘む)
  • 天かす … 大さじ2
  • だし汁 … 400ml
  • 味噌 … 大さじ2

👉 だし汁を温め、モロヘイヤをさっと煮て火を止めてから味噌を溶き、最後に天かすを加える。


オーツ麦ごはん

  • 白米 … 1合
  • オーツ麦(押し麦タイプ) … 大さじ3
  • 水 … 適量(炊飯器目盛りに合わせる)

👉 白米とオーツ麦を一緒に炊飯。

天ぷらというと夜のイメージですが、朝にいただくと油が重たくならず、むしろ身体を温めてくれる心地よい一皿になります。衣を軽く仕上げたことで、魚や野菜の個性がそのまま引き立ち、ワインと合わせても食材の持ち味を損なわないのがポイントです。

例えば、無花果の天ぷらには自然な甘みがあるため、白ワインやシャンパーニュのドサージュが少しあるタイプを合わせると、果実味が重なり合って「甘やかな朝」を演出してくれます。タコやハゼのように旨みの強い素材には、酸味のしっかりした辛口ワインを合わせると口中が引き締まり、次の一口が恋しくなるでしょう。

そして忘れてはならないのがモロヘイヤの味噌汁。抗酸化作用のあるβカロテンを含むモロヘイヤは、ワインを飲む方にとっても心強い野菜。体を内側から整えてくれる一杯で、一日のスタートを快活に切ることができます。

シャンパーニュ・ブリュット・ナチュール

→ 衣のサクサク感を爽快な泡が引き締めます。油分を軽やかに流し、ハゼやタコの旨みをすっきりと際立たせる“朝の贅沢リセットワイン”。

ジュラのシャルドネ・スー・ヴァル(sous voile)

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 → 無花果の天ぷらや湯葉のマリネに寄り添う、ナッツやドライフルーツを思わせるニュアンス。酸化熟成による複雑味が、朝の食卓に少しだけ「哲学的な余韻」を与えてくれます。

アルヴァリーニョ(ポルトガル・ミーニョ地方)

→ トマトの赤ワインビネガーマリネやディルの爽やかさにぴたり。柑橘のような香りと海風を思わせる塩味が、朝のサラダをまるで“海辺のブランチ”に変えてくれる一杯。

今日の朝食は「油と酸味のリレー」。天ぷらの油を赤ワインビネガーやポン酢で切り、さらに味噌汁で整える。和と洋が軽やかに交差する一膳となりました。

そして、オーツ麦ごはんで腸に優しい食物繊維を、モロヘイヤで抗酸化作用と滋養を。食べ終えた後には「よし、今日も一日いけるぞ」という小さな自信が芽生えます。

朝ごはんは単なる栄養補給ではなく、一日の調子を整える舞台装置。そこにワインをほんの少し添えると、朝から心に拍手が鳴り響くような、豊かな時間に変わります。

朝6時。まだ空が白んで鳥の声が聞こえはじめる頃。
ぶーちゃんは「もう少し寝たいなぁ」という顔で丸まっていますが、リードを見せた瞬間に瞳がきらり。玄関まで走っていき、「さぁ行こう!」と尻尾を振ります。

公園に着けば一気にギアが入ります。芝生の上を駆け抜け、階段は一段飛ばし。
――「6時8分、ぶーちゃん軽快なダッシュ! ここで華麗なターン! 観客は朝露に濡れた草花と、まだ寝ぼけ顔の私ひとり!」
そんな実況が自然と口をついて出ます。

ひとしきり走り終えたあとは木陰で小休止。涼しい風を感じながら、ぶーちゃんの鼻先はすでに「次の楽しみ」へ。そう、散歩のあとの自分の朝ごはんです。

「今日はいっぱい走ったから、ごはんが絶対においしいはず! くんの朝ごはんより、ぼくのごはんが先だよね?」

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白ソーセージとヴァイツェンで味わうバイエルン流の朝ごはん|ソムリエが綴る食卓の物語

◉白ソーセージのグリルと茄子とズッキーニのアンチョビローズマリーソテー粒マスタード添え

◉パプリカとブロッコリーとパールモッツァレラの味噌ドレッシングサラダ カカオニブとトリュフを散らして

◉胡瓜とキウイとタコのミントすだちマリネ

◉トマトとディルの赤ワインビネガーマリネ

◉エルディンガー・ヴァイツェン

本日の主役は「ヴァイスヴルスト」。

保存料を使わない伝統製法ゆえに「午前中に食べる」ことが習わしとなった、バイエルン地方の白ソーセージです。

現地では白ビールとともに楽しむのが常。

というわけで今朝は、同郷の エルディンガー・ヴァイツェンをグラスに。

ふわりと立ちのぼるバナナやクローブの香りが、ソーセージのやさしい旨みを包み込む瞬間――「ああ、文化って理にかなっている」としみじみ思わされます。

ローズマリー香るズッキーニと茄子は、白ソーセージの舞台をそっと支える名バイプレーヤー。

味噌ドレッシングにカカオニブとトリュフを削ったサラダは、朝から“いたずら心”をのぞかせます。

すだちとミントで仕上げたタコとキウイのマリネは、まるで海と果樹園の出会い。

最後に赤ワインビネガーで締めたトマトのマリネが、食卓に赤いアクセントを添えます。

朝食なのに「晩餐」のよう。

でも、それを許してくれるのが食卓の魔法です。

白ソーセージのグリルと野菜ソテー

白ソーセージ … 2本 ズッキーニ … 1/2本(輪切り) 茄子 … 1本(厚めの輪切り) アンチョビフィレ … 2枚 ローズマリー … 1枝 オリーブオイル … 大さじ1 粒マスタード … 適量

作り方

フライパンで白ソーセージを弱火でじっくり焼き、軽く焼き色をつける。 別のフライパンにオリーブオイルを熱し、アンチョビとローズマリーを香りが立つまで炒める。 ズッキーニと茄子を加えてソテーし、白ソーセージと一緒に盛り付ける。粒マスタードを添える。

味噌ドレッシングサラダ

ブロッコリー … 小房6つ(軽く茹でる) パプリカ(黄) … 1/2個(細切り) グリーンリーフ … 適量 パールモッツァレラ … 8〜10個 カカオニブ … 小さじ1 トリュフ … 少々(削る)

ドレッシング

味噌 … 小さじ2 酢 … 大さじ1 オリーブオイル … 大さじ2 トリュフゼスト味… 小さじ0.5

作り方

ドレッシングを混ぜ合わせる。 野菜とモッツァレラをボウルに盛り、ドレッシングを和える。 仕上げにカカオニブとトリュフを散らす。

タコとキウイのミントすだちマリネ

茹でタコ … 80g(一口大に切る) 胡瓜 … 1本(細切り) キウイ … 1個(角切り) すだち … 1個(果汁を絞る) ミントの葉 … 数枚 塩 … 少々 オリーブオイル … 小さじ2

作り方

タコ、胡瓜、キウイをボウルに入れる。 すだち果汁、オリーブオイル、塩を加えて軽く和える。 ミントを添えて器に盛る。

トマトとディルの赤ワインビネガーマリネ

トマト … 2個(くし形に切る) ディル … 少々 赤ワインビネガー … 小さじ2 オリーブオイル … 小さじ2 塩 … 少々

作り方

ボウルに赤ワインビネガー、オリーブオイル、塩を混ぜる。 トマトを加えて和え、ディルを散らす。

「午前中に食べる白ソーセージ」に「朝からヴァイツェン」。

一見ユニークですが、実はとても合理的。ソーセージの柔らかい旨みと、ビールのフルーティな香りが寄り添う瞬間は、文化の結晶のようです。

もちろんワインでも素晴らしいペアリングが楽しめます。

白ソーセージ × ドイツ・リースリング

サラダ × 樽熟シャルドネ

タコキウイマリネ × シャンパーニュ

トマトマリネ × プロヴァンスのロゼ

朝のひとときを「旅の食卓」に変えてくれる組み合わせです。

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午前中にしか味わえないソーセージ、そして朝から立ちのぼるビールの泡。

それは「一日の始まり」を祝福するための、小さな儀式のようです。

食卓は国境を越え、文化を結ぶ。

今日もまた、旅するような朝をどうぞ。

🐕‍🦺公園に着いたら“少年”に戻る犬

10歳半。人間で言えばすっかりベテランの年齢のぶーちゃん。

朝、布団の上で寝ぼけ眼をしている姿は「今日はお散歩、ちょっと遠慮しておきます」とでも言いたげです。

その気持ち、よくわかります。人間だって月曜の朝はベッドから出たくないものですから。

ところが、公園に一歩足を踏み入れた瞬間。

目の輝きが変わるんです。

「さっきまでのぐずぐずモードはどこへ?」と聞きたくなるほど。

階段を見ればスプリンターのように駆け上がり、広場を見れば少年のように走り回る。

そのはしゃぎっぷりに、思わずこちらも笑ってしまいます。

毎朝繰り返されるこの変身劇。

気分が乗らない日でも、公園に着けばテンションが上がる。

――これは犬も人も、あまり変わらないのかもしれません。

「結局、やると決めたら楽しめる」

ぶーちゃんの姿から、そんな人生訓を毎日もらっている気がします。

白ソーセージ ドイツ風ソーセージ ミュンヘン ヴァイスヴルスト

スカーリアさんのアンチョビ

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マイユ 粒マスタード

シェフズチョイス オーガニックローカカオニブ 有機JAS

トリュフゼスト

赤ワインビネガー

溶岩プレート

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